実録ものとして悪くないし、ポールがイタリアの夜の市街地を彷徨って逃げるシーンは結構ハラハラした。しかし無駄が多い脚本のような。
超面白いけどわりとどうでもいい話。なのに無駄がなくて上手。吸血鬼ノスフェラトゥの不気味さとか、サンライズのあまりの甘美な映像と純真さとは全く違う。
期待しすぎた。全体としてはよかったけれど3つの灯火のエピソードがいらなかった気が。少しだれる。
でもこういうラングの惑わされる存在っていうテーマは後の扉の陰の秘密や飾り窓の女とかに繋がってるんだろうな>>続きを読む
ありえないくらい面白い。ラスト10分の、大久保が追い詰めた男(名前忘れた)が
追い詰められて立ち尽くしたところに、ざっ!と銃→人間のショットに思わず唸ったし、とにかくラスト10分くらいが最高
大久保ト>>続きを読む
やっぱ普通にエイゼンシュテインすごい。強烈ショットだらけ。冒頭の工場で働く労働者を影→労働者階級の闇と労働者の心の表れだし、ラストのと殺された牛と労働者の虐殺の対比はあまりにも有名。
赤ん坊の泣き声、お隣から聞こえる何やら楽しげなジャズ、猫の鳴き声…。サイレントからトーキーへのトーキーの幕開けと言っていい音の再現の現実化が著しくわかりやすく現れている。猫の鳴き声を聞かせてから天井で>>続きを読む
普通に面白かった。劇伴がこれでもかってくらい下手でカメラの視点を意識しすぎていたのには工夫があってあえていい。
ダイアンクルーガーはエロくない。
一つのイメージから類似していたり、様々な角度から見た、人間が見る眼の世界を変形させたんだと思った。しかしジェームスディーンに憧れている男がでてきたり、ブルーベルベットが流れたりしたのは少しおかしかった>>続きを読む
手のオブジェのショットを念頭に、眠りなついた?かと思われる男が着替えだしてシャツのボタンを留めていくのをカメラで追う。トイレに入ったと思われたが、そこから徐々に崩れ始める。鼻に指をつっこまれたら鼻から>>続きを読む
女性らしい、映画と言ってしまうとジェンダー論的なことを考える映画のきっかけになる。しかしやはり生物学的に女性から赤ん坊が生まれるので雌雄をキャベツとして表現するのが敢えてなのがいい。