あわじゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

よくできた映画です。
予告から受けるホラーオカルトっぽい作品ではなくいい意味で裏切られました。
映画冒頭ではこれは母親と息子の愛の絆を描い出るのかな?と思いましたが、それもラストでは裏切られ寧ろ、父親
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ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ノルウェーから連想するものは、漁業、フィヨルド、北海油田、高福祉国家…ぐらいという甚だ貧弱な知識でこの映画を観た。
立憲君主制を引く国家の国王が今回の主人公、いや王家の血族の物語というべきか。
ストー
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

前作と比べて総じて評価が低いようですが、アクション映画としての見方だとそうなるのでしょうか。エグジーとハリーの子弟愛は親子のようにハートウォーミングだし、マーリンとの友情はまるで箱根駅伝のような絆を感>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

やはり新年一発目はエンターテイメント性に富んだ楽しいインド映画でしょう。
期待に違わず面白い映画でした。セットにお金がかかってるし、スペクタルなんですが史実に基づいてない分、ぶっ飛んでて公園のスワンの
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マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

1.4

天才靴職人のドキュメンタリー。
正直、伝記的なものを想像していただけに
その天才ぶり、奇人ぶりにインタビュー形式でフォーカスしていく手法は少し退屈でした。
ファッションに関しての造詣や婦人靴のデザイン
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

オールスター感謝祭的でそれはそれで楽しく見れました。前回より戦闘シーンも増え醍醐味も味わえました。
キャラクターの設定やフォースやダークサイドの描き方が稚拙という意見もあるようですが、新章の突入エピロ
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吹く風は秋(2017年製作の映画)

2.1

藤沢周平が亡くなり20年になるんですね。親父の影響からハマり完読したのが2006年あたりです。時代劇の中でも市井ものは日本人の心持ちに触れ、いつもほっこりあったかいものです。
「グッドモーニング時代劇
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ビジランテ(2017年製作の映画)

-

学生時代熊谷市にいた事があるので、深谷を舞台にしたこの作品に少し既視感を感じました。
地方都市と言うより埼玉の外れと限定した方が何となく腹落ちします。荒川の辺り、からっ風が吹き抜ける荒涼とした土地…。
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

やっぱり名作です。
本がしっかりしてるから骨太のミステリーに仕上がってます。
小学生の時に観たのでストーリーほぼ忘れてましたが、謎解きのクライマックスでフラッシュバックしました。
ケネスブラナーのポア
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

2.2

本を先に読んだので比べて観ましたが忠実でした。まあ、3作目ですから安定の面白さはあります。ただ前作、前々作と比してギャグが少ないような…。
それから、マリの動機に関してそこまで強調しなくても分かります
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.5

アメリカンヒーローのオールスター戦見たいな感じかな?と大した期待も無かったんですが、それはそれなりにアメコミらしく、面白かったです。
結局、1番強いのはクリプトン人のスーパーマン
なんですね。
個人的
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キセキの葉書(2017年製作の映画)

2.3

実話に基づいた話で舞台も娘の卒業した学校の近く。親近感を覚えます。
話は良くて身につまされるのですが、鈴木紗理奈のアップの多用はどうかと…。
正直辟易しました。
演技どうこうではなくて、あんな切実な暮
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

2.7

アメリカンクレージー…とでも言うのでしょうか、「カントリーロード」、「NASCARレース」、「マスタングシェルビーGT350」に象徴されるビックアメリカの豪快でウィットにとんだ楽しい映画でした。
何も
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと前に観ました。
ゾンビ映画の王道でとても良かった。
ちゃちで大雑把な感じも一種のユーモアささえ感じます。ヒロインの女の子より、サブキャラの妊婦が綺麗、おばさま姉妹の妹のカツラが妙に不自然。バス
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

こういう破天荒な伝記か素になっている映画は面白い。
70年代から80年代はこういう荒稼ぎが出来たんだなぁ〜。と改めて今のネット社会と比較してしまいます。
レーダーや防空システムに関する精度、DEA.C
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ミックス。(2017年製作の映画)

2.3

ガッキーブームですから、この映画もガッキーの可愛さ満載です。
筋立ては取り立てて新しさはなくシンプル。
つまり、ガッキーの可愛さと瑛太のかっこよさを観に行く映画です。
それに、サブキャラのショートスト
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

観ました。ブレードランナー。
初作はさっぱり分かりませんでしたが、
近未来がよりリアルになったのと、歳のせいか
今回はなんとか理解。
さて、レプリカントが心を持ち過ぎたら世界はどうなるか?人間はどうな
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

-

やはりたけし映画です。
計算されたカットが差し込まれ実に緻密でありながら分かりやすい。
仁義なき戦い深作イズムを踏襲し、見事にたけしワールドを完結させました。
今回はラストが分かっている構成から、どう
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

1.9

長澤まさみは美しい。どんな貧乏臭い格好をしてもキュートです。
映画としてはバツでしょうね。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

アメリカンムービーの王道ですね。

単純な筋立て、派手なカーアクション、ハッピーエンド。

最初からその心構えで観てますから楽しかったです。

カーチェイスとiPod…。
一言で言えばそんな所でしょう
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

重松清の原作だからつまらないはずは無いと思い鑑賞しました。
父と義理の娘との葛藤、妻の妊娠、左遷人事、歯車は狂い始める…。
主人公、信は我慢強く優しい男なのだろう。
然し、コップの水が満たされた時やり
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

-

スパイダーマンは色々な監督が弄り回して、段々ダメになって行くような気がします。
今回は全てが薄く中途半端。
ヒーローの孤独、恋愛、友情、家族、成長をアベンジャーズで割った薄い水割りのようでした。

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

1.5

オカマが死んで死化粧しました。という話。
すいませんがトランスジェンダーの気持ちが響かないです。じゃあ家族が、同級生の扱いが良いかと?聞かれたら勿論ダメでしょう。
差別ですからね。じゃあ自分が周りに居
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.0

ファウンダーとは何か考えさせられた。

人の成功のアイデアを盗みとり、利益を拡大するシステムを作る…。

これってちょっと前のアメリカンドリーム流行りの教則本ですね。

ビジネスは弱肉強食ってのは分か
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

-

ハリウッドバンザイ‼️
のドキュメンタリー。
正直あまり興味ないし、記録としても面白くない。映画館で寝るのは久しぶりでした。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.1

メルギブソンぽくって良かったですね。
戦場を描くとやはりグロい所は否めないですね。
敵として日本人があまり悪く描かれてないのが好感を持てます。米兵の中に移民や先住民が含まれている件と合わせ、人種差別に
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淵に立つ(2016年製作の映画)

1.1

DVD観ました。はい、登場人物揃った所で結末が朧気に見えました。期待を裏切る結末期待してたんですが残念です。
まぁ、最近邦画の素晴らしいのが続いてますから、もうちょっと時代背景やら、世相やら掘り下げな
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

2.7

ウルヴァリン最後の戦い?って感じでマーベルお得のヒーローものを観るつもりで鑑賞しました。
見事に期待通りでした。
ミュータントの悲哀と倫理観、親子の絆を描きつつ未来への希望を残す。
ザ.アメリカンコミ
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TAP THE LAST SHOW(2017年製作の映画)

3.6

「相棒」は観ませんが水谷豊は青春時代、御多分に洩れず「傷だらけの天使」「熱中時代」にはまってました。「監督するんだ。観てみるか」という軽い気持ちで行ってきました。
然し、これがなかなかいい。
タップと
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武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

1.1

なんだこれ??ラストシーンを観た時の正直な感想です。同時に本も読み始めましたが、小説はこれは最初は難し過ぎて進みませんでしたが、転に入るとグイグイ引き込まれる推進力があります。然し、映画は物語に印影を>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.6

最近、会社の女子が藤原竜也さんの噂を良くしてます。だからというわけでないのですがたまたま時間が合ったので観ました。
先入観がない分期待もしてなかったんですが、これが中々面白い。
時代を遡るクライムサス
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(2017年製作の映画)

4.2

なぜ賞が取れなかったのか?と考えさせられるほど、完成度が高い映画。

映像や音楽が実に情緒があり琴線に触れる。

アップの画や揺れる画、光、ライティング実に緻密で美しい。

映画はもっと広い世界。言葉
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

こういう物語になりそうな事は、30年近く家族をしていれば何度もある事で、そこに共振するのではないだろうか?わが子、わが父の死に直面して受ける後悔や無念はゆっくりじわじわとのしかかる…。ケイシーアフレッ>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.0

ストーリーは単純。母を探して三千里。
然し、インド、オーストラリアと舞台を移し、
人間の機微を巧緻に描く。
実話、それもつい最近の出来事なので驚きも一入。
遠くインドにまで目を向けなくても、子どもの貧
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