あーなんさんの映画レビュー・感想・評価

あーなん

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

長い…語りすぎ…あと、太鼓とギターが足りない…
まさか一番見たいところがダイジェストになるとは…
エンディングで映像使い回しちゃう程にはFRを越えられなかったって認めちゃってるようで虚しさに拍車をかけ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.9

追体験を描くタイプの映画の最高到達点。緩急のつけ方が巧妙すぎて頭がクラクラした…。
原爆の父の半生、キツすぎるって…

一度で理解しようとすることを始まってすぐ諦めさせ、トップスピードで臨界点まで到達
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劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

5.0

15周年再上映感謝!
今の時代のデカいシアターで激アツ螺旋パワーを堪能できてブチ上がった。15年経っても色褪せない。

総集編?新規カットばっかだが?
気持ちいい事を気持ち良く詰め込んだ、アニメの醍醐
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劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

5.0

人生の教科書

総集編?せっかく映画館で上映するんだから勿体無いじゃんって精神でバトルシーンモリモリにした頭のネジがぶっ飛んでるスタッフで出来てるイカれた作品。最高。
アナログとデジタルの過渡期にあっ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.1

岡田麿里って向こう側に渡ったことあるんじゃないか?ってくらい、発想が常人のそれからかけ離れてる。
しかも今回のディストピアはかなりキツめの鬱屈ぶりという…最高。

一見ピュアな中学生の恋愛をやっている
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.8

夢と現実の境界を曖昧にさせられて、混乱したまま劇場を後にした。

今の時代に映画館で上映してくれて、圧倒的感謝。大きなスクリーンで、周りの知らない人たちと一緒に観ることの緊張感たるや…デジタル化の進ん
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

あれ?コナンの映画ってこんなに面白かったっけ??って改めて思う程には、ストーリーが骨太で描写も丁寧で、退屈することなく観れた。さすが立川譲監督。
これまでのシリーズをあまりきちんと追えてないから、今作
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃにかわいい浜辺美波と、バチクソに格好良い森山未來を画面いっぱいに楽しめるだけで価値がある。ありがとう庵野監督。
サイクロン号もめちゃくちゃ格好良くて痺れた。

虚構を虚構として割り切った庵
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.1

胸がアツすぎて胸焼けした。

マルチバースでユニバースな宇宙規模のTRIGGER作品、安定の天元突破メカバトルもの。よくわからん理論を展開しておいて全部拳で解決するいっそ清々しいやつ。

そして何より
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

あちぃ…どこまでも真っ直ぐで激アツな主人公くん。ド直球な少年漫画だった(えっこれで青年誌…?)

それにしても音楽よ…とにかく気持ち良くジャズの音楽を聴かせてくれる上に、ストーリーとシンクロして感情移
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

お母さんマルチバース。
異世界転生が日本で流行ってるのと同じで、世界の映画界隈では平行世界ものが流行ってるんだなぁと。現実世界は辛いものな。
特にアジア系の人たちが欧米の文化に馴染めない描写は、妙に説
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.1

不登校の子どもというセンシティブなテーマを、とても丁寧に繊細に、そして絶妙な闇を交えて描いていた。
思春期の少年少女の心情描写が妙に生々しくて、大人の立場で見てもちょっと怖いなって思うほど説得力があっ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

タイトルの出し方がずるい。
凄く疲れる冒険ロードムービーだった。道中が疲れる分、ラストの畳み掛け方が凄く綺麗で、その開放感から何か良いものを見た気分になれた。

映像に関しては言わずもがな。そこに今作
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

インドの圧を感じRRR

大英帝国の支配に対する闘争の一大叙事詩を一本の映画に収めようとしたらそりゃ3時間になるだろうし、途中で弛れ…ないだと?!まさかの180分間(エンドロールまで)血飛沫か砂埃が舞
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.3

Adoの歌が多彩過ぎて驚いた。
オリジナルのキャラにもきちんと声優を起用していて好感が持てる。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

やたらバイオレンスなくせして合間に挟む緩いギャグと、雑コラジャパンパラダイスにヌルっと入ってくるブラピ…めちゃくちゃすぎて高評価を付ける気にならないのに、何故か嫌いになれない…このアンバランス感が良い>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.2

観るアウトドア⚠

フランスの制作会社が作ったとは思えないほど、高度経済成長期の日本の描写が細かく丁寧で驚いた。
日本社会とヒマラヤのストイックな場面をそれぞれ誇張しすぎず丁寧に抽出していて、対比が巧
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.9

原作未読、アニメも1期しか見てなかったけど、竹達さんご懐妊祝いで観に行った。結果、凄く綺麗なエンディングに思わず目が潤んでしまった。

ハーレムもののアニメは、主人公の男がきちんと決断を下してくれると
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.0

見るアウトドア、ここに極まれり。

TVシリーズから通して自然の描写が丁寧で感動を覚えていたのだけれど、劇場版でそれがより一層増していた。特に、山間部での朝ぼらけの描写が秀逸。朝もやの中から陽が差して
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.7

ガンダムど素人だけど楽しめた。
今の時代に昭和のTVアニメシリーズを見返すのはしんどさがあるので、当時の神回と言われるものをリメイクして観やすくしてくれるのは助かる。
昔ながらの絵柄だからこそのモビル
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犬王(2021年製作の映画)

4.2

狂騒。
チネチッタのLIVEZOUNDで観たら、この映画が表現したかったことがビシバシ伝わってきた。アニメーションが途轍もなく凄いけど、音楽が主役の映画なので出来るだけ音響の良い映画館で観るべき作品。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

Don't think, just watch it.

後にも先にも、この作品を超える飛行機バトル映画は出てこないだろうと思うと、自然と涙が込み上げてきた。
トップガン マーヴェリックを映画館で、全
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.3

他人を攻撃することに疲れた人にこそ見てほしい作品。

基本的にどこか欠けてる人たちしか出てこない上に、汚い部分を思いっきり曝け出してて、表現的にも精神的にもかなりグロテスクな作風。
ただ、そこに有無を
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バブル(2022年製作の映画)

3.9

令和の時代のハイパーアニメーションにゴリッゴリのゼロ年代アニメのシナリオをぶつけて来た。懐かしいなこの感じ…

めちゃくちゃ綺麗な絵と、きめ細かい身体描写で描かれたハードSF恋愛もの…一般受けに作ろう
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

浪漫でいっぱいの映画。特撮オタクのおじさん達が嬉々としてお金かけて創ったファンムービー、楽しくないはずがない。

やってることは昭和の特撮をリブートしているだけなのに、めちゃくちゃ格好良いのは流石スタ
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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(令和にもう一度)生存戦略、しましょうか。

アニメシリーズそのままの流れに、映画館で観たいあれやこれやが観れたので概ね満足。新規カットや実写ハメ込み映像などのメタ演出をかけることでより虚構と現実の境
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.4

世界よ、これが日本の全力B級(厨ニ病)映画だ!

なんでこの作品にあれ程のお金が集まったのか全く理解出来ないが、全力で厨ニ心を刺激するかなりイカれた作品。
CLAMPの怪作を蜷川実花の世界で描くとで圧
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.3

あまりにも完璧だったTVアニメの総集編…正直、ちょっと企画を焦りすぎたのではと思わずにはいられない、早すぎた映画化。

新規カットや新しいエンディングにドキッとはするけれど、やはりこのアニメの肝は独特
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

煙草の演出が素晴らしい作品は名作。

3時間のロードムービーということで手を付けにくかったのだけれど、映画館で観てよかったと心底思った。演出やカメラワーク、音響、そして俳優陣の演技が凄まじくて、単調さ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

もう一度ドルシネで観たい、超絶スタイリッシュガンダム。映像も音響もアニメーション技術の一歩先を行っていた。すごすぎる。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.9

気持ちが良いガチンコ怪獣バトル。こんなバトルが見たかった。難しい話は全て置いてきぼりにする潔さが却って気持ちいい。

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

3.8

表舞台から裏方に回った人の鬱屈とした心情を見事に描き出した作品。残酷だけど、史実を知ってるからどう転んでもバッドエンドは回避出来ることをわかっているので、安心して観ていられた。ところでスキージャンプを>>続きを読む

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.9

笑いの方向性を変えてきた。1がヤクザ任侠ホームアローンだったけど、2はチャップリンだった。皮肉マシマシのブリティッシュジョーク満載ムービーで、すごく質の高いイギリス映画を観た気分。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

山田杏奈の演技力に釘付けになった。目の演技が半端なく凄い。その上濡れ場まで艶やかにこなせる女優魂よ…音響効果やカメラワークに物足りなさを感じるけど、邦画ならではの静かな不気味さが、思春期女子の(ちょっ>>続きを読む

サマーゴースト(2021年製作の映画)

4.3

美しい映画。夏に観たかった。

すごく儚い死生観で送る青春モノ…脚本はもとより、音楽や映像からも思春期の危うさを描いていて、乙一の短編小説特有の世界観を見事に表現していた。そこはかとなく綺麗で、淡白で
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