TsugumiAkimitsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

TsugumiAkimitsu

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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

夫婦も1人の人間同士。それぞれ生き方をリスペストしたうえで共に歩む覚悟がなければ、長く続けていくことは難しいんだなー。理屈では語れても設計通りにはいかないんだろう。
ただ、お互いの状況を知り、余裕が生
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

ウエスト・サイド・ストーリー観て、アンセル・エルゴートが気になって観た。
口数は少ないけど、信念がある優しい青年。表情から伝わる純粋さ。法廷で彼を護る人たちの証言で救われた〜。
言葉や行動の端々に人格
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

5.0

久しぶりに、「映画」たるものを浴びせられた気がする。いまだにスピルバーグの作品をリアルタイムで映画館で観られるなんて、感服。オリジナルすら知らず、初見だったこともあって、観てる最中も、映画館を出て街を>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

クライマックスが原作と少し違ってドキドキした。小説はストーリーは良いものの説明的すぎて、形容表現の余韻を味わいたいタイプの私には少しうるさく感じていたけど、映画は無駄な部分を削ぎ落とし、喫茶店の中で起>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.5

悲しすぎる・・起きる必要のなかった事件、事実を受け止めるのはキツい。人間の「疑い」って本当に恐ろしいものなんだな。。事実は変えられないけど、一筋だけでも救いがあったのは良かった。
もしも、自分の身近で
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

4.0

独身だろうが既婚だろうが、どちらにせよこの世には、女が生きていくなかであらゆる弊害が忍び寄ることを、改めて現実的に思い知らされる。
出てくる男性がことごとく知性も教養もなく(敢えて誇張されていると思う
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.5

食事とか日々の暮らしを淡々と描いたものかと想像してたら、思ってたより青春キラキラな群像劇だった。
すっきりとまとまったかんじ。

片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.5

片桐はいりの魅力をフルパワーで発揮させた短編集。わけがわからん・・と思いつつも「何も考えるな、感じろ。」っていう言葉を思いつき、自分に言い聞かせた。
こういうシュールな作品群すらも、見応えを与える部分
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

「言えない、忘れたい、覚えてない」で葬り葬られがちであり、すぐそこにある現実。目を背けるなよ、と全身に一本の太い管を差し込まれた気分。
結果、虚しく哀しい結果ではあるけれど、なんとなく爽快さも残る。
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

A24の映画は唯一無二で大好きだけど刺激が強すぎて人におすすめはしない。レディバードはする。

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.5

ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナン。自分と近いか遠いかはさておき、どの作品であってもこの2人が演じる女性は好きになる。そんな2人が共存したひとつの画を眺められること自体が贅沢。美しいことは当>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

4.5

昭和のはじめを生き抜いた人びとがいたからこそ、私たちは生まれ生かされているのだなと当たり前のことを痛烈に思う。歴史の教科書を試験のために読むよりも、身近に暮らす祖父や祖母をはじめとした周囲の人たちの当>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

すぐ近くの街で、こんな風に誰かの日々が流れているんだろうし、自分の日々も描かれる可能性はいくらでもあるんだなあと思えた。たまに小さな事件が起きたり、期待するほど何も変わらなかったり、みんなそれぞれに悩>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

人はみんな、生まれながらのおひとり様なの。誰かといるには努力が必要なの。

それ私!それ私!それ私!の連続で、痛みも喜びもリアルだった。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

クリスマスだからという理由を持って、大切な人に想いを伝える人々に勇気をもらえる。愛が溢れていて、幸せな気持ちになった。

ばるぼら(2019年製作の映画)

4.0

都会が消費した老廃物。人は自ら生きる世界を選ぶことはできないのだろうか、産み落とされた世界で、生きていかなければならない理由は何なのだろう。
欲望に溺れる醜い人間の有り様、堕ちていく生活がスリリングで
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

しなくてもいい無理をしてしまう、失うことの怖さを知らなくて未成熟などうしようもない年頃、そんな時期をどう過ごしたかということは僅かかもしれないけれど、青年となる頃には芯や核として勲章のように残るのだろ>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.0

みんなが生きるエネルギーがあり、人物たちが発することばや夕暮れの街からも活気が溢れる日本の古き良き時代。スマホとか、コンピューターが生まれる以前、シルクスクリーンを刷り新聞をつくることや坂の上から海に>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

4.5

原作を読んでいて想像した情景が、映像になることで、文字通りさらに立体感を増して伝わってきた。それは痛くもあり、あたたかくもあった。このような若い2人の男女がこの東京という街にはいくつも存在するのだろう>>続きを読む