anponさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

サイレント→トーキーへの移行と栄枯盛衰、酒池肉林(結構お下劣)。
あの映画とあの映画を足したような…。
そして「これやれば映画キッズは喜ぶだろ」的な要素もあり。
否定的な人もいるでしょうが、まんまと乗
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.0

池波正太郎の同名人気シリーズより、第一話を膨らましたやつ。
ここ数年で池波はそれなりに読んだので映像作品もということで。
インスタで無駄な加工をしてどぎつくなったかのような色彩の映像が2時間超続くのは
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

アイルランドの島にて繰り広げられるおっさん2人の内戦。
ひっどい負の連鎖。
鑑賞後に考えていくうちに評価が高まってきた。
観てる間は★3.5くらいかなーの印象だったのに。
マクドナー作品はそういう力が
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ブレージングサドル(1974年製作の映画)

3.5

黒人保安官が、一儲けを企む悪者から鉄道開通予定の街の住民を守るお話。
展開の仕方が実にメル・ブルックス的。
映画愛にも溢れてるよね。
そっち系のネタで一番笑ったのはランドルフ・スコットでした。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

モリコーネのドキュメンタリー。
トルナトーレなのでモリコーネ愛でいっぱい。
映画以外の音楽と、恐らくイタリアでは有名であろう日本未公開映画(結構多い)の音楽を聴けた点は良かったです。
作曲家としては極
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

やばい羊映画。
それはやばいでしょと思ったけどやっぱりやばかった。
よくこんなの思いつくなぁ。
技術の進化をこういう方面に使うとは。
ボーダーコリーと猫が可愛いことだけがオアシス。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

湿地の娘が青年殺しの嫌疑をかけられるお話。
ミステリ控えめ、ラブのが多め(『地上より永遠に』かいとつっこみたくなった)
エンドロールのテイラーの歌まで含めて楽しめて良い感じ。
1番の主役は人ではなく湿
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.5

殺し屋2人のブルージュ観光。
マクドナーの後年のキレの良さを期待するとちょっと肩透かしを食らうけど、脚本はやっぱり上手い。
真面目にやってるのかコメディなのか分からないスレスレのところを狙うバランス感
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ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

3.5

シェイクスピアの有名なアレ。
主演二人がパラマウントを訴えたので万が一観れなくなったらと思い鑑賞。
ストーリー分岐をことごとく間違える系の悲劇で好みでないのは明らかだったけど、やっぱり苦手なやつ。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

聴覚障害を持つプロボクサー、ケイコの日々。
ボクシングの音が最高のBGMであることは、例えばフレデリック・ワイズマンの『ボクシング・ジム』なんかで証明済みだけど、本作を観てより確信した。
ロケ地いいと
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

部長説得系社畜タイムループもの。
発想の勝利って感じの小粒の良作。
小ネタもいちいち面白い。
だが炭酸味噌汁は飲みたくない。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

アバターinラッセンの絵っぽいとこ。
きれい、長い、くどい、どこの家庭も嫁が強い。
この方法使えるなら無限にシリーズ化できそうだなぁと思いながら観ました。

そばかす(2022年製作の映画)

3.5

アロマンティック・アセクシャルの主人公が恋愛や結婚を良しとする社会にうーんしつつも生きていく日常系。
説教臭さはあんまりないのでさらっと観れます。
三浦透子は良いねぇ。
『宇宙戦争』のトム推しは理解で
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

レッドリボン軍が復活してピッコロさんが頑張るやつ。

超(とGT)は同人誌みたいにしか思えないのであまり期待してなかったけど、超の映画の中では一番熱い展開。
ちゃんと原作へのリスペクトを感じさせてくれ
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少林寺(1982年製作の映画)

3.5

親を殺された若者が少林寺でつよつよになって仇討ちするやつ。

学生時代に観て敵も味方も倫理観やべぇと思いましたが、大人になっても同様の感想でした。
いろんな武術を見れてそれだけで楽しい。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

戦闘機でバイクでデンジャー・ゾーンで不必要な肉体美の若者たちの半裸のアレの続編。
こちらも戦闘機でバイクでデンジャー・ゾーンで不必要な肉体美の若者たちの半裸のアレだ!
オリジナル好きもマーヴェリックか
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

列車事故で妻を失った軍人と、同乗していた学者が復讐する。

コメディ・バイオレンスごちゃまぜ系。
何も考えずに観るにはいい。
マッツのノルディック柄セーターには萌えざるを得ない。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

GUCCI無能お家騒動。

元気なリドスコ御大の様子を伺いに鑑賞。
映画自体はまあ普通かな程度だったが、前情報なしで行ったのでジャレッド・レトとサルマ・ハエックとジェレミー・アイアンズに驚いたよ。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

舞台の演出家兼俳優が、妻を失った後広島の演劇祭に参加し、運転手をつけられる。

村上春樹の原作は短編らしいけど、約3時間の長尺に。
ということで映画オリジナル要素が強いと思われるけど、めっちゃ春樹春樹
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.5

ビョルン・アンドレセンの半生を追ったドキュメンタリー。

美しすぎるが故に人生が狂うという、一般人には想像できない世界。
ヴィスコンティのところはあえて具体的に描かなかったんだろうなぁと思う。
日本人
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.0

第一次世界大戦の頃、スパイ組織キングスマン結成まで。
前ニ作のコミカルな要素は控えめにした一方で、歴史に名を残した者達の設定はだいぶ荒唐無稽。
世界史でああいうことあったよね、こういう人いたよね、の復
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

メガネスーツスパイが今度は麻薬王の野望を阻止しようとする「ダメ。ゼッタイ。」映画。
細かいことはいいんだよ感が前作より強くなってます。
ジュリアン・ムーア、ジェフ・ブリッジス、ボウリング…って、あれを
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

メガネスーツスパイがワルワルIT富豪の野望を阻止しようとするやつ。

ダニエル・クレイグ007がシリアス路線なのに対し、こちらは楽しく観れる作りに。
小ネタも多いよ。
自分には絶対合わないタイプだと分
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

TIFF2021にて。
雑誌フレンチ・ディスパッチの最終号の記事3つと編集長の死について。
ウェス・アンダーソンが好きなら好きだろうし、嫌いなら嫌いだろうなというやつ(語彙力)

どれも良かったけど、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

騎士の妻への強姦を巡る、正常位好きVS後背位好き、漢の決闘。
リドリー・スコットによる『羅生門』的なやつ。
全編冷めた目線で見ちゃったので3人の立場や行動に特別心を動かされることはなかったけど(なんか
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.5

ソ連の最新潜水艦でお出かけした艦長ご乱心、イケオジパラダイス。
潜水艦ものあるあるの停電・故障・ピコーンピコーン音の絶望感が苦手な方にも観やすい仕様となっております。

若くてキラキラしたアレック・ボ
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.5

漁港に住むワガママボディ(隠語)の肉子ちゃんと娘の美少女キクコのお話、または焼肉(特にミスジ)販促作品。
個性的な登場人物が出てきて、あったかくて、でも地味に子供の嫌〜なところも出ててなかなか良き。
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

保安官が引退して結婚して第二の人生ヒャッホイしようとした日に、かつて捕まえた悪党が復讐にやってくることを知る話。
悪役以上に、協力してくれない市民が真の敵。
皆さん小憎たらしくていい感じ!
孤独を感じ
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.0

東日本大震災後、謎のおばあさんと家出少女と声が出なくなっちゃった少女が不思議な家で共同生活をする。
何となく既視感あるものが色々くっついた印象なのと、後半の展開が力技すぎないかなぁと思った。
妖怪たち
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フリーランス(2015年製作の映画)

4.0

PFF2021のナワポン・タムロンラタナリット特集にて。

フリーランスの売れっ子グラフィックデザイナーが働きすぎて発疹、そして担当した皮膚科といい感じになる。
という超地味題材をめちゃ面白く見せる手
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36のシーン(2012年製作の映画)

4.0

PFF2021のナワポン・タムロンラタナリット特集にて。

ロケハン係と美術担当の淡い恋、でいいのかな。
写真(フィルム、デジタル)、記録、記憶…がワンシーン・ワンショット×36のエモい感じで綴られて
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

敗国の姫と侍大将と、正体を知らない百姓2名の逃避行。
全員短パンである。
たぶんそこまで重要なシーンじゃないよねなところに人海戦術を使う黒澤明の戦闘力に笑う。
あとめっちゃ坂を登らせ気味なのも笑う。
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

(ゲームのモンスタハンター+戦国自衛隊)÷3×ミラジョボ夫妻度300%なやつ。
映画を観るよりも、公開と同時発売したMHライズを何狩りかやった方が有意義な時を過ごせそう。
謎のネルスキュラ推しによるホ
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にしきたショパン(2020年製作の映画)

3.5

ピアニスト志望の幼馴染2人に阪神大震災やジストニアの試練が襲うやつ。
ぎこちないしお金もかけてないけど(ポーランド留学はそう表現したかw)、若手の荒削りな作風を好むタチなのであまり気にならなかった。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

エヴァ新劇場版の最終作。
Qが凄まじいことになっていたのでどう決着するか全く想像できなかったけどキレイにまとめてびっくり。
絶対投げっぱなしジャーマンやると思ってたのに!
シンジも成長したけど庵野の成
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.0

ユダヤ貴族ベン・ハーによるローマ人の親友への復讐物語、そしてスーパーキリスト教タイム。
史劇といえばこれですね。
子供の時に観てかなりツボで、友達とよくベン・ハー&メッサラごっこをやったものですよ。
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