杏さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

杏

映画(184)
ドラマ(5)
アニメ(0)

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは名作!

精神異常を装い、刑務所での強制労働を逃れたマクマーフィーは薬を飲んだふりをしたり、病棟の規則を破ったり、、、
次第に他の患者も彼に影響されはじめる。
ある日、お仕置きで電気痙攣療法を受
>>続きを読む

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

4.8

中年のゾルグと自由奔放なベティとの激しいラブストーリー。

ベティまではいかないが、気性が荒い私はベティにものすごく感情移入した。
どこまでも優しいゾルグだからこそ、あんなに切ない終わり方になったんだ
>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

発想が面白い!

売れない人形使いのクレイグは7と1/2階にある変な会社に就職。ある日棚の裏にある小さなドアがあり、開けると穴がある。
穴に入るとそこは15分だけジョン・マルコヴィッチの頭の中だった。
>>続きを読む

8 1/2の女たち(1999年製作の映画)

2.0

グリーナウェイの作品は「ベイビーオブマコン」までと「レンブラントの夜警」だなって思った。

フェリーニに因んで8と1/2の女達がそれぞれ番号のついた部屋で暮らしている。
大金持ちの父と息子の為だけに世
>>続きを読む

ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996年製作の映画)

1.5

ピーター・グリーナウェイのインタビューで清少納言に対してかなり思い入れがあったようで、いつか枕草子を映画を撮りたいとあった。
他の作品が大好きだった為、期待が大きかった分がっかりした(笑)

映像は美
>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.0

天涯孤独のホームレス、アレックスと失恋と失明の危機から家出放浪中のミシェルのラブストーリー。

2人共ホームレスで基本汚いんだけど、フランス革命200年祭の花火マジックか、とても美しく感じてしまう。
>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

DNA操作で生まれた「適正者」だけが優遇される近未来。
「不適正者」として自然出産で生まれたヴィンセントが宇宙飛行士の夢を叶える為に、DNAブローカーを介し、下半身不随の元水泳選手ジェロームの毛髪や尿
>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.0

もうこれはサカナクションの音なくしてはありえない!
サカナクションの音とプロジェクションマッピングで、漫画を描いてる地味な様子が動き出して楽しかった。

佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太、リリー
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

お約束なストーリーだけど、楽しく観る事ができた。

全然イケてないデューイ。
同居人のネッドとその彼女に家賃を払うように言われ、ネッド宛にかかってきた私立学校の教師の話にネッドになりすまし受けてしまう
>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

5.0

双子の動物学者が事故で同時に妻を亡くし、悲しみに打ちひしがれる。
やがて、動物などの死体の腐敗する様子を記録しはじめ、、、

フェルメールの絵のようなシーンがいくつか(グリーナウェイはオランダ絵画に影
>>続きを読む

プロスペローの本(1991年製作の映画)

5.0

映画館で観て、ビデオで何度も観たけどずっとDVDにならなくて何度か要望を出してたらいつの間にかDVDになっていた*\(^o^)/*
もちろん買ったわよ!

話はシェイクスピアのテンペスト。

グリーナ
>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.0

原作と比べるとかなりぼかしてはあるが、それでも吐き気を催す。

日本に住んでると、アジアの貧困層の生活がいかに悲惨 なのか忘れがちです。もし自分の息子、娘がそんな生活になるなんて、考えるだけでもぞっと
>>続きを読む

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

3.6

旦那さんを先に亡くして生きがいを失ったおばあちゃんが、あるきっかけで昔描いていた夢を実現させるお話。

スイスという事もあり、自然がとても美しい。
いくつになっても希望があれば輝かしい未来がある。
>>続きを読む

レンブラントの夜警(2007年製作の映画)

4.0

オランダの画家レンブラントの名画【夜警】にまつわる話。

大好きな監督の作品で、相変わらず残酷だが映像が美しい。
内容も興味のある分野だったので、139分があっという間に感じた。

【コックと泥棒.
>>続きを読む

BECK(2010年製作の映画)

3.0

佐藤健が見たくて映画館へ

突っ込み所も満載ただけど、昔身近にバンド目指してた人がいたからなんか感情移入してしまった。

原作を読んでないからなのかもだけど良かった。
コユキの歌が聴けないのは残念でし
>>続きを読む

ミックマック(2009年製作の映画)

5.0

ジャン=ピエール・ジュネの作品は全部好きですが、これは最高です。
私の中でアメリを超えました。

出てくる人達がみんなマンガみたいな動きだし、キャラ濃い!
そして、復讐の内容が巨大ピタゴラスイッチ
>>続きを読む

プリズン・フリーク(2006年製作の映画)

3.8

いや~笑いました。

主人公が判事の息子に復讐しようと罠にはめて刑務所に送り込む。自分も刑務所で同房にしてもらい、息子の観察をしようと企むが、お坊ちゃまの息子の人柄で刑務所内の様子が変化。

深夜に
>>続きを読む

わたしの可愛い人 シェリ(2009年製作の映画)

2.8

大好きなミシェル・ファイファーなので贔屓目かもしれませんが、50代とは思えないボディライン。
アールヌーボーこてこての衣装がとても似合ってた。

シェリと呼ぶ時の嬉しそうな表情、自分の老いを感じた時の
>>続きを読む

コーラスライン(1985年製作の映画)

2.8

久しぶりに観た。
歌や踊りはもちろん素晴らしいけど、オーディションを受けるダンサーたちの「告白」でわかる彼らの素顔......。

脇役のダンサーのオーデションだけど、役を掴み取る為の熱い思いは昔
>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

2.5

ストーリーはお約束のサクセスものだけど、アギレラとシェールの歌が最高!
バーレスクダンスも見ごたえがあり、クラブに行った気分になった。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

賞を総なめにしただけの事はあってナタリー・ポートマンに思いっきり感情移入してしまった。バレエも限られた時間の中であれだけの踊りをするのは凄いと思う。(素人目ですが)
主役を演じるプレッシャーによる精
>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

色々考えさせられた。

真っ新な子供を外の刺激から一切隔離で、徹底的な教育により臓器提供をする為の人生を送る人達。
大人になり、外出は許可されるものの、カフェでの注文もできない。
疑問は持ちつつ、
>>続きを読む

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年製作の映画)

3.0

富山の風景が美しく描かれ、人って良い人悪い人じゃなくて人間の中に良い所と悪い所があるんだ&相手の言い分の聞く耳は持ち、思いは口に出して伝える事ってとても大事なんだと思った。

途中途中くすっと笑える要
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

2.0

目の保養にはなる。音楽も指でOK

メリル・ストリープがすごく良かった。
アンドレアにはイマイチ共感できない。

それにしても女って仕事をがんばると男より家庭崩壊しやすいんだと改めて思った。

ゲンスブールと女たち(2010年製作の映画)

2.5

ゲンズブール役の人が時々ビーンに見えた(笑)
ゲンズブールの曲が満載でゲンズブール好きの私としては心地よいひとときでした。
ブリジット・バルドーは良かったけど、ジェーン・バーキンは少しイメージと違
>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

2.5

舞台を観ているような演出。

ドレスがとにかく美しい。
ジュード・ロウが途中まで気がつかないぐらい変貌していた(涙)
ガタカの頃の美しさは何処へ・・・
若い頃のジュード・ロウならヴロンスキー役がぴっ
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.0

バットマンは私の中ではティム・バートン版が大好きだけど、前回のダークナイト同様バットマンとして意識しなくても楽しめると思う。
ただし、バットマンビギンズから観るのがオススメ。

ダークナイトのジョー
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

子どもの頃l「ああ無情」が大好きで何度も本を読み返していたけど、ミュージカルは観た事がなくて、映画でようやく実現✨

ほとんどが歌で物語が綴られていくが、とにかく歌が素晴らしい。
アン・ハサウェイの演
>>続きを読む

私の、息子(2013年製作の映画)

2.9

自立してくれないと愚痴を吐きながらも、息子の世話(というより支配)を焼く母親。
母親から自立したくて反発しながらも、依存する息子。
ある日息子が交通事故を起こして、子どもを死なせてしまう。

第三者の
>>続きを読む

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.0

ルコントの初アニメ作品

「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」などからは想像できないぐらいブラックユーモア満載の作品。

自殺専門店を経営する暗~い一家の元に、超ポジティブな赤ちゃんが生まれた。
さぁど
>>続きを読む

ダメージ(1992年製作の映画)

4.0

地位も名誉もあり、家庭も円満なスティーブンが、フランス大使館主催のパーティで1人の女性と出会い、運命的なものを感じる。
後日再会したその女性は、息子の恋人だった。
その後2人は情事に溺れていくが、、、
>>続きを読む

アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

4.0

シネマライズで上映前に流れていた音楽が私の好みにドンピシャで、従業員に聞いてサントラを買って帰った(笑)
音楽から観たい!と思って観た映画。

もう、イギー・ポップの歌も他の曲も最高!

そしてこの時
>>続きを読む

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

4.0

美醜の表裏一体
映像の美しさとグロテスクな内容。

傍若無人な泥棒アルバートが経営するレストランが舞台。
夫の目を盗んで、そのレストランで出会った愛人と逢瀬を重ねる妻。
妻と愛人の手助けをするコック。
>>続きを読む

プリシラ(1994年製作の映画)

5.0

砂漠の中を走る1台のバス。
乗っているのは3人のドラッグ・クイーン。
それぞれの悩みを抱えた3人が、喧嘩しながら、お互いを思いやりながら、差別でボロボロになりながら、めげずに人生の目的地に向かっていく
>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.5

吃音症の英国王と植民地出身の平民の言語療法士が友情を交えながら、戦時演説を立派にこなすまでの話。

幼い頃から、好きな事をさせてもらえず、矯正された事が原因の吃音。
兄にも吃音をバカにされ、自分に自信
>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

映画館で2回観てDVDも買ってしまった。

第一次大戦からユーゴ内戦まで戦争に翻弄された人たちのお話。
戦争というと暗い話が多いし、本質的には悲惨な状況なんだけど、登場人物がみんな陽気。
音楽もテンポ
>>続きを読む