Emiさんの映画レビュー・感想・評価

Emi

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視線(2022年製作の映画)

2.8

言葉が通じない、頼る人が夫しかいない環境での恐怖はいつもより敏感になってしまう。
夫は妄想ではないかと口走ってしまったけど、それ以前も妻を気にかけていたし、防犯カメラだって警察だってマンションにだって
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ワッツ・インサイド(2024年製作の映画)

3.3

積み上げてきた今までの私の人生も人間関係も捨てられない。

サイラスは恋人として最低だけど、刑務所に入るのは過酷すぎでは。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.2

人間の言動はある意味、脳に支配されていて感染によってコントロールがきかなくなったら。感染していなくてもコントロールできていない人間も場合もある。「お前と私は同じ」と言っていたように。

食後にこの映画
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戦と乱(2024年製作の映画)

3.2

もっと早く誤解を解こうと懸命になってよ、2人の間の友情は大切にしたい絆だったのなら。

階級制度は健全な社会を生み出さない。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

「信じる」ことの指標が崩れていく。
自由になるための最終手段は、やはり、皆殺し。

セットも作って演技して、みんな頑張ってた。12回も。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.2

恋人からウェイを迎えて3人は家族となった過去を断片的に見せられて、決断がいかに理不尽で苦しく不確かなことなのか伝わる。
災いも結果なのかもしれないし偶然かもしれない。

もう、人類滅んじゃってもいいじ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

漫画原作既読で、大切な漫画作品の1つ。

シイちゃんがマリコを大事にしている存在だということをマリコはちゃんと感じていてくれたのだろうか、とか、シイちゃんがマリコの死に対して後悔はあれど罪悪感を抱いて
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

世間のWinnyの受け止め方や報道の仕方など当時の雰囲気を知らないのですが、言えることは、金子さんの人生の時間を奪ったこと、日本の多方面に及ぶ技術面に遅れをもたらしたこと、そして金子さんがこれからの技>>続きを読む

告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

2.0

ジヨンは罪悪感をちゃんと感じてたのに。
叫んでる時間が長かった。

マキシマム・ザ・ホルモンの曲よかった。

ひらいて(2021年製作の映画)

3.3

「自分しか好きじゃない人間の笑顔だよ」

他人に興味がない、自分本位な地人との距離のつめ方と、大切な人のために生きる、他人を想うという対比。

たとえ君は幸せになってほしい。

不必要な人はインスリン
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.2

セメントの例えが心に残った。固まった後でも凹んだ部分を埋めることができたら。

「弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい」
そんなん言われたら好きになっちゃう。そして私も改札口で「もう結構です」って言わ
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プラットフォーム2(2024年製作の映画)

1.9

私だったら何にするかな、一品と持ち込む物。

設定を思い出すのに時間がかかって、思い出したけどあんまり理解できなかった。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

戦争、暴動、貧困、内戦など世界で起こっている現在を伝えてくれるジャーナリストたち。
その世界情勢がジャーナリストたちに与えるものは原因となりうるだろうが使命などではなく、心を蝕みPTSDに苦しむことだ
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.2

「変わるだけが旅じゃない 生きてきた道を確かめる旅もある」

ムズムズするぐらいの青春恋愛かと思ったのに胸がズタズタに砕けて、でも穏やかに前進できそう。

映画「Love Letter」を観る。

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.5

高校生の私が今の私を見たら失望してしまうかもしれない。でも、あの頃から色んな決断や選択をして生きてきた経験を記憶している今の私は、「今の私も悪くない」って思える。

タイトル好き。

春画先生(2023年製作の映画)

1.9

他人の性癖は、誰かを傷つけたり法を破らなければ口を出すのは野暮。

春画は奥が深い。

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.0

言葉は人を傷つける方法になり得るし、寄り添ってくれる宝物にもなる。

「何かが…誰かが100パー悪いとかダメとか そういうのって きっとない」

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

原作既読。
本人不在の桐島騒動。

学校内ヒエラルキー頂点の桐島が部活を辞め学校にも来ない。戸惑い翻弄されるヒエラルキー上位の人たち。
ただそれだけの物語のようで登場人物の心の中が薄く見える。心理面の
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

この作品を論理的に考えて思考の整理をしようとしても形容し難い感情が溢れてうまく言語化できない。

凪沙さんの密かに抱いている憧れや希望や悔しさや充足感や決意が表情と言動から伝わって涙が止まらなかった。
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劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

3.6

アニメの怪~ayakashi~「化猫」もアニメのモノノ怪も大好き

鮮やかな色彩、視覚的情報、音響、ストーリーがどんどん展開して劇場版を浴びた感覚。
渇いてはいけない、渇かないように、という思いは今の
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.4

自分は何を目標に、何のために、何を喜びとして続けているんだろう。
自己表現が控えめなケイコの眼差しはいつだって力強かった。

そばかす(2022年製作の映画)

3.4

自分とは違うマイノリティーとされている人に無自覚に私を否定されることも、説明しても理解しようともしない姿勢をとられることも慣れちゃうし諦めちゃうけど傷ついてないわけじゃない。
否定しないでくれて、理解
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

狙った地位を掴みとるために考え行動する姿は勇ましいというよりもしたたかに見える。
取り返しのつかない決断をしてしまったと愕然とするあの表情。

うさぎを踏むのはやめなさい。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

日常に溶け込むゆるい感じの殺し屋。でも肉弾戦は強い。あの感じの2人が好き。

「花束みたいな恋をした」を再鑑賞する時に思い出してたぶん笑ってしまう。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.4

起きてほしくないことがちゃんと起こっていく。
夫の死を乗り越えて命懸けで生きる。でも、こんな乗り越え方はしんどい。

私だったら、ちょっと横になって休んで間違えて寝返りをうってしまって終わる。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

明らかに動揺してる人と、冷静を装っているけど心中焦っている人が仕掛けたり殴り合ったりして執着がすごいし、殴られてぱんぱんな顔で笑顔は怖い。

黒幕は一枚も二枚も上手で全部手の内。

花腐し(2023年製作の映画)

1.5

原作読了。
原作とは設定が異なっており、構成も独自のものとなっていた。
間延び感が否めない。

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

原作の漫画を読了しており、展開も結末も知っていたため前半からエンドロールまで涙。

漫画や映画や小説、音楽などを私自身の拠り所やある種の逃げる先として消費してしまっていることに罪悪感を感じていた時期が
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.0

人工的に感情のどれかを失わせることは可能かもしれないけど、人工的にサイコパスや思考傾向を創り上げるのは技術的に困難。

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

「baby…」と鼻の頭に指を置く姿でちょっと泣いてしまった。彼女なりの愛情を感じてしまって。

デトロイトの歴史と現状がしっかりと反映されていた。

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.1

サメからしたら、頑張って適応して生活してたらごはん(人間)があるー、お腹いっぱい。
人間はサメの適応を研究した方がよかったのでは。

関係値のないサメとは分かり合えません。人間でも分かり合えないのに。

関心領域(2023年製作の映画)

3.5

アウシュビッツ収容所所長とその家族たちの生活を主に描かれているが、異常が日常の一部となっている恐怖が始めから最後まで詰まっている。

この映画はホロコーストについてだが、現実はどうだろう。
報道で流れ
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.4

塔野くんのなんとか一生懸命に生きている姿も、花城さんの芯があるように見える姿勢も単純にすごい。私には2人のあの環境下で2人のように日々を過ごせるだろうか。

塔野くんの時間をかけた長い自己対面。
待ち
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.6

ストーリーはもちろん映像や音響にも心を掴まれた。

何かのメタファーだったり、既視感だったりがあったと思うけど拾いきれてない。
原作読みたくなる作品。

前後章の映画じゃなくてじゃなくて2クールぐらい
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

ウルグアイ空軍機遭難事故については本を読んで知っていましたが、映像化され命の脆さと同時に強さと人間の精神の凄まじさがより鮮明に伝わった。
生き抜き生き続けることを考えざるを得ない。