海老シュウマイさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

海老シュウマイ

海老シュウマイ

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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.0

いやいや愛はあるでしょ。
みんな料理屋の二階に通されて、料理を運んできた女中さんと、たまたま電撃的に恋に落ちて、50分間の愛の交わりをしているわけでしょ。
めちゃくちゃ愛にあふれてるじゃん。
(出会っ
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シノノメ色の週末(2021年製作の映画)

4.0

「現実つらい→あの頃は良かった」を3ターンぐらいダラダラと繰り返されて、このまま終わったらどうしようと思っているところに、異物が入ってきて急に物語が転がり出すところが面白かった。

結局、最後にメッセ
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ギャル議員(2012年製作の映画)

2.0

もう一段階だけまじめ方向に振ってくれたら良かったのに。キャバ嬢から見える選挙の世界や世の中全般。

有権者の困りごとやニーズを聞くのはキャバとおんなじじゃん!という気づきがあったり、同じく夜の街で働く
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バブル(2022年製作の映画)

1.0

アニメのことは本当によくわからないんだけども、
登場人物に熱や血液、体液の入ってない感じ、よくできた食品サンプルのような。
それが狙いと言われれば返す言葉もないけど。

県庁おもてなし課(2013年製作の映画)

1.0

有川浩の描く女性像はもれなく「だってしょうがないんだもん」って言いそう。
いや1文字も読んだことないけど。

阪急電車の中谷美紀から、植物図鑑の高畑充希、図書館戦争の榮倉奈々までみんな。

本作の堀北
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俺物語!!(2015年製作の映画)

1.0

開始10分から残り90分間話が変わらないことも問題だけど、
これほんとにいい奴?
自分の気持ちをちゃんと伝えずに、独りよがりなことして悦に入ってるのヤバいでしょ。DVするよ。

相手の幸せのために自分
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

すげー良かった。

おそらく、やってることは正しくはないのだけど、彼女たちの成長は正しくて、めちゃくちゃなお話のようでラストではちゃんと映画的カタルシスみたいなのも用意されていて、とっても真っ当な映画
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しあわせのマスカット(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

丹波多聞アンドリウとは、今後くる女優さんについて朝まで飲める気がするけど、
映画、ドラマに限らずお話を作っていくことにはあんまり興味がない人なのかもしれない。良くも悪くもインディーズ的というか。

西
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100回泣くこと(2013年製作の映画)

1.0

原作未読で映画も集中してなかったけど、
開始2分でネタバレしててビビった。
普通に観客にも伝えないで進めればいいのに。

優しい嘘系で共感できたことがあんまりなくて、そのやり口は好きくないなぁ。せめて
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何十年目だったかの告白のように、藤原竜也に振り回されて徒労感だけ残るのかと思ったら意外に楽しめた。力の抜けた藤原竜也が好きだなぁ。

「現実か小説か」というおもしろポイントからは早々に脱落してしまい、
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

伊藤万理華は嫌いじゃないけど、どの作品を見ても同じ演技テンションで大きな演技をしていて苦手。大きな芝居で顔芸してれば表現力が高いってわけじゃない。

そしてこの作品は、物語の動く大事な場面で演説を始め
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総理の夫(2021年製作の映画)

1.0

外で仕事して家に帰ってきたらパートナーには甘やかしてもらいたい、旧来からの主従関係を維持しつつ男女入れ替えただけのやつ。

演説での上滑り感、中身のなさは皮肉表現なら大したもんだけど、大真面目っぽいか
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

東野圭吾が好きです。大体、移動のときに文庫本を買って、着いたあたりでちょうど読み終わる。

途中眠くなって内容が途切れていても、家に着けば続きが全く気にならないし、なんなら途中、本を忘れてきても忘れた
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

2.0

登場するキャラクターが魅力的なのは確かで、会話のテンポが心地良いのも確か。
また、血のつながりを越えようとする話も良かった。

ただ、心情吐露合戦がすごくて映画的ではなかったし、古くからの映画館が全肯
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咲 Saki(2016年製作の映画)

4.0

基本コスプレAVだし、良く言ってもB級アイドル映画なのだけど、
この全肯定主義、全方位承認で登場人物が解放されてゆくさまは観ていて胸熱ではあった。

マイナー部活のスポ根物語というありがちなカテゴリの
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

3.0

序盤はこの試される感じ、思考実験が楽しかったのだけど、
この男が福原遥に対して「可愛いから」意外に何に惹かれてるのかよくわからず、1ミリも変わらない福原遥をただただ甘やかす展開が退屈になってきた。
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ももいろそらを カラー版(2020年製作の映画)

3.0

財布を拾ったあとの歩道の芝生・花壇に出たり入ったりの逡巡とか、女子高生同士のやり取りなど、映像としても会話劇としても楽しかったのだけど、

ラストの描写が苦手すぎるうえに、結局やりたかったのはこれなん
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ひるなかの流星(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

イケてない山育ちの永野芽郁が最高で、本心が外に出てしまうバカまっすぐな姿が周りを変えていく、大好きなやつ。

そして、教員が恋をするとか、同意なくいきなりキスをするなど、倫理的、法律的に抵抗感がある部
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

1.0

電鉄系のCMとしてよくできてると思った。東京メトロのCMにありそう。それかMV。なぜか2時間もやってたけど。

そんなキャッチーで記号的な作りは、あえてやってますと言われるだろうけど、

「もともと何
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小説の神様 君としか描けない物語(2020年製作の映画)

2.0

よくわからないけど、映像表現としていろいろ好きにやっていいとは思うし、MV風は嫌いじゃないし。

ただ、それにはお話の筋がしっかりないといけないし、ベタをやりたくないのはわかるけど、バーっと色づくのと
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

1.0

現代的なルックをまとっているように見えて、実は昔のポルノとケータイ小説のミックスなだけで全然新しくない。

王道キラキラ物語じゃないことが作品のアイデンティティっすか(笑)

支離滅裂な登場人物を「思
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

韓→伊→日の3連続はさすがに飽きて反省なのだけど、日本版はかなり変更されてて新鮮ではあった。

一昔前にはトレンドの主流にいたおじいちゃん達が、「あの頃」のキャストを集めておじいちゃん、おばあちゃん向
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あしたのわたしへ 私の卒業 第3期(2022年製作の映画)

1.0

第1期から全部観て、本作が一番映画っぽい普通の作りになってる気がするけど、その分、普通につまらなくなった気もする。

それまでの短編集から中編になったことで、登場人物をより掘り下げることができるように
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

4.0

小松菜奈、最高。
メインじゃないので抑える演出、演技なのに溢れ出てしまう存在感。
くそダサい制服におさげ、長崎弁が最高。
「うち、好いとっとさぁ」を100億回ループできる。

でもこの役は小松菜奈じゃ
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人数の町(2020年製作の映画)

1.0

思考実験型の導入部は期待感が高まって、
この施設、農作業や家畜がいなくて食料はどうしてるんだろ?年寄りがいないってことは・・・
ってグロシーンまで覚悟したのに肉食わないのなんなのよ。年寄り殺して食いな
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名前(2018年製作の映画)

5.0

ダメな中年男と女子高生の物語というだけで100万点だし、そこに駒井蓮とくればそれだけで100億点からのスタート。

「恋は雨上がりのように」と「ロマンス 」のお話を「下妻物語」の舞台でやるという、最強
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

べーやんのいない「君の膵臓をたべたい」には興味がないので、ずっと冷めてはいたのだけど、
ネトフリ主導で博報堂入れただけで同じ脚本家、撮影、音楽、ミスチルを使えて、中島健人と松本穂香を配置できるのはすご
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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この、どうやって利益を出してるのかわからないような女性店主の店に(主に飲食店)、悩みを抱えてやってきた客が一口食べるだけで問題が解決してしまう系の映画はかなり苦手なのだけど、

本作では一応、労働をす
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

5.0

しょうもないギャグや佐藤二朗、セリフ、シーンの繰り返しの多用など、頭痛が痛くなる状態なのに、
観終わったあとのこの爽快感はなんなんだろう。

やっぱり大元にある「自分の気持ちを伝えることの大切さ」とい
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櫻の園 -さくらのその-(2008年製作の映画)

2.0

セルフリメイクなのにこんなことになってしまったのは、ひとえに大衆化チューニングのせいだと思う。

オスカーや松竹の思惑として、幅広い層に訴求させるべく、1990年版をよりポップに、わかりやすく、現代的
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

2.0

単なる、昔は良かったのお話でもなく、
歳を重ねても何者にもなれず、でも格好だけは付けていたい、ってのは好きなやつではあるけれど、

それでも、もう一歩何かあればもっと好きになれた気がする。

ここはや
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これずっと小松菜奈はミスキャストだと思っていて、あまりに「普通」な役どころで、浜辺美波、川口春奈など他のメジャーどころでも代替できてしまうところに唯一無二の小松菜奈は座りが悪い気がする。
ただ、それで
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

4.0

三木孝浩が上野樹里に恋してたやつ。
そして葵わかなの父親になろうとした三木孝浩。
そんなファンタジー。
俺をショートダッフルフェチにさせた罪深き映画。

植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

1.0

世の中にいろんなファンタジーがあっていいけれど(ファミレスの中年店長に女子高生が恋をするとか)、

この二人、普通にコミュニケーションを取ろうよ。
何も聞かず相手の自転車を買ってくるとか、帰りが遅いか
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honey(2018年製作の映画)

2.0

ピーチガールの監督、脚本、ポンコツコンビがなぜか復活。
今回まだマシだったのは原作が良かったから、かもしれない。

とりあえず高速原作トレースは結果、誰も幸せにしないからやめよう。コミック連載の尺のば
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僕等がいた 前篇(2011年製作の映画)

3.0

勧められたテレビドラマの「最愛」1話の女子高生時代の吉高由里子にやられてしまい、エキセントリックな役柄のイメージがついているけど、実は女子高生役がハマり役なんじゃないかと、本作を観てみた。

結果、な
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