良い!ゲイと炭鉱労働者とサッチャー政権という英国ならではテッパン映画の心地よさを期待してたら、いやぁそれ以上で、マイノリティのパワーが世の中を変えていくんだという普遍的メッセージを力強く刷り込んできた>>続きを読む
旨味がいっぱいでひとことで伝えづらい。マイケルキートンやエドノーらの燻し銀キャスト陣、のめり飲ませるワンカット風映像、映画界への皮肉と愛、カーヴァーに憧れる感覚の妙…。
どれもツボ。なのに混ざりに混>>続きを読む
食と旅とキューバ音楽!これが揃ってるんだから明るい気持ちにならないわけがない。通してラテンのリズムにのっているので、ストーリーへの突っ込みどころは満載だけどかなり楽しめます。
有名なデザイナーばかりが注目されるファッションの世界には白衣着た太っちょの針子おばちゃんが不可欠で、一見するとカッコいいデザイナーでも、おばちゃんたちと汗水冷汗たらしてチームワークをつくらないと素晴ら>>続きを読む
NYを舞台に自分の音楽に向き合って生きている人たちの、自己実現にむけた軽やかなるサクセスストーリー。平凡な日常の姿も音楽を聴きながらだと素敵に見えてくる…。という台詞のように、人生の良い側面を心地よい>>続きを読む
ナチス軍の暗号読解という大偉業を成し遂げたある英国数学者の活躍と苦悩。数年前までは極秘にされてた事だけにテーマもストーリーも面白かった。
主題じゃないけど、ここからコンピューターが生まれたことを初め>>続きを読む
ちゃんと感じて、受け入れて、愛する。穏やかにそしておちゃめに生き抜く…。ホーキング博士の凄さは物理学を超えて、人間としての本質的な賢さであったことを教えてもらう。ほんと素晴らしい映画!
セカチュー的ストーリーと知らず無防備で見てしまった私のすさんだ心にスルッと十代の悲恋が入り込み、端々に光る文学的な台詞にチクチクとやられました。ピュアな気持ちで見るととても美しい映画。
素晴らしい戦争映画は大抵見て疲れる。無正義で無意味の戦場、生死の知らせに苦しむ米軍家族、たとえ生還しても平和ボケの世界に狂う退役軍人…。描かれるものはいつだって同じなのにね。そしてベトナム戦争映画であ>>続きを読む
脚本がよくできている。ブラジルにあるスラム街の子どもの正義vs汚職だらけの警察と政治家、というリアリティを描くのはとても難しい構造なのに、終始ドキドキさせるサスペンス風に仕立てあげ疾走感ある社会派エン>>続きを読む
サクッと良い!知り尽くしたストーリーだけども現代のNYにアレンジされてて退屈しないし馴染みある楽曲はテンポよく歌われて元気になる。お手軽に楽しめるエンタテインメント!
フィンチャーの作品というよりも完璧なダメ男を演じるベンアフの映画でした。マヌケっぷりを全身で画面いっぱいにばら撒くので、フリーキー妻の社会的異常性にも納得感がでてくる。こんなにトレーナーがダサく似合う>>続きを読む
アメコミ的なジャパニーズオタク魂と、SFではないテクノロジー讃歌と、ディズニーらしい愛らしさと見やすさ。絶妙なバランスで誰でも楽しめるアニメーションに。素晴らしい!
幼少時代からずっとずっとすれ違いつづけている男女ふたりの恋愛ドラマ。月9的な出来すぎたシチュエーションだけど、ラブロマンスもいいすなーって思っちゃえる俳優陣の突き抜けた爽やかな感じ。ええ、良かったっす>>続きを読む
ジャン=ピエール・ジュネ ワールド全開!可愛い映像とヘンテコな愛らしいキャラたち。久しぶりの3Dだったけども万華鏡をのぞく感覚でワクワクした。
保護施設が舞台というと、閉じ込められた側の視点から人間のピュアネスさと社会適応性の葛藤を描く映画が多かった。でも、本作はそこで働く人の純粋さと脆さを語っているからこそ、余計に施設が存在しなければならな>>続きを読む
こどもは突然に大人の顔つきになるけど大人はゆっくり歳を重ねる。どちらも責任の自覚と現実のギャップに悩んでて、うまく飲み込めない事が突然やってきながらも少しずつ受け入れることで生きていく。
12年間録>>続きを読む
バネッサパラディ!すきっ歯の可愛いさに鷲掴みですよ!ウディアレン爺さん楽しみすぎだし、タトゥーローはダサかっこよいし、なんつーか、これにB級エロトークが混ざってもう世代的にはドンズバに楽しい映画でござ>>続きを読む
うむ。背負うものがいっぱいあったから美しい歌が出来てたのですな。つゆ知らず小さい頃から何故か嬉しい時も元気になりたいときも口ずさんでいる「Can't Take My Eyes Off You」、本物の>>続きを読む
インド人の普通の暮らしや情感を初めてそのまま見せてくれてた静かなるインド映画。大好きなジュンパラヒリに出会えたときのような感動がじわじわやってきて、とってもシアワセな気分。
主役のシャシ役がとにかく美しい!!見る価値あり。 今まで知らなかった世界に主婦が飛び出し新しい自分に出会う……。分かりやすいストーリーなのに彼女の品のよさからくるのか、最後のメッセージも煩くなく、終始>>続きを読む
見る前は、テクノロジーに寄りかかり大事なものを亡くす人間を皮肉っているとばかりと思っていた…。が、どっこい、将来OSを愛することもあり…? と肯定的な面をもった自分に気づかされる、びっくり。新しい感>>続きを読む
おとぎの国の中にシュール感と妙な人間の本質を描くウェスアンダーソンの作品の中で一番好き、優しさに溢れていた。哀愁いっぱいのホテルが本当に素敵!
こんなに泣く映画とは思っていなかった。ものづくりに対する強い想いと、不器用なアイデンティティへの温かいまなざしに、ものすごいグッときた。