◯◯ガール!というタイトルからしてヤバそうで、ビックリマークまで付いたおっさんセンス全開。
オタク像の古さや扱いの酷さに加え、池田エライザの「女の子」的な立ち位置もカビが生えてそうな置き方で辟易する(人力飛行機やりたくて理系の大学を選んだなら、少なくとも設計とかメカニック的なことをやりたかったんじゃないの?)。
そんなおっさんセンスな上に結局、問題をすべて気合で解決してしまうような脳筋スポ根物語に乗れるわけがない、ましてや英勉。
しょうもないコメディ要素やナダルとか音楽とか、救いようがないのに、
なぜか定期的に観てしまう。
やっぱりパイロット二人の掛け合いが好きすぎるし、典型的、記号的すぎるとはいえ自分の弱さや迷いを、漕ぐことでドリブンしていく姿には爽快感がある。
「やっぱり飛ぶのが好き!」みたいなセリフに落とし込まないところも好きなのかもしれない。最後まで弱さを持ったままというか。
なんだかんだで土屋太鳳ちゃんを好きになってしまうし、こんな大学生好きだし、こんな学生生活を送りたかったな〜というおっさんセンサーを刺激されてしまう。
この映画を観たいと思う時は、そんぐらいコンディション良くないのかなと気づいたり。
映画の感想なんてほんとに自分のコンディション次第だなと痛感した記録として。
(そんなことに左右されず、客観的な基準を持っていなきゃとは思うけども)