アリス・ウォーカーの同名小説もスティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた映画「カラーパープル」もブロードウェイのミュージカル版も見ておらず知識がない状態で鑑賞。
様々な要素を含んでいる作品ではあるが、メインは女性差別と人種差別。
女性が人ではなく物や道具や所有物として扱われている。それに対して争うという選択肢はセリーの中にはない。そんなセリーが新しい価値観と出会った時、笑顔が見れた時に胸が熱くなった。
そしてセリーがミスターに立ち向かってソフィアが喋りだした時には涙がこぼれた。
歌はパワフルなだけでなく芯があった。
ミスターの悔い改めた姿勢や贖罪に対してキリスト教徒であるセリーはミスターを許したことに偉大さを感じた。私にはできない。