海老シュウマイさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

海老シュウマイ

海老シュウマイ

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ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で何が起こるかわからない状態のため、終始、不穏な空気と映像が続くのは緊張感があって良かったような、
一方で、重いペースで進む話運びも相まって、作り手の自意識というか匂わせが段々とうざくなってき
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

1.0

みんな若いのにストイックで偉いなぁ
そんなに大変な思いをしたいならワタミにでも就職すればいいと思うよ
努力、根性、友情(笑)で乗り切ってくださいね

あさひなぐ(2017年製作の映画)

1.0

西野の丸メガネ発明した奴とは朝まで飲めそう。ぷんすかいくちゃん考えた奴には一杯おごりたい。

しかし、
お話が全くないのはなんなんだ。
「サヨナラの意味」や「ガールズルール」のMVのほうがよっぽど映画
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トリガール!(2017年製作の映画)

4.0

◯◯ガール!というタイトルからしてヤバそうで、ビックリマークまで付いたおっさんセンス全開。

オタク像の古さや扱いの酷さに加え、池田エライザの「女の子」的な立ち位置もカビが生えてそうな置き方で辟易する
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スパイの妻(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

観るタイミングが良くなかった気もするけど、今の私にこの味わいを楽しめる味覚と余裕はないみたいだ。

大きい芝居と、セットのチープさも舞台劇のようで苦手だったし(計算なんですと言われても)、

右も左も
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

1.0

結局、英勉はホモソーシャルなマッチョイズムを描きたかっただけで、冒頭の繰り返しで自分の興味を使い果たし、

ラストの映像の汚さからは、
海の美しさ、神秘さ、ダイビングの素晴らしさが全く感じられず、
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

4.0

原作未読、アニメ未見、実写ドラマだけおそらく観ているはず、ぐらい。それでも冒頭20分の振り返りが長く感じた。
ただ、ここは急に浜辺美波が投入されたことと無関係ではないように思われ、コアなファン向けでは
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gift(2014年製作の映画)

4.0

偏屈な遠藤憲一と垢抜けない松井玲奈の二人が段々と愛おしくなってくる。
ロードムービーは乗れたもん勝ちということで、無事、同乗させてもらえた。

お話も重いようで飲み込みやすい軽さもあり、やっぱり重いよ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的にヴィーナスフォートがめちゃくちゃ苦手で、常に出口を探していないと落ち着かないのですよ。
そんな閉じた世界が二人にとって社会とつながるためのリハビリの場所として描かれてるのが良かった。とりあえず
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PとJK(2017年製作の映画)

4.0

高杉真宙のエピソードが良かったなぁ。
ぶっ飛んだ設定の話にあれが入ってくるのはバランサーとして良かったし、警察官の設定も生かせた。

恋敵登場や文化祭イベントと素材はド定番なものなのに、文化祭の準備が
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ピーチガール(2017年製作の映画)

1.0

全員イカれてやがる!
永野芽郁ちゃん最高!
ついでに監督、脚本から原作者までアホすぎて最高!

ベタができない照れと、外しがイケてると思っちゃう厨二感、良きことはすべて偽善で人間の本質は性悪説、みたい
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AI崩壊(2020年製作の映画)

1.0

めちゃくちゃ考えさせられた。

なぜ、こんな映画が生まれてしまうのか、
そして大衆向けチューニングとは何なのか。

多くの方々が同じ所を指摘しているように映像、お話にアラが多くて、少なくとも脚本に関し
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

北欧、暮らしの道具店による丁寧な暮らし系(笑)の映画ということで半笑いで鼻をほじりながら見始めて、案の定どうやって生計を立てているのか不明な登場人物たちの、漂白されまくった、いけすかない暮らしを見せら>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

おそらく死生観も「不老不死」に対する感覚も、そのテクノロジーに対する感覚も、作り手たちと共有できそうな気はするのに、好きになれない感じだった。

遺体をプラスチックにする話と、生きている自分の細胞を入
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

三木孝浩+ファンタジーは、陽だまりの彼女も僕は明日〜も好きなのに、これはやっつけモード?を感じてしまった。それか手に負えなかったのか。

五行ぐらいのあらすじから、「はいはい裏切りね、そんでコールドス
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ひとつの夏の物語な感じ、上白石萌歌のやんちゃ感、人から人に受け継がれるコミュニケーションなど、好きなお話、映像ではあった。

主人公のキャラクターとして、大事な場面で笑ってしまう、本気を出さない、本心
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正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

4.0

関西弁のポーリンというだけでヨダレが止まらないのだけども、ポーリンじゃなくても好きな作品だった気がする。

何も起こらない日常まったり系のようでいて、実はこの短尺で結構な情報量だったし、サブに見えそう
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.0

もともと結論投げっぱなし監督とは思わないけれど、本作では強い明確なメッセージは感じられた。

ミクロの問題でも常にマクロな視点も持っていたし、映画技法として好きなところもあった。福山雅治が良かったかは
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友罪(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

この考えさせられる風のトンデモ映画なくなってくれ。
扱うテーマやメッセージ自体は真っ当なだけに、そのメッセージ性が揺らいでしまうのが悲しい。

大きい社会制度の中で生きてる前提で話が始まるのに(法律が
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

宗教がどうのみたいな吉田大八っぽさが薄くて見やすかったけど、結果、振り切れてない普通の大衆娯楽作品になってる気もする。
それをフジテレビ映画的なバカさが足りないと捉えるか、MV風のスタイリッシュな演出
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かくも長き道のり(2020年製作の映画)

3.0

いつもの町おこし映画かと思ったらちゃんとお話があって意外に良かった。

それは中年男性と若い女性の恋愛のお話だからという点も大きいけど、中年の矜持が好きなんだからしょうがない。

主人公の北村優衣の、
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下妻物語(2004年製作の映画)

5.0

恥ずかしくて言えないけど、生涯ベスト級に好きなやつ。

約20年前の作品でも、女性の自己実現とシスターフッド的なテーマが扱われ、そんなフェミ層狙い打ちでもなく普通に全年齢向け大衆エンタメになってるとこ
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滑走路(2020年製作の映画)

1.0

自死した原作者に対して、それをコピーに売られていくのはどうなんだろう。本人嫌がってないんだろうか。

そして、遺された人たちの思いとして、その結果を否定できない気持ちも理解できるけど、
劇中でも同じよ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.0

この今どきな設定と受ける作り方、ネトフリのマーケティングは本当に優秀。

個人的には、映像やお話の熱量が低い作りなほどエモいとされる作品は苦手なのでハマらないのは当然だけど、
さほど嫌悪感もなく観れた
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

生と死を重すぎにならないように描き、受け手に考えさせるのは悪くないと思うし、間宮翔太郎と桜井日奈子の掛け合いも良かったし、登場人物の成長も、返報性の法則も好きなやつだったけど、
ラストの展開は興醒めだ
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

イイ話風なのにまったく付いていけなかった。
長編少女コミックのダイジェスト映画並みに主人公の心情がわからなかった。

孤独感→カラフルな多様性→みんなに愛されてたんだ!
って全然ロジック通ってないけど
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

2.0

川の両岸が生死だったり、ピタゴラスイッチ的なやつが運命論(一本道)だったり、服の色で再生だったり、フード理論だったり、わかりやすい部分も多かった気はするけど、

こだわりの映像表現の割に、大事なご対面
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.0

人の死を軽〜く扱うなよとか、犯人との格闘シーンは真面目にやれよとか思うところはあるのだけれど、
最終的に「死んだら終わり」というメッセージは悪くないと思った。

自分から終わらせたいと思ってしまう状況
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初恋ロスタイム(2019年製作の映画)

3.0

興収無視の実績作り映画に良いも悪いもない気はするけど、なんだかんだで楽しめた。

この手のお話界隈もインフレ起こしてて大変だなーという印象。
ただ、その要素の切り替えにはそれなりに納得できたし、「二人
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氷菓(2017年製作の映画)

3.0

この暗くて不穏な感じ、良かった。
灰色な青春、最高。
青春キラキラ感のカウンターカルチャーなんだろかこういう試みは。そもそも学園ホラーは全部こんな感じなんだろか。

広瀬アリスとふにこの濃ゆい顔立ちに
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胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

1.0

作り手たちがワイワイやって演者も経験になって楽しめてたならそれだけでいいのだけど、ちょっと害悪がすぎる。
普通に暴力や同意なくキスしてくるのは犯罪なので。

その胸の高鳴りは恋ではなくて、自己防衛とか
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

1.0

こだわった映像表現で刺さる人には刺さるんだろうけど、離島や雪に閉ざされた閉塞感とかはわかりやすかったし、そこからのラストもわかる気がするし、
個人的にはイヤミスでさえなくて、ありふれた落とし所に思えた
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

駒井蓮と黒川芽衣が好きすぎて、この世界に引っ張られたのはあるけれど、間違いのないお話を、間違いのない手法で真面目に作っていて、普段、自分はどんだけゲテモノしか観てないんだよと思わされたり。

青森の文
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物置のピアノ(2012年製作の映画)

2.0

燃えた物置でピアノの連弾は、火災からの再生、二人の関係性の再生の描写として好きだったし、仮設校舎が邪魔をする狭い空など、教科書的かもしれないけど(だからこそ自分にも理解できたということも含め)、好きな>>続きを読む

書くが、まま(2018年製作の映画)

4.0

主人公の成長と返報性の法則という大好きな取り合わせのお話で、ベタではあるけど、ベタと言われるだけの理由はあるなと思わされるし、
「音楽には人を変えるチカラがあるんだよ!」みたいな
セリフで説明しちゃう
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