梅澤篤史シナリオライターさんの映画レビュー・感想・評価

梅澤篤史シナリオライター

梅澤篤史シナリオライター

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次元大介(2023年製作の映画)

1.0

次元ではない…かな。
次元は、クールってだけじゃないのよ。

独特なおっさん加減と抜けた部分もあるCoolなおっさんなのよ。

ルックバック(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何度も観て噛み締めることができる作品。
漫画を描き始めて、みんなに評価された瞬間や、天才に認められた瞬間、二人で描き始めた時間。

幸せというのは散りばめられていて、決してその場に留まることはなかった
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

観る年齢によって観かたが変わる作品。

年齢というのは、精神年齢なのか作家としての年齢なのか。
 
自分も小説を書くけれど、書く書く言って書いてない日々や、書けど書けど、周りに流されて書かなくなったり
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

4.5

これはよかった。
上映から5日後に観れたから予備知識ほぼなしで行ったけど、多少歴史を知っていたほうが楽しめると思う。

以前に日本史の勉強をしていたから内容を少しは理解できたけれど、もっと勉強しておけ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.5

アクションホラー!
怖いシーンというか驚くシーンが多く、テンポもよくて面白かった。

ホラー慣れしてない人の入り口にはいいかも?

キッズ・イン・ラブ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

カーラが一番輝いてたよ。
恋する子どもたちの葛藤が、うまく描かれていて、同じ年代の子たちにどれほど突き刺さる作品なのだろうと興味を持った。

正しい道は、自分が歩きたいと思った道に決まっていて、誰かに
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とうとう観ました。
【ヘレディタリー継承】

友人に「この映画こわいよ」って言われてから3年経ちました。

怖かったです…

なにが怖いって、なんだか全てが実際に有り得そうなところ。

想像が具現化さ
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

4.0

噂には聞いていました。
最高におもろかった。

テンポよく進む展開にド派手なアクションとギャグ。はじめからギャグっぽいと知っていたからこそ楽しめる空気感。

シリアスな部分も笑いに変えてくれるし、とに
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.8

妖怪が当たり前に存在する鎌倉。最高でした。雰囲気から物語、なにからなにまで暖かくて、見ていてほっとする。

子どもにも観やすいし、作家という生き物について詳しく知れる。昔の作家は、本当に偉大な存在とし
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

AIの扱いには今後も慎重でいないと、人間は痛い目をみる。
実際にAI同士が喧嘩をしたニュースなんかがあったりするし、AIがこの映画みたいに成長したらと考えながら見るとゾクゾクする。

雰囲気もよくて、
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.6

面白かった!
童話のルール完全無視で突っ走ってく感じが好き。

戦闘シーンも面白いし、子どもと観ても、一人で観ても童心に帰れる。

良い作品でした。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.5

正直期待したほどではなかった。
料理番のレクター博士のような…

ありそうである設定だった。芸術をどう捉えるかは自由だと思うけど、押し付けるとこうなる。

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

日本の、侍の奥ゆかしさを感じた。時代劇で囲碁の勝負を見れるなんて思わなかったし、囲碁のルールが分からずとも楽しめる。

草彅さんの顔も演技も、なんだか時代劇に凄く合っていた。うますぎず丁度よい加減でし
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ブラックコメディだなーって感じがした。
ヴィーガンとか環境活動家がうるさい現代にはもってこいの作品かもだけど、少々過激笑

言いたいことは分かるんだが、食べちゃうなんて…

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.5

アニメ観たことなかったからか、感情移入がそこまでできなかったが、世界観が凄く好き。
アニメを凄く観たくなった!

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

少年は、フィルム越しに世界を観る。

映画を観るという体験と玩具の機関車を手に入れた瞬間から、彼は映画作りに夢中になった。フィルム越しの世界は、どこまでも広く、自分の世界をカタチにできた。こちらの世界
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

上空からコカインが落ちてきた事件。
【コカインベア】というネームセンスから、この物語の面白さが伺える。

話題になるだけあるなーって感じの映画で、終始調子良い。

「上空でコカインを落とした男は、たぶ
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

報われない。
どれだけ努力しようが、周りからの影響に耐えられる心の強さがないと生きられない。

残酷な世界は、みんなに平等なわけじゃない。幸せも平等じゃない。

結局は自分1人で選択をし続けて、生きね
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

なるほど。
これがパルプフィクションか。

ピースが繋がっていく感覚がたまらない。

じっくりとゆっくり、何度でも観たいと思える作品。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

ピクサー強すぎ。
最近は、子どもたちと映画に行くといってもクレしんとかドラえもん、だったけど、さすがのピクサーとディズニーはツボが違う!

これは人生の学びになるなと、考えられる部分が沢山あった。思春
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

さすがアリ・アスター監督。
脳みそ揉みしだかれた。
これはネタバレというか、全部話したい。

前半は、ボーの周りには変な奴が多いなーって思ってたけど、「あれ?これもしかしてボーの妄想かも」って思ってた
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.0

これがジャパニーズホラーだと思われたくない。

最近のホラー映画は、すぐに「気持ち悪い」に走りがち。気持ち悪かったり、理解の追い付かないものに恐怖を感じると決め付けているように感じる。

ミッドサマー
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.5

おすすめされて観た!
気持ち悪い!
口元が気持ち悪い。
ヒロイン可愛いから観てられました。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.0

視聴者に伏線回収をさせてくれるのがノーランの良いところ。

実際にありそうなことを、実体験のように描いてくるから、惹き込まれてしまう。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

考えさせられるというか、この映画の生活に囚われるような、そんな気分になった。

社会から断絶された生活を見せられて、社会から人を断絶する社会を見せられて。

人にもそれぞれ生きやすい世界があって、人は
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セブン(1995年製作の映画)

3.6

セブンね。
なるほど。

至るところでエンディングの残酷さが謳われている映画のため、エンディングを知っていた。

知らなければよかったという部分と、七つの大罪を扱った作品は、大体このような展開になると
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

オットーみたいな人って人生を損しているように見えて、実は誰かに必要とされる人で、それが生き甲斐だったりする。

誰も助けてくれないときに自分だけでなんとかしなければいけない状況。
オットーは、ずっと正
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

3.5

ワンピースの漫画で「長い時間」を表現してた。

お金の魔力は恐ろしく、「みんな」が善意で助けたはずなのに「お金」に助けられたと勘違いしていた主人公と母。

けど、五億円って当事者からしたらとてつもない
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

5.0

このシリーズ面白すぎる。
2人のアドリブに近い(アドリブなのかもしれないけど)演技が最高。

会話劇がとにかく面白くて、惹き込まれる。

アクション好きではない私としては、アクションシーンを「すげぇ」
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(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

内容的に重いものになると感じてたが、思ってたより観やすかった。

残酷なのに、クスッと笑えるところがある。これだから北野武作品はやめられない。

一人ひとりのキャラクターがしっかり生きていて、カメラワ
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20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

3.5

いい調子!
なんだか雰囲気がいいからなのか、観やすい。

徐々に世界が、日本が腐敗していく感じ。国が機能しなくなり、国民が汚染され、立ち上がるものが生まれる。国を守ろうとすればするほど、貧しくなって、
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.8

冒頭のロックがよかった。
T.Rexの20センチュリー・ボーイは、映画に惹き込むには最適な音楽で、ロックがなにか変化をもたらそうとしていることが、ひしひしと伝わった。

物語も設定も好き。

国に問題
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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やはりロックは世界を変える。
ケンジ、なにも変わらなくなんかなかった。
ケンジが学校で流したロックは、世界を変えてしまったんだ。

世界とは自分自身でもあり、自分自身の過ちさえも変えた。

やったこと
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湯道(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カメラワークがとにかく凄い。観ていて気持ち良い。銭湯を使った日本ならではのカメラワークは、他には真似できないだろう。

日本人らしいお風呂というテーマに、万人を引き込もうとする意図が感じられて、よかっ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

「生きる」、ただそれだけ。それが物凄く難しい。毎日同じことを繰り返すこと、これは生きていると言えるのだろうか。

「生きる」というのは、瞬間を過ごすこと。長い人生においても、幸せな瞬間があったはず。死
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