「この世における価値は死の床を基準にせよ。名誉や娯楽、富はいつかなくなる。永遠に去らぬ財産を蓄えるべきだ」
20年以上前にアテネフランセで見て以来なぜか引っかかっていたこの作品をまた見ることができて>>続きを読む
大昔にビデオか何かで見たような記憶があったが自信がなかった。が、ジャン・ルーシュの2話目に既視感が。これワンカット(風)で撮っている? 撮り方も話の顛末もすごいことになっていた。ゴダール追悼特集で見た>>続きを読む
大映4K映画祭にて。やはりこれはスクリーンで見ておきたかった。しかし今回もしんどくなり。当時は戦後間もないタイミングで、この映画をまともに見ることができたのだろうか、特に男性は、など思った。それもこれ>>続きを読む
かなり計算して群像劇として構築している感あり、これを29歳で撮ったのかと思うと戦慄する。20年ぶりに見ると随所に気恥ずかしい感じがあるのと男たちのまあ酷いことよと目を伏せたくなること頻りだが、見始めた>>続きを読む
吉村作品初かもしれない。京都映画でもあり「赤」の映画でもあり。メーデー行進の旗など、さまざまな理由をつけて赤を出していこうとする意気込みを感じた。虫たちもいい仕事してる。山本富士子の額にここぞという時>>続きを読む
とにかく画面が美しい。合宿先の瀬戸内海?ののどかな風景、そこに差し込まれる道着姿の雷蔵。雷蔵キャプ、声がよすぎる。対抗する川津祐介も全盛期という感じでよい。腕立て伏せPOV!
昔ビデオで何度か見ていたが久々に、ダラダラちょこちょこと。非自然的な台詞回しと極端にコントラストを強めた画面構図で緊張感増し増し。やはり実験性強しといえるか。別役実脚本だったの忘れていた。
音が悪くて聞き取れず何度か挫折したが今回強行突破。『東京物語』の原型のようなものを感じとれるが明らかに違う何かがあるとしたらそれに因るのは「戦争」か。
本には佐分利が妹夫婦を殴打するシーンがあるという>>続きを読む
相手役が長門裕之じゃなかったら、と見るたびに思いが強まる。当初の予定だった芥川比呂志が正解かといわれるとわからないのだが……この作品を見ると色々な思いが去来してあかん
冒頭のヒッチコック的演出でまず唸り、赤白の水玉ワンピで愛らしいコメディエンヌっぷりをふりまくファイファー、飄々とした変人モディン(そいやストレンジャーシングスのパパ!)、猪突猛進なマフィアの嫁、エンデ>>続きを読む
唐突に落涙。これは『いとみち』以来か。岸井ゆきのが素晴らしすぎた。『無言日記』を彷彿とさせる実景も素晴らしい。
なんだかよくわからないところはかなりありつつ、最後はちょっとびっくりしたり(しかしよくわからないが)、月並みだが映像はやたら美しくて、わからないながらも没入感があった。『ゴースト・ストーリー』にも通じ>>続きを読む
佐藤泰志原作ものはそんなに見てないけど、佐藤らしい(と思われる)雰囲気といつもよりかは幾分控えめな印象ながらも確かに感じる城定タッチが両方屹立してせめぎ合う新感覚でたのしめた。ライティングをあえてそう>>続きを読む
見ていてしんどいことこの上ないのだけどぐいぐい引き込まれる類いの面白さ。
初メイズルス。勝手にワイズマンに近いものを想像していたが違っていて、前半凡庸に感じかなりの時間意識を失ったような。ビートルズのレコード買ったんだってかけたのがクラシックカバーバージョンという。
アルモドバルが自国の歴史にここまで踏み込んだのは珍しいのでは。というか本作が初めて? パラレルという言葉はいろんな意味にも受け取られ余韻が。
一時期は死の恐怖に取り憑かれた弱々しい発言が心配だったアル>>続きを読む
即興で歌う若きアルモドバル。その歌のふざけ具合もいい。なんだかよくわからないまま終わったという感じだが、ファスビンダーを明るくしたような印象。
かなりどストレートな自伝ものだったのか。バンデラスは老けたけど数多の病を抱えているようにはあまり見えず。でも彼しかいなかったんだろうなとも思う。
2017.1.13 新宿武蔵野館
内臓主観ショットって新しいのでは。ラム・シュ知らぬ間に老けてたけど愛すべきキャラは相変わらず、というかいつも以上。
2022.11.8 U-NEXT
病室にてPC>>続きを読む