baronさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

ただ怖いだけの映画なら世の中にたくさん溢れているけれど、この映画は全く異なる人間の怖さを描いてる。ナチスのホロコーストから逃れ、家に帰りたいと願う少年。全編モノクロで台詞は少なく、少年が行く先々で差別>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.0

ティモシーシャラメの堕ちていくさまは、ある種の儚さを感じる。もちろんスティーヴカレル演じる父親もどんな時でも変わらない愛で支える姿に感動。(相変わらず役の振り幅がすごい)実話を元にした親子愛とジョンレ>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.0

まさに映画愛に溢れた今作。役者の豪華さはもちろんだけど、コロナになっていなければ、また違った作品になっていたのかもしれない。やっぱり、志村さんで観たかったなー。。(ラストはきっと志村さんも一緒に歌って>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.5

終始不穏な空気感の中、観る側に変な緊張を与えるストーリー内容。観終わってから考察読んで、再び観るとなるほどなと思う部分もあり面白かった。そして、ずっと気になっていた「それ」の答えも考えた方によって異な>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.5

新しい辞書を作るために、深く考え悩みながらも真っ直ぐに突き進む俳優陣の姿が素晴らしかった。まさに言葉の海とリンクするような大渡海と一緒だった。何気なく使っている言葉も成り立ちなどから考えると不思議で、>>続きを読む

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

4.0

中国と香港のボーダーを跨ぐ越境通学。生活を変えるために始まった魅惑的な「密輸」は、一瞬をクリアするごとに、軽い気持ちがどんどん深みにはまっていく。日常的に越境通学で簡単に国境を越えることが不思議で、易>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

ほのぼのだけど、生きることを優しく丁寧に描いた映画。料理を作り、夢中になってガツガツ食べるだけのシーンなのに、どうしてか永遠に観れる笑。(ここは本当に南極?と思うほどに料理のレパートリーも素晴らしい)>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.0

ハラハラドキドキする映画はほんと刺激的。娘に対しての異常なほどの過保護さが、怪しい母親臭ぷんぷんしてました笑。クロエの果敢に進んでいく姿に、頑張れ!と応援せずにはいられない。緊張、狂気、衝撃など、タイ>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.5

お爺さん子育てをしたかったのか…?あと、犬に対して誠実であることが大事なようですね。

朝が来る(2020年製作の映画)

5.0

自分にとっての素敵な映画に出会えたとき、観終わったあとの余韻がとても好き。朝が来るは、まさにそう思うような作品だった。原作を読んだ後に映画を観ると、想像でしかなかった言葉の重みや空気、そしてリアルを味>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

シムウンギョンのただひたすらに真実を追う姿は、胸に迫るものがある。政府の闇に迫る社会派映画は、トーンの対比となる映像の作りやキャストの熱演によって、より見応えと厚みのある内容になっていた。そして、観る>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

2.0

上映時間の長さと間延びしているストーリーに、正直途中ぐらいから飽きてしまった。ダンスと歌のザ!ミュージカル映画としては良かったけど、内容がイマイチ。。みんなの育ての親であるアブエラのおばあちゃんが素敵>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

次々と明かされていく真実とキャシーの本当の復讐。自分に置き替えたら?それが愛する人なら?見方を変えれば分かるはず。若かったから、昔のことだから、それで片付けじゃいけない。しっかりと重たいストーリーでは>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

全員ゴリゴリマッチョ。むしろ腹筋割れてない人出てる?って思うぐらい筋骨隆々ばかり。テルモピュライの戦いを描いたストーリーだと、観てから知った…とりあえず「This is Sparta!」が聴けたことに>>続きを読む

パピヨン(2017年製作の映画)

4.5

ストーリー展開が見事。脱獄系の映画は多いけど、この映画は実話だからこそ重みがある。2人の友情はもちろんだけど、チャーリーハナム演じるパピヨンの自由を求めて諦めない姿が本当に格好良かった!独房シーンの孤>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

素晴らしいほどの圧倒的映像美!これはやっぱり大きなスクリーンで観るべき。中村佳穂さんの歌声がこの映画に更なる魅力を加え、あとは役所広司さんの声もやっぱり良い。ストーリーは個人的にはハマらなくて、サマー>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

この作品も相変わらずのウディアレン節が効いている。ウディアレンの作品がすごく好きというわけではないけど、ファッションや小道具とか演出にはいつもうっとりする。ニューヨークの空気を感じられるようなシーン、>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

ミステリー要素ありながら、どこか切なさが漂よう悲しい映画。観ている側も何が真実なのか分からなくなるような難解ストーリー。認知症の怖さを疑似体験できるようなアンソニーホプキンスの演技が本当にすごい。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

音楽好きにはたまらない映画!映画じゃなくて、リアルな臨場感や楽器の重なり、裸足で自由自在に駆けまわるアーティストたち、まるで本当のライブのよう。その場で観ている観客と一緒になって楽しめる!(実際は生で>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

役所広司が圧倒的過ぎる。他の役者も素晴らしくて、久しぶりにズシっと重たく心を揺さぶる映画に出会えた。監督や役者、全員が丁寧に熱く作った作品だとひしひし伝わってくる。生きづらい世の中にあがき、苛立ち、時>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.5

上から下へ続く穴に、生きるための食事が運ばれてくる。生きるためには食べること。単純なストーリーには謎もいっぱいで、気になる点も多かった。こんな場所にいたら早々に気狂っちまうでしょうね。。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

すずさんの一生懸命に日々を生きる姿が胸に焼き付いている。これは未来の子供たちにも受け継いでいってほしい映画。小さな世界の片隅にすずさんがいたのかなぁ…なんて想像しながら生活していたら私も今の世界を大切>>続きを読む

蟹工船(2009年製作の映画)

3.0

松田龍平が飛び抜けてカッコいい。自由もなく、逃げ場もなく、ただ海の上で奴隷のように働く最悪な環境。変えるためには、考えること、そして行動すること。シンプルだけど、人間の本質的な強さのようなものを教えて>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.5

誰もが一度は聴いたことのある名曲の数々にうっとり。バンドの裏には色々苦労があったのだろうけど、ただのファンとしては、音楽を届けてくれて、ただただありがとうの気持ちでしかない!フランキーの高音と全員の見>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーもよくできているし、驚かせ方の緩急も良かったかなと。でも少し気になる点もチラホラあったから、これは続きがあるのかしら?漫画がヒットすると、セレブ御用達のような豪邸に住めるの憧れるわ〜夢のまた>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

2.5

可愛い顔してやることは結構バイオレンスたっぷりなピーター。(一歩間違えると死んじゃうって笑)ストーリーは娯楽映画として単純に楽しめるし、なによりうさぎ達が一緒になって踊ってるシーンは最高過ぎた!うさぎ>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

2.5

途中の不穏な空気というか、不気味な人たち?に絶対何かあるだろうと思っていたら、そういうことでしたか笑。ある種の切なさを感じるけど、少し無理があったような気もする。。

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.0

父と自閉症スペクトラムの息子、2人にしか分からない深い絆、そして実話に基づく物語。深い愛情を持って支えることも大切だけど、息子のために自立させることもまた必要。旅の道中から段々と変化していくシーンが良>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

祝1000レビュー!記念の1本はやっぱりアカデミー賞受賞のノマドランドで。広大な自然に静かな映像、別れと出会い、人の温かさ。現代社会の問題をテーマにしながらも、じんわりと心に沁みる素晴らしい映画だった>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.5

原作とか何も知らずに観てたら思ったよりグロくてびっくり!出てくる人たちみんなやばい笑。

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

2.5

ストレンジャーシングスのノアシュナップが出てる映画。カラフルでポップ、料理が大好きな男の子の可愛い物語。家族のために色々な国の食材をミックスして、仲良くさせようといういたってシンプルなストーリーに、心>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

雰囲気だけでも楽しめるんだろうけど、知識があったらもっと面白くなるんだろうなと観ながらちょっと後悔。自分の憧れてた時代や人に出会える夜ってなんて素敵なんでしょうね〜。まさに映画を観る夜にぴったりの映画>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

長いけど観ると割とあっという間に感じるぐらい、引き込まれる作品だった。(個人的にはトマがめちゃかっこいい!)目を逸らせないほどの魅力や抑えられない欲求、好きだからこそ不安になったりと、相手への色々な感>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

いや、もうエドワードノートン凄すぎやしませんか。まさに観るべき映画。現実世界でも無くなることのない差別、暴力、偏見など。こういうのは映画から学ぶことも多いけど、あの行き場のないラストシーン、どうしたっ>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.0

ジョニーデップの役柄と世界観が見事にマッチしている。そこはやっぱりティムバートンとの相性の良さからなのかも。クリスティーナリッチの可愛さにもうっとり。一見するとダークな雰囲気が漂っているけど、衣装の精>>続きを読む