海老シュウマイ

honeyの海老シュウマイのレビュー・感想・評価

honey(2018年製作の映画)
2.0
ピーチガールの監督、脚本、ポンコツコンビがなぜか復活。
今回まだマシだったのは原作が良かったから、かもしれない。

とりあえず高速原作トレースは結果、誰も幸せにしないからやめよう。コミック連載の尺のばし(主に登場人物の追加)に映画が付き合ってやることはない。
原作の中身を切らないでトレースすることが原作リスペクトではなくて、メインのホントのホントの大事な部分を抽出して映像として現実のものにするのが実写化だと思うんだよ。

浅川梨奈とかいらなかったでしょ。
平野紫耀がみんなに優しいこと、平祐奈の嫉妬・本心に気づく、陰キャの成長、をやりたかったのはわかるけど、これだけで一本作れるぐらいの話だから。

今回、高橋優という大人の存在があって、「守る」とはどういうことかみたいなテーマはすごく良かったのに、
結局、大人や男の自己犠牲による徹底した甘やかし、しかなくて、いつのまにか勝手に成長した(ことになっている)主人公がハッピーエンドと言われても。

そもそも18歳成人って時代に、いつまで高校生が子供のつもりなのか。

守るって身体の話じゃないってシーンの後に結局、身体の話なのかい!ってのもあるし、そもそも身体の話にならないように全力で回避してる姿は守ってることにならないのかって話で。

そんなに守られたい願望があるなら、ちょっと自分の身の回りを見直してみるだけで、
自分を守るために大勢の人々が働いてくれてることに気づくと思うんだが…