アニローズさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アニローズ

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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

アキ・カウリスマキの労働者3部作は全く観ていません。苦手な部類だが朝日新聞の映評を読んで出撃。

肉体労働者として働く男女がカラオケパブで知り合い、不運と強運を繰り返しながらも交流と絆を深めていく物語
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.9

ウォルト・ディズニー創立100周年記念作品。

勧善懲悪のストーリー、耳なじみの良い音楽、美麗な花火、愛くるしいキャラクター達などディズニーらしさをこれでもかと詰め込んだ作品。それが故に没個性化し、他
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.9

映画「ウィッシュ」上映前に流れました。
100年の歴史の重みと安心感はさすがです。

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.0

"人生は短いが、悔いながら生きるには長すぎる"

大好きな「アバウト・タイム」の製作陣による作品との宣伝に思い切り乗っかって鑑賞。

ドキュメンタリー映画監督でイギリス人のゾーイは幼なじみのパキスタン
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市子(2023年製作の映画)

3.5

正直、面白くなかった。
杉咲花や若葉竜也の好演は賞賛できるが、作品全体には影響を及ぼさず。

何よりリズムが悪い。真相を隠し続ける展開に辟易した。
介護問題、戸籍問題等の社会問題を取り扱うも、こちらも
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

私にとってリドリー・スコット監督作品は当たり外れが極端に分かれる。
「グラディエーター」「オデッセイ」「最後の決闘裁判」などは完全な当たり。「ハウス・オブ・グッチ」「悪の法則」「ブラックホーク・ダウン
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.8

サイコパス弁護士×連続殺人魔。
その発端は約30年前、児童養護施設に捨てられた子供達に起因するというストーリー。 

事件内容や真相が分かりやすく描かれ、ストレスなく鑑賞できる。最後のオチも嫌いじゃな
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.8

シンガポールから東京に向かう旅客機が落雷により制御を失い、森に覆われた島に不時着。通信機器を失い混乱する中、勇敢な機長が動き出すが、そこは反政府組織が支配する島だった…。

完全にジェラルド・バトラー
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作が刺さらず本作の劇場鑑賞はスルーしたが、いざ観るとなかなか面白かった。
嫌いなマルチバース作品だが、多種多様なスパイダーマンが入り乱れるアイデアが私の想像を超えてきて楽しかった。
アニメーション技
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

お台場で「爆音映画祭」開催中。
観たい作品が並ぶが久々に天才少女時代のナタリー・ポートマンに触れたくて本作を選択。

内容は今更語るまでもない。
いつものレオンが爆音で上映されていく……。
がしかし、
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(2023年製作の映画)

3.6

本年劇場鑑賞100本目。
今年は映画業界応援の意味で劇場100本鑑賞を目標に設定し、土日は時間を作って映画館に足を運びました。まずは一安心。

本作は北野武監督作品ではなくビートたけし監督作品といった
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.3

誰もが「とび太」を好きになる作品。

とにかく笑った。私は元埼玉県民だし、登場した県にも縁があるのでゲラゲラ笑ってしまった。
滋賀、和歌山、奈良をdisりまくりだが、大阪や京都も同様だったので許しても
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

最新作に向けて復習。
改めて鑑賞すると意外と音楽がいい。
千葉との決戦シーンは「グラディエーター」の冒頭みたいだし、ラストは「スターウォーズ」を彷彿とさせる。

ところで現在は東京に住むも、生誕から大
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.1

公開週で国内動員ランキング2位、Filmarksを始めとするレビューサイトでも軒並み高評価で、最近話題の本作。全く予定になかったが飛び込み参戦してきました。

意外だったのは客層。何の影響か不明だが8
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

今泉監督作品の中では珍しく刺さらず。
稲垣吾郎の動きや反応がロボット的で変に見えたのが原因かな。不倫や離婚、アセクシャルなどの苦手なテーマが多かったし、笑えるシーンが少なかったのも残念。

スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.3

遠隔地に捨てられた犬が飼い主に復讐を果たすべく、仲間となった犬達とともに我が家を目指すドッグ版ロードムービー。
ブラックジョークの範疇から外れるほどの下品なネタが満載な作品。下ネタや汚物などが継続的に
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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.8

ケネディ大統領暗殺事件の真相を長年追求し続けてきたオリヴァー・ストーン監督の最終結論的ドキュメンタリー作品。

展開が速すぎて陰謀論の基礎知識がない人は理解が追い付かないと思う。せめて映画「JFK」は
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とんでもない計画/計画から出た地獄(2015年製作の映画)

3.0

ドッグショート特集③

街に大量の猫を放ち、騒いだ犬達の遠吠えを悪用して金塊強盗を企んだ男達の末路を描く。

ほとんど犬は関係ない。

壁を乗り越えて(2012年製作の映画)

3.4

ドッグショート特集②

犬と刑務所とヘビメタの組み合わせという新機軸。女性飼い主に辿り着いた際のワンちゃんが単純に可愛かった。

ジンボ(2017年製作の映画)

3.1

ドッグショート特集①

意味不明かつミステリアスなショートムービー。

散歩に出た犬(ジンボ)を見失った男が別の犬を連れて帰宅。一緒に住んでいる彼女は彼を罵り犬を探しに外出するが、帰宅した彼女は別の女
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.7

庵野秀明フリークの私でも主人公・堀越二郎の声優を彼に託したのは失敗だと思う。全然合ってない。
作品からのメッセージもキャッチし損ねたが、二郎と菜穂子の物語には魅力を感じた。それだけに声優を何とかして欲
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

"生まれ育った地を一度離れると、もう居場所はなくなってしまうんだ"

父親と同年齢になった主人公が、11歳の時に共に旅した際のビデオ映像を通して、当時の父に想いを馳せる記憶の物語。

多くを語らない暗
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

日本版主題歌のSuperfly「やさしい気持ちで」を聞きたくて吹替鑑賞。
ピーター・ソーン監督の人種問題意識がエレメントに投影されつつ、終盤一気の感動ラッシュでストーリーもしっかり締める高評価も納得の
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

4.3

「正欲」の鑑賞後で期待値は低かったが、こちらも面白かった。

思いやりによる嘘が明らかになる度、真実が二転三転する展開は一昔前の東野圭吾作品を彷彿とさせた。難解な法律用語・解釈も少なく、事件の真相が映
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正欲(2023年製作の映画)

4.8

今年の邦画ベストかな。

新垣結衣と磯村勇斗は抜群の演技だった。これ以上ないキャスティングだし、これを超える演技は不可能だが、今回に限っては東野絢香に目を奪われてしまった。
彼女の衣装や表情(特に目線
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

4.0

配信でいいかなと思っていたが、友人の名が製作にあったので劇場へ。

メイン役2人のキャスティングが良かった。
元アイドルの主人公を元アイドルの深川麻衣が担当。今泉力哉監督の「愛がなんだ」を鑑賞した際、
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.9

上映劇場が遠方なので配信にて鑑賞。

64歳でキューバ・フロリダ間を53時間弱かけて完泳する偉業を成し遂げたダイアナ・ナイアドの自伝に基づく作品。

諦めないこと、夢を追うのに年齢は関係ないこと、チー
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

日本が世界に誇る優良かつ伝統的コンテンツですので表敬訪問。がしかし…思いのほか楽しくてのめり込んだ。

特筆すべきは臨場感。
木造船がゴジラに追われるシーンは本作の目玉だが、高いVFX技術を駆使して違
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.5

"心から 君を見送るよ"

突然の余命宣告を受けた主人公・セヨンが初恋の相手に会うべく夫とともに旅をするロード&ミュージカルムービー。

韓国映画に見られる「人の温かみ」を随所に盛り込んでストーリーが
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

"世界は繋がっているように見えて、生きてる世界が違う人はいるかもな"

本日4連チャン鑑賞の4本目(有楽町から日比谷に移動)。東京国際映画祭は今年もパスする方針ですが、関連して特別先行上映中の本作は気
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

本日4連チャン鑑賞の3本目(豊洲から有楽町に移動)。

本作は11月10日(金)にネトフリで配信開始にも関わらず満席でした。デビッド・フィンチャーへの期待の高さでしょうか。

暗殺を失敗した殺し屋が報
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

本日4連チャン鑑賞の2本目。

第2次大戦末期、ソ連の侵攻によって家族を奪われたフィンランド特殊部隊員・コルピは軍を離れ、孤独に金塊を発掘していた。運良く収穫を得て街に向かう際、焦土作戦中のナチスと遭
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本日4連チャン鑑賞の1作目。

摩訶不思議な異世界を描く作品かと思いきや、環境問題へ警鐘を鳴らす真っ直ぐな映画だった。
止まらぬ環境破壊の現状を竹野内豊演じる主人公の死で表現した点が本作を意義あるもの
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.7

"ハグってのは存在の確認だ"

これは良い映画だった。
笑えて、考えて、泣ける。
「浅田家」以来の感動ファミリー作品。

「コロナとは何だったのか」
「慣習やルールとの向き合い方」
「お金の価値」
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ドミノ(2023年製作の映画)

4.1

当初の予想とは異なる展開の作品だったが、しっかり騙され楽しめました。
本作の宣伝が「インセプション」を想起させ、多くの方が同作の世界観を期待するのだろうが、全く別物の作品を観ると思えば結構面白いはず。
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.5

私の願いの一つに「誰もいない劇場で映画を1人鑑賞」というものがある。当方の映画史における劇場最小人数は「ネバーエンディングストーリー2」で記録した2人。埼玉県大宮市(当時)にて、まだ10代だった私と5>>続きを読む