人を育てるにはまだ未熟すぎて
自分の欲望が勝ってしまう母と
どうすることもできず冷ややかに、
でも母を求める娘。
悪いところばかりマネして
アルコールをラッパ飲みするのは
ネグレクトの連鎖を連想させ>>続きを読む
アメリカのティーンが通る
逃れられない他者と自分を比較してもがき奮闘する
作品て
もしやジャンルがあるのかも
しれないけれど、ありきたりのようで
これは結構苦手だった。
神に仕える牧師の息子が
神の教えに背く資質を持つということで
カルト教さながらの矯正施設に入れられる。
おぞましくも実話であることに
最後知らされるのだけれど、教官ですら
同性愛者であった事実は見過>>続きを読む
マ・ドンソク兄貴は見た目だけでなく
やくざの組長ぴったりで、トップの人間ほど
そこらへんの人に優しいんだよね
(女子高生とか、なにか言われても
どこ吹く風で聞き流すとか余裕がある)
逆にチンピラにな>>続きを読む
古き良き典型的なアメリカの家庭で
映像の色合いも当時を思い出させる
ノスタルジックさ。衣装はもちろん
どれも豪華で、たっぷりとフリルもつき
惜しげもなく白色を使用している。
(白い衣類を身に着けるのは>>続きを読む
出演者と監督が知名度あるから
成り立つのでは、、と肩透かしをくらう
ゾンビ?作品。
一番の見どころが毎度かっこいい
ティルダ・スウィントン様かな
生まれ育った韓国を離れ、
広大な土地が広がるアメリカで
一旗あげようと画策する夫、
たいして説明のないまま
夫についてきたものの真相をしり
驚愕する妻、アメリカナイズされては
いるけれど、純朴で素直な>>続きを読む
無駄な説明がなく
両親の心の中のようなモノクロで
徐々に明らかになってくる事実。
途中、校内の壁に大きな星条旗が
カラフルな色付きで出てくる。
これから起こることを予言するかのように。
実際にあった事件での裁判が
メインなのだけれど、なぜそうなったかを
簡潔に表してくれているので話が入ってきやすかった。
また、それぞれ熱い信念でデモなどを
起こす中で、意外に冷静で弁の立つ
アビー・>>続きを読む
単なる音楽メインの作品ではなく
根底に根深く残る白人と黒人の深まらない溝と
時代の変化。
ヴィオラ・デイヴィスのすごみは
逸品で、自分の歌声でのし上がってきた
金を生み出す権力を握ったものと、
若>>続きを読む
『市民ケーン』を観ていないので
理解の幅が今一つなのだけれど
映画産業と無関係ではない他国での戦争、
選挙がからむ政治などが絡み合い
若干複雑に感じた。
実在の人物と俳優たちが
見事に似ているし、相変わらず
グレン・クローズの力量に感服した。
薬物にも愛にも飢えていて
逃れたくてもいつもうまくいかない母。
それぞれが人生の気流に乗りたいのに
「家族>>続きを読む
壮絶な被爆体験を
今後誰も経験しないように、核廃絶を訴える節子さん。
日本は唯一の被爆国であるのに、議論に参加しない。希望と絶望をしりつつ、悲願達成して頂きたい
何度も繰り返される悪夢に抗っても、最終的には同じ結末。
しかも怖いのが相手の警官もループに気付いていたこと。
最後まで見て今を知るべき。
ソーラ・バーチの様々な表情で
多くの人を意のままに操る姿と
性根の悪さが存分に味わえる作品。
一切かかわりたくない末恐ろしい十代。
穏やかで優しいだけの大統領ではなく、
若い時にはかなり過激な行動に出て
世の中をよりよくする活動をしていた。
極限まで戦ったからこそ見えてきた
世界のことや、単なる力業でどうにか
なるものではないこ>>続きを読む
周囲から薦められるも、
いわゆるアイドルの人がでているものは
ちょっとなーと敬遠していたものの、
再上映したので鑑賞すると偏見まみれで
すまんかったと平謝りするレベルだった。
幼少時から自身の性の>>続きを読む
突然伴侶を亡くした女性ファーン
(フランシス・マクドーマンド)は家を手放し、
選び取った少ないものだけを愛着のあるバンに詰め込み
ひとりアメリカの広大な土地で放浪生活をはじめる。
はじめは勝手がわか>>続きを読む
色気やセクシーなんてオブラートにくるんだ
言い方じゃ完全に物足りなく、圧倒的な日常にある
底なしのエロで、そこらのピンク映画なんかを
ゆうに超えてるんじゃないかと思うほど過激。
オープニングから熱さ>>続きを読む
さすがスパイク・リー監督、昔から
ぶれない人種差別を題材にした作品で
今回は史実を元にしただけあり、過去の
リー作品にはない緊張感を時折感じることがあった。
アメリカで生まれ育った黒人(この書き方>>続きを読む
1940年代、日本の統治下だった朝鮮(現 韓国)で
ますます日本軍による弾圧が激しくなり
国を形作る大切な「言葉」を封じ、日本語で話し
日本名に改名することを強制される。
それらがどれほどの苦痛か、>>続きを読む
生まれ育った台湾を離れ、
憧れのアメリカに夫と住むも
祖母の死去により故郷に戻り
様々な感情を思い出し
本当に自分がしたかったことを思い出す。
アニメーションで突飛なシーンは
ないものの、誰しもが幼>>続きを読む
家族を一度に飛行機事故で失い、
自暴自棄で売春をしてやけくそに暮らしていた
ステファニー(ブレイク・ライヴリー)に
事故ではなくテロだと伝える一人の男。
そこから裏社会とつながり報復を
企てるのだが>>続きを読む
人と触れ合いたいのにできない障害を持つ
ローラと、いわゆるマイノリティと呼ばれる
人々が生身の体で向き合い、心身同時に
カウンセリングを行う場所を知り、彼らと
自らをさらけだし認めていくストーリー。>>続きを読む
『太陽の蓋』と対になるが如く
こちらは原発の現場側から見た311。
見方を変えれば悪者になる人も状況もあれど
とにかくすべての人が1分1秒を惜しみ必死だった。
想定外の出来事が次から次へと起こる中>>続きを読む
2011年3月11日、早朝羽田空港から
数年ぶりにロンドン・パリ一人旅に向かった。
ヒースロー空港に到着してから
日本での大惨事を知り、BBCの情報と
NHKの情報に大きな違いがあり
滞在者たちは大>>続きを読む
誰もが知る王道のストーリーは
グレタ・ガーウィグ版とほぼ変わらず
(こちらが先なんだけど)、でも
こちらではジョーが主役でそれぞれの
心情はさほど重要視されていない。
若々しいクリスチャン・ベイルの>>続きを読む
実話。
作物を育てようにも水が干上がり
思うように収穫できず、そうなると
収入が必然的に入らない。
学校に通いたくても親が学費を払えない。
そこで諦めない14歳のウィリアム、
自力で知識を得て(もち>>続きを読む
やたらめったら強い元特殊部隊あがりの女と
闇の巨大組織のボス、その殺人現場を目撃した
無駄によくしゃべる証人の話。
舞台はほぼ地下駐車場で、なぜに
オルガ・キュリレンコとゲイリー・オールドマン
出演し>>続きを読む
戦地へ赴いた妹の婚約者から一向に便りが来ず、
とうとう具合を悪くした妹の為に心優しい姉が
偽装した手紙を渡していたら、なぜか本人が
帰ってきた。
そこから口裏を合わせ様々な場を
乗り切ろうとするも、>>続きを読む
小説家への道が広がらず、
人生に絶望し幾度となく自殺を試みるも
どーにかこーにか生き抜いちゃうウィリアムと
引退勧告されても暗殺者として生きていきたい
老人レスリーが死ぬことを条件にお互い納得して契約>>続きを読む
脳と口が反応してしまう障害を持ちつつ
抜群に優れた記憶力を頼りに街の腐敗と
絡み合う難題を諦めず辿っていく。
原作本とは大きく設定が違うようだけれど
根底に流れる差別や権力を軸にすえた
骨太で響く作>>続きを読む
若きものを諭す言葉に光があった思い出深い作品。
人生を生き抜くにはいいことばかりじゃない。
辛いことがあってもそれを噛みしめ乗り越えろ、な
教訓を得た。良作。