kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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三国志 黄巾の乱(2017年製作の映画)

2.0

人気の出そうな若者を
引っ張り出してきてるけど
私の好きな三国志ではない

マイ・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

人を育てるにはまだ未熟すぎて
自分の欲望が勝ってしまう母と
どうすることもできず冷ややかに、
でも母を求める娘。

悪いところばかりマネして
アルコールをラッパ飲みするのは
ネグレクトの連鎖を連想させ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.0

アメリカのティーンが通る
逃れられない他者と自分を比較してもがき奮闘する
作品て
もしやジャンルがあるのかも
しれないけれど、ありきたりのようで
これは結構苦手だった。

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.6

神に仕える牧師の息子が
神の教えに背く資質を持つということで
カルト教さながらの矯正施設に入れられる。

おぞましくも実話であることに
最後知らされるのだけれど、教官ですら
同性愛者であった事実は見過
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

マ・ドンソク兄貴は見た目だけでなく
やくざの組長ぴったりで、トップの人間ほど
そこらへんの人に優しいんだよね
(女子高生とか、なにか言われても
どこ吹く風で聞き流すとか余裕がある)

逆にチンピラにな
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若草の頃(1944年製作の映画)

3.5

古き良き典型的なアメリカの家庭で
映像の色合いも当時を思い出させる
ノスタルジックさ。衣装はもちろん
どれも豪華で、たっぷりとフリルもつき
惜しげもなく白色を使用している。
(白い衣類を身に着けるのは
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

出演者と監督が知名度あるから
成り立つのでは、、と肩透かしをくらう
ゾンビ?作品。

一番の見どころが毎度かっこいい
ティルダ・スウィントン様かな

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

生まれ育った韓国を離れ、
広大な土地が広がるアメリカで
一旗あげようと画策する夫、
たいして説明のないまま
夫についてきたものの真相をしり
驚愕する妻、アメリカナイズされては
いるけれど、純朴で素直な
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

無駄な説明がなく
両親の心の中のようなモノクロで
徐々に明らかになってくる事実。

途中、校内の壁に大きな星条旗が
カラフルな色付きで出てくる。
これから起こることを予言するかのように。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

実際にあった事件での裁判が
メインなのだけれど、なぜそうなったかを
簡潔に表してくれているので話が入ってきやすかった。

また、それぞれ熱い信念でデモなどを
起こす中で、意外に冷静で弁の立つ
アビー・
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.6

単なる音楽メインの作品ではなく
根底に根深く残る白人と黒人の深まらない溝と
時代の変化。

ヴィオラ・デイヴィスのすごみは
逸品で、自分の歌声でのし上がってきた
金を生み出す権力を握ったものと、

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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.4

『市民ケーン』を観ていないので
理解の幅が今一つなのだけれど
映画産業と無関係ではない他国での戦争、
選挙がからむ政治などが絡み合い
若干複雑に感じた。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.4

実在の人物と俳優たちが
見事に似ているし、相変わらず
グレン・クローズの力量に感服した。

薬物にも愛にも飢えていて
逃れたくてもいつもうまくいかない母。

それぞれが人生の気流に乗りたいのに
「家族
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ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに(2019年製作の映画)

4.0

壮絶な被爆体験を
今後誰も経験しないように、核廃絶を訴える節子さん。
日本は唯一の被爆国であるのに、議論に参加しない。希望と絶望をしりつつ、悲願達成して頂きたい

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

何度も繰り返される悪夢に抗っても、最終的には同じ結末。
しかも怖いのが相手の警官もループに気付いていたこと。
最後まで見て今を知るべき。

(2001年製作の映画)

3.2

ソーラ・バーチの様々な表情で
多くの人を意のままに操る姿と
性根の悪さが存分に味わえる作品。
一切かかわりたくない末恐ろしい十代。

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

3.6

穏やかで優しいだけの大統領ではなく、
若い時にはかなり過激な行動に出て
世の中をよりよくする活動をしていた。

極限まで戦ったからこそ見えてきた
世界のことや、単なる力業でどうにか
なるものではないこ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0


周囲から薦められるも、
いわゆるアイドルの人がでているものは
ちょっとなーと敬遠していたものの、
再上映したので鑑賞すると偏見まみれで
すまんかったと平謝りするレベルだった。

幼少時から自身の性の
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

突然伴侶を亡くした女性ファーン
(フランシス・マクドーマンド)は家を手放し、
選び取った少ないものだけを愛着のあるバンに詰め込み
ひとりアメリカの広大な土地で放浪生活をはじめる。

はじめは勝手がわか
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三人の夫(2018年製作の映画)

3.5

色気やセクシーなんてオブラートにくるんだ
言い方じゃ完全に物足りなく、圧倒的な日常にある
底なしのエロで、そこらのピンク映画なんかを
ゆうに超えてるんじゃないかと思うほど過激。

オープニングから熱さ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

さすがスパイク・リー監督、昔から
ぶれない人種差別を題材にした作品で
今回は史実を元にしただけあり、過去の
リー作品にはない緊張感を時折感じることがあった。

アメリカで生まれ育った黒人(この書き方
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.9

1940年代、日本の統治下だった朝鮮(現 韓国)で
ますます日本軍による弾圧が激しくなり
国を形作る大切な「言葉」を封じ、日本語で話し
日本名に改名することを強制される。

それらがどれほどの苦痛か、
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.8

生まれ育った台湾を離れ、
憧れのアメリカに夫と住むも
祖母の死去により故郷に戻り
様々な感情を思い出し
本当に自分がしたかったことを思い出す。

アニメーションで突飛なシーンは
ないものの、誰しもが幼
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リズム・セクション(2019年製作の映画)

2.8

家族を一度に飛行機事故で失い、
自暴自棄で売春をしてやけくそに暮らしていた
ステファニー(ブレイク・ライヴリー)に
事故ではなくテロだと伝える一人の男。

そこから裏社会とつながり報復を
企てるのだが
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タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~(2018年製作の映画)

3.1

人と触れ合いたいのにできない障害を持つ
ローラと、いわゆるマイノリティと呼ばれる
人々が生身の体で向き合い、心身同時に
カウンセリングを行う場所を知り、彼らと
自らをさらけだし認めていくストーリー。
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

『太陽の蓋』と対になるが如く
こちらは原発の現場側から見た311。

見方を変えれば悪者になる人も状況もあれど
とにかくすべての人が1分1秒を惜しみ必死だった。

想定外の出来事が次から次へと起こる中
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太陽の蓋(2016年製作の映画)

3.9

2011年3月11日、早朝羽田空港から
数年ぶりにロンドン・パリ一人旅に向かった。

ヒースロー空港に到着してから
日本での大惨事を知り、BBCの情報と
NHKの情報に大きな違いがあり
滞在者たちは大
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若草物語(1994年製作の映画)

3.5

誰もが知る王道のストーリーは
グレタ・ガーウィグ版とほぼ変わらず
(こちらが先なんだけど)、でも
こちらではジョーが主役でそれぞれの
心情はさほど重要視されていない。

若々しいクリスチャン・ベイルの
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.7

実話。
作物を育てようにも水が干上がり
思うように収穫できず、そうなると
収入が必然的に入らない。

学校に通いたくても親が学費を払えない。
そこで諦めない14歳のウィリアム、
自力で知識を得て(もち
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ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

2.8

やたらめったら強い元特殊部隊あがりの女と
闇の巨大組織のボス、その殺人現場を目撃した
無駄によくしゃべる証人の話。
舞台はほぼ地下駐車場で、なぜに
オルガ・キュリレンコとゲイリー・オールドマン
出演し
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英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

3.0

戦地へ赴いた妹の婚約者から一向に便りが来ず、
とうとう具合を悪くした妹の為に心優しい姉が
偽装した手紙を渡していたら、なぜか本人が
帰ってきた。

そこから口裏を合わせ様々な場を
乗り切ろうとするも、
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.2

小説家への道が広がらず、
人生に絶望し幾度となく自殺を試みるも
どーにかこーにか生き抜いちゃうウィリアムと
引退勧告されても暗殺者として生きていきたい
老人レスリーが死ぬことを条件にお互い納得して契約
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.3

脳と口が反応してしまう障害を持ちつつ
抜群に優れた記憶力を頼りに街の腐敗と
絡み合う難題を諦めず辿っていく。

原作本とは大きく設定が違うようだけれど
根底に流れる差別や権力を軸にすえた
骨太で響く作
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サンドイッチの年(1988年製作の映画)

3.9

若きものを諭す言葉に光があった思い出深い作品。
人生を生き抜くにはいいことばかりじゃない。
辛いことがあってもそれを噛みしめ乗り越えろ、な
教訓を得た。良作。

刑事ベラミー(2009年製作の映画)

3.3

シャブロルの遺作ということもあり
内容の巧妙さと重みが感慨深い。