ホラー映画。
半ばの劇中劇の演出が巧い。
SNSとかで傍観者のつもりでこいつら寒いなって眺めてるやつが一番痛かったりするってオチ。
川村元気さんなだけあってよくできている映画。
その場はそれなりに楽しめるけど深く心には残らない。
フリッツラングのメトロポリスのような無声映画を本当に一瞬音だけ聞いただけでわかる人っているの?
オリバーストーン、音声解説で何故か最後監督の仕事についての愚痴を長々喋って終わります。
変わらずの圧倒的な色彩感覚とセンスの良いミザンセーヌ。ヒッチコックを参考にしたという夜行列車のシークエンスがお気に入り。
良くも悪くも独特な演出で不自然な行動がやたら多い。
真っ白な衣装に身を纏った菅田将暉と小松菜奈は只管眩しい。
ガスヴァンサントフィルムだけあって、透明感と儚さと繊細さに溢れてる良質な作品。黄色と冬。
このレビューはネタバレを含みます
意気揚々と戦争に行った若者が男性性を奪われて結局は反戦運動へと加担していくことになる。
アイデンティティの定まってない若者に対するイデオロギーの強制というのがどれだけ恐ろしいものかを物語る。
芸術として洗練された映画や技術として優れた映画が量産されるこういう時代だからこそこの作品みたいな完璧じゃないけど人の想いが詰まった人間臭い作品がいいのかもしれない
典型的なおふれんち映画。
原作がフロイトのuncanny、喪とメランコリー的な感じ。
同義かもしれないけど創造したいものをパフォームするのはよくあっても喪失したものをパフォームするのはあまりみない気が>>続きを読む
ハイデガーの「死への先駆的覚悟性」的な物語。
空がお花でいっぱいになるなんて。素敵。
この映像の世界観大好き。