ashbanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.3

ようやく鑑賞。
世界を巻き込む話なのかと勝手に思い込んでいたが、案外身内感のあるものだった。

いつか眠りにつく前に(2007年製作の映画)

3.4

とてもいい作品だとは思うけど、どこかが消化不良。焦点がぶれている。
もう一歩踏み込んで、それぞれの優しさがよくわかる場面が欲しかったな。
テーマからすると邦題の"いつか"はいらなかったかも。

愛の流刑地(2007年製作の映画)

3.0

原作の古臭さ(幻想がすぎる)なのか、撮り方が一本調子なのかわからないが、情緒がいまひとつ嘘くさい。主人公のふたりはよい雰囲気なのに勿体ない。

RRR(2022年製作の映画)

3.9

すごいなという(語彙ゼロの)感想。
この長さで一度もダレない。
改めてインドの歴史を見直してみたくなる。

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.3

良い作品だとは思うが、散らばった印象で今ひとつ入り込むことができなかった。伝記というものはそういうものだろうが、もう少しだけ妻への思いや猫との生活などポイントが絞られていたらよかったな。
そして、もう
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.3

特に驚きはないが、まぁまぁ楽しめる。
前回と同じく古いような新しいような妙な印象。

ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

3.2

人間のいびつさのようなものが異様に的確に表現されているような気がした。これが狼の攻防なら違和感ないのに、宗教なんてものを理由にするから徐々に捻じ曲がる。自分を正当化して土足で踏み込むな。難解ながら最後>>続きを読む

僕の巡査(2022年製作の映画)

3.3

美しい作品。
ただ、それぞれの"想い"の過程が描き切れていないので微妙に納得できないまま終わってしまう。
惹かれ合うことに理由はないのだろうが、やはりそこもなるほど感が欲しい。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.8

長いがついつい最後まで観てしまった。こうなってほしいという気持ちを叶えてくれながら、まだ行く?という展開。全部盛り。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

なんと言ったらよいのか…何を観たのかよくわからない。面白さはわかるし出てくる人が皆すごく魅力的なんだけど。詰め込み過ぎのおもちゃ箱を無駄にひっくり返してしまった感。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

昔観たあの興奮を思い出す。
時間を経ての人の関係に涙する。
第一作は越えられないような気がすると言ったら贅沢かもしれないが、要素が増えたので仕方がないかな。でも満足。

リプリー(1999年製作の映画)

3.4

ようやくの鑑賞。
どうしても旧作と比べてしまうのだが途中から少しだれてしまう感はあった。
ジュードロウの演技が上手くはまり過ぎていて主人公が霞んでしまったのは仕方ないのだろうか。

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

3.8

序盤のざわざわした展開と思いがけない終盤の対比がいい。情というものは人を変えるのだろうか。

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

4.2

このテーマはつい緊張してしまうのだが、全編を通して子どもの正直な(残酷でもある)目線を通して淡々と描かれた作品だった。金時計が泣かせる。良作。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.5

映像がなんとも美しい。
ガラスのビルのシーンは思わず何度も観返してしまうほど。
007はこういう作品になったのだなと改めて感じた。

石ころの歌(1962年製作の映画)

3.5

淡々とした中に、優しさと古き日本の希望が見えるような気がする。
良作。

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.3

右か左か人生は選択だらけ。
選んだ道がよかったのか悪かったのか。
理想や欲の裏側には何があるのか。
ミヒャエル・エンデの「モモ」が引用されてる?
制作の裏話が有名な作品だが、混沌とした中に言いたいこと
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.4

ひとの行動は、遡って辿っていけば必ず原因となることに突き当たる。
ひとつひとつに向き合えば変わっていけるのだろうか。
少年たちとのひとときがいい。
考えさせられる作品。

リズム・セクション(2019年製作の映画)

3.1

ん〜、勿体ない!
よく考えられてるのに、悲しい過去、訓練、スパイ活動、謎解き、いろいろ盛り込みすぎて焦点定まらず。
主人公の心の変化や成長も人間関係も曖昧で、どこに共感したらいいのか。
ある意味、映画
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.4

ずっと気になっていた。
物語にそれほどまとまりや展開はないが、いろんな人の綻びをひとつひとつ埋めていくような感覚。
そして、なんだろう、あのカフェオーナーの安心感、信頼感。
なんとも言い表せない不思議
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劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

3.3

久しぶりにパペットアニメでのんびり楽しい時間…のつもりだったが、なかなかにハードな旅と怖い設定でもあった。
天変地異が起こるなら(もし最後になるとしたら)大事なひとと一緒に我が家で。
これにつきる。
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プッシャー2(2004年製作の映画)

3.4

実家の家業ってそれかい!だの、
ヤクの包み紙食った!だの笑いながら観ていたが、終盤かなりキたなぁ。
ロクなやついない中でもひとりでも信頼できる人がいたら。
どうしようもない寂しさと孤独が伝わる。
彼、
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.2

落ち着かない。実に落ち着かない話。
こうして人は深みにはまっていくのだろう。
特殊な例だとは思うけど、案外みんな大なり小なり同じものも持っているのかも。
でも辛いなぁ。

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.3

はじめは何が始まったのかと思った。
なんとなく丸めこまれたような気もするが、薄味ながら深いことも言っているような。
差別や偏見と劣等感。
聖職者という名の邪悪。
排除と嘘と安定。
信じることは救われな
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.5

展開は複雑だが前作よりわかりやすい。
ワトソンの振り回されっぷりは今回も楽しめるし、友情の"暑さ"を感じられるシーンもあってなぜか満足。
滝のシーンにつなげるあたりはなかなか秀逸。
ラストの「?」が洒
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.3

序盤のある描写で「ん?」となり怪しんではいたけれど、思った以上の展開でありました。
こういう作品は細かいこと考えずに楽しむのがよろし。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.5

観ておいて言うのもナンだけど、本人の葛藤は映像で再現することなどできないだろうし、反逆でもなんでもない気がする。
本人がこの作品を観たら…いや、観たくないだろうな。
もう一度ライ麦読み返してみる。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

地に足がついている感じというのはこういうことなんだろうなと思う。
普通じゃないと言われることも、それがただ普通である人もいる。
終盤の家族の決断がいい。
地味ながら大きな世界を描いている秀作。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

これね〜。
マッツミケルセンファンとしては冷静な気持ちで鑑賞できないわけですよ。
無事に公開を迎えられただけで幸甚。
危険な賭けを承知でよくぞ役を受けてくれた。

だから、内容がどれくらい面白かったの
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

謎解き編と彼女の人生編がうまく絡み合っている…ように思えたが、後から考えると彼女編の迫力に引きずられて謎解き編の少々拍子抜けの顛末がごまかされたような気もする。
彼女ありき。
女たちの弱さと強さ。
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

静かな淡々とした物語りの中に微妙に緊張感が漂うのは「敬けん」のある種の弊害だろうか。
それが最後に一気に溶ける。
拒否したものさえ与えられた、芸術家は貧しくない、っていい言葉。
晩餐会に"挑む"人々の
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.3

冗長な感じは否めないが、ほぼ展開がないわりには何を言いたいのか知りたくて観続けた。
あの人が言ってることを「確かにな」と思ってしまったのだが、思っていいんだよね、逆説的な戒めだよね。
ラストの辺りは2
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ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(2012年製作の映画)

3.6

また邦題よ。
拒否反応してなかなか観なかったこれまでの時間を返してほしい。
どの国も計り知れない苦悩や陰謀の歴史があり今日があるのだなと思わせる。
デンマーク史の1ページ。
終盤の馬車の中の彼の表情と
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グッド・シェパード(2006年製作の映画)

3.2

今何が起こっているのかを把握しようとしているうちにどんどん展開する。
せめて時系列だったらもう少し入り込めただろうか。
主人公の、主体性のない淡々と暗くトグロを巻くような人生を一方的に見せられたような
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.9

大きな展開はないが、演出やセリフの繊細な表現に引き込まれて最後まで観てしまった。
制作者の意図が沢山詰まっている。
体感は120分くらい。
自分が知らない名作はまだまだあるのだろうな。

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.4

ふつう版アニメの絵は好きだがこんな作品があることは知らなかった。
動画の技術に気を取られながらも、終盤のアクションシーンはついつい見入ってしまう。
家族で普通に楽しめる。