atyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.5

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今まで見た台湾映画の中でも、かなり上位で好きかも。早く生きる彼女の行動力と決断力と切替力がとても魅力的。テンポも会話のユーモアも面白くて、ずっとニコニコして見ちゃった。

個人的には、擬人化した壁虎(
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

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怪物だーれだ?というのが、やっぱり考えるところなんだけど、「鑑賞者自身が怪物」という結論を出してみたい。母親視点になると保利先生が、保利先生視点になると湊君が、湊君視点になると同級生が、校長視点になる>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

登場キャラクターの豪華さだけでなく、細かい挙動や台詞に、ゲーム自体のオマージュ(リスペクト)が随所に見られて、ゲーム好きとしてはかなり楽しめた。また、それらと独自の解釈とのバランスがとても良く、新鮮で>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

相当良かった。原作を全く知らない自分でも楽しめる内容。

通常は普通のアニメなのに、演奏するシーンだけCGを使ってフレームレートがあがった作画になる。その動きが微妙にリアルさを欠いていて、人形を見てる
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

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すげーーー良い。

これを見て、やっぱり映画はテンポだな、と思った。息継ぎのタイミングでアングルが変わっていくのが、リズムがよくて、身体がノっていく感覚があった。

シン・仮面ライダーと製作陣が全然違
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

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面白かった!残念ながら、期待以上ではなかったけれど、自分的には満足行く内容でした。

初っ端からカメラワークが独特だった。普通の煽りや俯瞰のレベルを超えた、真下や真上からのショットが多く、カメラの切り
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若葉のころ(2015年製作の映画)

3.7

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全編青春すぎる。親娘が青春時代に同じような経験をしていて、それがオーバーラップしていくのが面白かった。もちろん全く一緒ではなく、母親の時代は教員との関係が複雑だったり、娘の時代は三角関係に巻き込まれた>>続きを読む

The Kids(2015年製作の映画)

3.8

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佳家が可愛すぎて、それだけで良い映画。時系列をごちゃ混ぜにして、学生時代と社会人時代を行ったり来たりするのだけれど、二人の見た目が殆ど変わらない。制服を着ているかどうか、くらい。最初は、メイク班の手抜>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.7

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よよよよ、よすぎる〜!!!

登場人物が全員良い。口数少ないけれど、芯があり、誰一人つまらない人がいない。そのため、主人公みたいな人が沢山で、結構複雑なんだけど、バトンを渡していくように、それぞれの物
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

登場人物のことが誰一人好きになれないまま終わってしまった。みんな良い大人だけど、子供っぽいところもあって、その隙間でフラフラしている人ばかり。彼らが考えていることがよく分からなかったし、共感もできなか>>続きを読む

光陰的故事(1982年製作の映画)

3.9

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それぞれの監督がお送りする4つの短編のオムニバス映画。楊德昌が目的で見たけど、正解だった。逆に言うと、それ以外の3編はパッとしなかった。プロと素人、と言っても差し支えないほどの差を感じた。

楊德昌の
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ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)

4.2

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このシリーズは全部良い。李安監督のファンになりそうだ。

冒頭のシーンの見せ方が、飲食男女に似ていた。ひたすら料理するのに対して、ひたすら鍛える姿を至近距離で撮る。やっぱり好きな映画は、最初から「良い
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

3.5

前作の前日譚で、1での人間関係や、過去のことを深掘りして、伏線を捕捉する形を取っている。
ファンにとってはたまらないのだろうが、僕にとっては蛇足に思えて仕方がなかった。

今作は、前作に比べてハラハラ
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(1997年製作の映画)

3.8

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蔡明亮監督の他の作品に比べて、遥かに動きが多く、分かりやすいストーリーもあって、一番楽しく鑑賞できた。

バイク事故で首を痛めた男の話。年齢設定もイマイチ分からないが、親と一緒に暮らしているところを見
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

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ベイビーわるきゅーれほどの衝撃が無かった。「最初に過去が語られること」と「強そうな見た目であること」で、弱そうなのに強い、という驚きが少なかった。
脇役のダルい語り口が長すぎたり、どうでも良いやつらの
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.5

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絵がひたすらに綺麗。「勝手に部屋に入って掃除する」という行為や、「ファストフードの店員と踊る客」など、監督の他の作品と繋がりが感じられて面白かった。
見てから時間が空いてしまったので結構忘れてしまって
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愛の神、エロス(2004年製作の映画)

4.2

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王家衛で一番好きな作品になった。このくらいの短さの方が良いのかもしれない。音楽・映像・俳優・脚本、全てが良すぎる。

ソダーバーグの作品も、構図が素晴らしかったし、コミカルな部分もあってで、面白かった
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.2

高校生の時分、映画館で初めての彼女と一緒に見ました。如何に手を繋ぐかだけを考えて中身全く見てませんでした。嘘です。

山下達郎とビーチボーイズにまんまとハマりました。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

2.6

無人島の無言シーンが長すぎて寝た記憶。それがすごく、リアルに感じた。

ウィルソン君🥲

アキレスと亀(2008年製作の映画)

2.5

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北野武が登場するまでの1時間半、全カットでいいと思う。みんな演技が微妙だし、良い人も出て来ないし、重要な伏線みたいなものもあまりなく、面白い箇所が一つも無かった。過去を描く理由がいまいち分からない。>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.5

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とても良かった。タイトルの出し方と、田中角栄みたいな主演の、のっそりとした登場で、これは名作だと確信。農民が目の前のことにひたすら「向き合う」生活が描かれる。

田舎と都会の対立は、物語の軸ではあるけ
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.8

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結局人間が怖いのが、一番怖いということを知った。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.6

ゆっくり壮大な映像が流れていた記憶。いろんな作品がオマージュしているから、これを見ているだけで得することがしばしば。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

今まで見たホラーでダントツに面白かった。いろんな絵がずっと頭に残っている。思い出深い、初めてのキューブリック作品。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

映画好きの先輩に教えてもらうも、あまり良さが分からず。今見たらもう少し面白さが分かるとは思うのだけれど。

ズートピア(2016年製作の映画)

3.9

映画館で見た。ディズニーはだいたい面白いけれど、その中でも好きだった。メイン二人の性格が好き。

1984(1956年製作の映画)

3.7

これを見て以来、システムに疑いの目を持てるようになった。

動物農場(1954年製作の映画)

4.0

隠れた(?)名作だと思う。動物が演じるからこそ見えてくる人間のおろかさ。秩序と自由のバランスをとることの難しさ。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.5

最初のモノローグと音楽の組み合わせが好きすぎる。英語の勉強のために、録音して繰り返し聞いたくらい好きな部分。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

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2人とも可愛いしカッコいいし、その可愛さとカッコ良さの方向性が違うので、1回で4度美味しい映画。そのため90分ずっとニヤニヤしながら見てしまった。こんなもの見せられたら、全人類がおじさんになってしまう>>続きを読む