ああいう夫だから、その夫に沿うように努力する妻がいる。
ヒトの関係は二人で100。どちらかが押せば反対側は押された分引く。
引いた妻は歪んでしまった。
子ども達は、冷静に見ている。
ただし、すべての関>>続きを読む
自分を認めてもらえない寂しさは闇の力を生んでしまう、ソレは人間でも魔法使いでも同じことということか。
ハリーポッターのような随所に散りばめられたワクワク感を期待してしまうと、正直ちょっと違ったかと。魔>>続きを読む
人間は、愛されたい、認められたい。
この就職活動においても、内定が決まらなければ自分という人間は、世に認められなかったんだ!と、ハンコを押されたようなショックを受ける。
が、しかしそんなことは言って>>続きを読む
どこの国でも老いることを受け入れるのは難しいのであろうか、どんな時代でも。
だから、賢者の石が欲しいのか。
少女の死をきっかけに、ドンドントチ狂っていくジーナローランズの役は、このまま女優生命を断つの>>続きを読む
姉妹ながらの女同士でも相入れない距離。
近いのに近くない2人の女。
母親を見ている息子。
ホテルマンの距離の方が誰よりも近かった。
男もロクでもねぇが、トンデモナイ女を引き寄せてしまった。
度を越している。
事実というのだから、人間の欲はこんなもんなんだと思い知る。
こういう女は定期的に世界中で発生する。
主演女優の柄がこれまた>>続きを読む
裁判劇ではあるが、証言もどこまでが真実か定かではない。
姉妹とは言っても、女同士であり、同志ではない。
母親としてはどちらも、幸せになって欲しかった自分の娘たちには違いないが。
証言台に立つ役者含め、>>続きを読む
全ては因果応報なのか。
それとも八坂が負なのか。
類は友を呼ぶのか。
陰鬱な空気に刺す、のんきなオルガン。
陰と陽は背中合わせ。
弱い者が弱い者を傷つける。
誰が悪いのかわからなくなる。
誰にも償えない結果となる。
本当の話は、こういうことになるのだろうと、どうしようもない気持ちになった。
女によって巻き込まれた、夫婦と、そして>>続きを読む
高校生がここまで達観したことを考えるだろうかと思いながら、もし自分たちでココまで答えを見つけられれば幸せの国、ニッポンになるのかもしれない。
今を見据える男と、未来を見据える女。夫婦だからこそ、居心地の悪さを正直に見せられる。
女性の監督ならではの、女性目線。わかる。
元祖、コレがミュージカル。
でもおフランスなだけに、メロディも複雑。
ドラマとしては、なかなかの展開なのだが、セリフがすべて歌なので、サラッと描かれてるように見えてしまう。
ブロンド娘と、ブルネット娘>>続きを読む
荒削りであっても、描くものが見える。
ベテラン勢が出揃っても見えない原作ものより、伝わる。
主演の子の芝居がどうも分かりづらい。
泣き叫ぶ以外の感情が全くわからない。
話は凝っていただけに、そこが残念。
日本では珍しいゾンビもの。
しかも時代劇と言うのは、映画では何でもありと言うことか。
女の子とか、もう少し芝居の出来る子をキャスティングしたら違ったのかも。
ハッキリ言ってどうでも良いストーリーだが、セリフが面白かったり、目黒祐樹の重みがクスクスさせる。B級なのに変に出演者がそれなりのヒトが揃ってるのも魅力なのか。鳥肌実の登場も訳わからんが、パンクな作品。
胸がムカつく感覚を、ワザワザ映像で表現しているところが目を背けたくなる。
類は友を呼ぶ。似た者同士引き合う、そういうものか。
ケネディ暗殺に関しての作品は、色々ある。
どこの立場で描いているかの違いはあるが。
きっと事件に近い立場の、ものすごい数の人たちは聴取されまくったであろう。
聴取を繋ぎ合わせていくと、こういう作品が出>>続きを読む
こんな時代に高校生じゃなくてよかったと、普通に思ってしまうくらい、気持ちが悪くなった。
芸術としての映画を観たと言うより、タイトルにもあるように実録を観たと言う表現を用いたい。
過剰な演出は感じられず、本当に事実そうだったんだろうと思わせる作り。
本当は政治など、革命など、自分を認めさ>>続きを読む
精神的に病んで休職していた自分ををクビにするか、ボーナスのどちらかを選べと会社から選択を迫られた同僚たちに自分の復職を願いに会いに行くと言う、サンドラがやっている事といったら、ひたすらそればっかりなの>>続きを読む
ヒトはもろいもの。
何がきっかけで寄り道し始めるかわからない。
でも、ソレは必要な寄り道かもしれない。
ヒトがどう思おうと、自分が納得していればソレでよいのだろう。自分の人生だから。
ヒトそれぞれの寄>>続きを読む
ジョージチャンドラーの弟だったリーチャンドラーは、家族を失い、守ってくれていた兄を失い、無理して壁を乗り越えずに、甥のために自分の出来ることを模索していく。
非常に丁寧に作られていて、監督するとはこ>>続きを読む
ジワジワ始まるまで、ちょっと勿体ぶりすぎてしまった。要素もいくつか入れすぎて、その要素が絡み合わないので、ソレどゆこと?とただのギモン。クリステンスチュワートがキレイなことは、わかったけど。
妻としても、母親としても、娘としても、役割を終えて一人の女性に戻ったナタリー。渡り歩いて来た黒猫さえも通り過ぎていき・・・それでも信念を胸に、活き活きと時には涙しながら生きていくナタリー。イザベルユペ>>続きを読む
幼少期、少年期、環境を選ぶことができなかった。
勇気を出して変わるきっかけを作ったけれど、得たものは、欲しかったものなのか。
詩的なセリフが、観念的な作りにさせている。
幼少期、少年期のシャロンは、と>>続きを読む
病が家族を巻き込む。
巻き込まれた家族たちの精神は
夫とのすれ違う愛、もしくはすれ違いすら生まれない関係にも影響していく。
次女の苦しみが、家族を乗っとっていったかのように。
うだつの上がらない長男を取り巻く人間模様。居心地の悪い会話が続く。
時折、説教くさいセリフが一層観る者の居心地を悪くする。
ドキュメンタリーのようにリアリティを追求しているのだろうが、妙に座り心地が悪>>続きを読む
結局、オバさんと仲良くなっちゃう。目的は別々でも、お互い利用価値があれば、仲間になれる。
パズーは、いい男だ。と言うか、いい男の多い町。
ジワリジワリとくる一言が、たくさん盛り込まれている。
YOUと樹木希林の軽妙なやり取りが肝。家族って、そう。こんなんだなと思わせる。
ゴンチチだろうなぁと、始まってからすぐわかる音色が、時を刻む。
あっさりした造りではあるが、間だらけの会話がいい。
ライアン・ゴズリングのちょっとトボけた顔に持っていかれる感はある。
ブライアン・クランストンをこの映画で見られるとは思ってなかった。
しかし、こんな>>続きを読む
ミュージカル映画と言えばの、いくつかにあがる作品。
軽やかな話の運びは、やはりジーンケリーの脚さばきが見事だから。
女優リナが、美しさとは反対にコメディエンヌに徹しているところが、いい。
親友とのコラ>>続きを読む
いやあ、爽快!
何も小難しいことをしなくてもヒトのココロは、単純なことで動くもの。
話は至って単純だけれども、楽しい気持ちになり、寂しい気持ちになり、嬉しくもなった。
ラストをこうしたことに、とても満>>続きを読む
仕事に追われ、ルーティーンに追われ、自分の気持ちを優先することを忘れ、ヒトは麻痺していく。そうすることの方が、ある意味ラクだったりするからだ。
ディヴィスが自分を点検していく過程は、結構エキセントリッ>>続きを読む
あー、こういうことは、老いても、若くしても、常に起きるなぁと。
せっかくシャーロットランプリングが出てるんだから、もっとジワジワ来て欲しかったなぁ。あの目がジトーっと、見てるわけですから、最後はちょっ>>続きを読む