瑚海みどりさんの映画レビュー・感想・評価

瑚海みどり

瑚海みどり

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.7

とにかく愛が詰まっていた。
どんな形であろうと、2人は離れはしない。
人生イコール旅とも言うが、2人は最後にまさに旅に出た。
でも旅からはいつか帰って来なければ。
どうやって旅を終わらせるかは、自分の
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.0

世界一の山を世界一危険なルートで挑む男もエライこっちゃだが、その後を食らいついていくカメラマンも大概にしろ、と思うのは山に興味が無いど素人だからか。

人がなんと言おうと貫く人間の性ってなんなんでしょ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.3

キングコングと言ったら、美女と野獣の恋であったが、この作品は、野獣VS野獣。ていうか、敵が、もはや怪獣。
人間ドラマがおまけにしか感じられない。
なんたって巨神の話ですから。

いつの時代もキングコン
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.9

この作品を裁判劇と呼ぶには、あまりにも犠牲者に対しての敬意がなさすぎる。
ホロコーストがなかっただなんて、未だに言い続ける者たちがいるとは。

あったか、なかったかではなく、事実あったのだ。
自分の信
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OUT(2002年製作の映画)

3.0

ドラマ版は何度も観たが、改めて映画版。

クソ夫やら借金地獄、口もきかない息子にリストラ夫。
次から次へと巻き込まれ。
女が手を切るには、最終手段しかないのか。

女もまあ腹立つキャラクターが揃ったも
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レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

3.0

過度な演出は一切なく。
今は表立って問題視されることはなくなった
部落差別がベースにあるわけだが、
積年の恨みをはらしてやるという思いが見えづらかった。

吉川晃司の気味悪さは、もっと観たかった!
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.6

日本に住む日本人には程遠いニュースでしか知らされない難民申請して、人種差別など、下手すると肌感覚が伝わりにくい世界だったりする。
わかることは、他人にも優しくなる人が存在すること。
問うたのは、自分も
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

とにかく前向き。そして優しい。
各々に悩みはあるが、自分の恐怖に立ち向かうんだと言う意思が、すでに前向き。

人間が演じていたらもっと複雑な描きを求めてしまうだろうが、擬人化されたアニメで音楽満タンな
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.7

何ともフワッとしたストーリーだが、
男娼のマイクに与えられた発作性睡眠という持病が、また何とも不思議な感覚にしてくれる。

時々挿し込まれるカットも非日常感を演出していて、さらに気が遠くなる。

リバ
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

ヒトはどんな暮らしをしていようが、
生きるということを止められない限り
生きようと知恵がわくものなのか。

健康であっても生きることを自らやめてしまう者もいる世の中で、
彼のエネルギーに感服する。

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.4

名作。

アニメになっても、変わらずキュンキュン。

なんかいいよね。

レオン(1994年製作の映画)

3.6

ニキータの幼い頃という説もあるが、
レオンにとっても出会うべくして出会った存在。

人を尊いと思ったり、憎いと思ったり。

ココロに咲いた花は枯れない。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

のっけからパンチが効いていた。
半ばで思いっきりハッキリ出てくる
REVENGEの文字。

そう言う描き方もあったか!

トムフォードのこだわった究極の映像美と
物語で描かれていく人間の醜さ。
覆水盆
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

久しぶりの娯楽ホラー。
ホラーと言っても、少年少女たちの冒険物語とでも言うか。
みんなが一致団結して恐れなければ、最後には勝つ!
ソレは、ナニ?人生にって話?社会に?
とでも言いたくなる、オハナシ。
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

ロマンチックな作品。

でもギルは言う。
別の時代を憧れるようになる。
現在って不満なものなんだ。

どの時代に生まれても、いつでも逃避したいもの。
言い当てている。

そっか。
現代に生きようと思わ
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アンテナ(2003年製作の映画)

3.0

田口ランディ原作と聞いて、盗作疑惑の目もプラスしてしまったりするが・・
ただし、熊切監督らしい陰鬱な世界観は、台風の季節にはもってこいの作品だった。

途中、胸が苦しくなるようなシーンも用意されていて
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.1

長年にわたる公私のパートナー・ピエールベルジュ氏が、サンローランはアルコール、ドラッグに手を出した、神経症に悩んだと語るが、画は次々とサンローランを囲んだ圧倒的な数の美術品らを映し出していくので、その>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.4

とんだサイコヤローのお話。
ホントに居そうで笑ってもいられないかと、ギョッとする瞬間も。

80年代の音楽がふんだんに使われてるからか、80年代のミュージックビデオでもこんなストーリーあったんじゃない
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セカンドバージン(2011年製作の映画)

2.6

極力、過去を描かないことにしたんだろうが、返ってソレが二人の繋がりはカラダが全てか?と思えてしまう。
もう少し惹かれ合うとこを見たかった。

セカンドバージンと言ったら、歳下のオトコとの恋愛というイメ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

前作の大ファンとしては、観なくてはならない作品。
暗い空、よく降る雨、混沌とした地上、あの音楽、ちょいちょい日本語出してくるあたりなんかは、やはりブレードランナーであった。

だが、内容はかなりネタが
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.1

語り過ぎ感が拭えない、、
こんなに少年少女はコトバにするのだろうか。

大友の存在が現実に引き戻してくれる。

フェンス(2016年製作の映画)

3.5

もし、現代でこんな男がいたら、女は子供を連れて出て行く選択をするだろう。
何もトロイが特別なわけではなく、こんな男は昔はよくいた。
男の責任と繰り返しながら、自分だけが苦労してきたかのように家族に振る
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野火(2014年製作の映画)

3.6

もし、戦争をやりたいと思う輩がいたら、この作品を観るべき。
オマエ!こんなことになるぞ!と。

フィリピンの景色が美し過ぎて、どうでもよくなる瞬間があるが、目を背けてはいけない。

ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で(2016年製作の映画)

3.3

こんな感覚、誰もが人生一度は通るのではないか。
何者かになりたい。
空虚な時間がある限り迫ってくる感覚。
考える必要がないよう、埋めていかなければならない。
オトコでも、クスリでも使って。彼女は、埋め
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

何が起因かよくわからないが、そこはどうでもよい、ヒューマンドラマパニック映画だった。
こういうことは、そうそう起こらないだろうが、人間が出ちゃう瞬間だ。

デブのイケメンによって成長させてもらったパパ
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.8

事の発端は、戦争が人を狂わすことからだが。

信仰は人を救うためにあるのではないのか。
信仰によって頭を支配され、大事なものを見落としてしまった院長。

捨てる神あれば拾う神あり。
生きていく知恵は、
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.7

クソヤローと、皮肉のオンパレード。
フランス映画の醍醐味?と言わざるを得ないくらい、ハリウッドのハッピーエンド映画とは、大違い。イザベルユペールが出てるから?

ハリウッド女優が逃げたと言われてる映画
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カフーを待ちわびて(2009年製作の映画)

-

沖縄の土地のチカラが働いたラブストーリー。
何処にいても生きていくのは大変だが。
島人の大変さが背景に描かれていることで、オトコとオンナが簡単に結ばれない歯がゆさが生きてくる。

とにかく沖縄の道端が
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ハブと拳骨(2006年製作の映画)

-

ちょっと脇の役者のセリフが聞き取りづらく、細かいことが分からなかった。
もう少し画のトーンが明るいと、表情がよく伝わるのだが。

石田えりの存在感は大きい。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.2

あまりにも完璧な踊りに、ホントに実在する人間なのかと疑う。
ダイナミックで繊細な踊り。
彼につきまとう、家族とのしがらみ、孤独感。
頂点を極めても、ソレは拭われるものではない。
虚しさがつきまとう。
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怒り(2016年製作の映画)

3.7

熱演は伝わるのだが、怒りの根底が伝わらない。犯人の闇がサラッとしか描かれていないので、ただの偶然で夫婦は殺されたのかよ!と、そこに怒りを感じる。

広瀬すずが、怒るのは分かる。

昼顔(1967年製作の映画)

3.3

性に関しては強制できないが、妻は欲を満たす手段を外に選んだ。
ある意味、身勝手な行動が、犠牲者を生む。
因果応報だと言って、道徳を教える映画か。

夢のシーンが交錯するが、意外と残酷。
行間を感じさせ
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他人の顔(1966年製作の映画)

4.2

顔を失ったことで、男は妻さえをも信じられなくなっていった。
妻だけは、全てを受け入れているというのに。

セット全てが美術であり、原作含め芸術作品であった。

半分顔がケロイドの娘は、ただただ美しかっ
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砂の女(1964年製作の映画)

4.0

砂が沈んでいく有様が、男がここでの生活から抜け出せなくなる様を連想させる。
利用されているうちに、自分の好奇心を試すのに利用できるかと変化していく男。
女は、ただただ受け入れてそこに存在していただけだ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

お兄ちゃんの人生も描かれてる瞬間があってよかった。
一人っ子だったらこんな風に早く道を見つけ出せてなかったかもしれない。
敵も味方につけていく強さは、仲間がいるからに違いない。
仲間を見つけた自分に感
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