yayayさんの映画レビュー・感想・評価

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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.0

マルジェラに興味があれば、中の人々の貴重な証言集。映画としてはまとまりがなく、ドキュメンタリー映画って難しいなって思った。

盆唄(2018年製作の映画)

3.4

望郷の唄、帰りたくても帰れない土地への思いを祭りに託した人々の熱い思いを描いたドキュメンタリー。

舞台は福島から、そしてハワイ、富山へと、土地に根ざした稲作の村の歴史、遠く日本を離れた移民たちの夢と
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

クイーンは大好き、素晴らしい、永遠に。だけど映画の出来としては駄作の部類に入るんじゃないか?人物の内面描写がざっくりし過ぎ。私は終盤20分だけで良かった。前半から中盤が冗長。期待し過ぎた。本当のフレデ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

(「犬ヶ島」は、社会の中のとあるグループが、より大きなグループによって追放されたり、仲間外れにされたり、孤立させられたりする様子を描いています。)(ウェス アンダーソン インタビュー、ハフポストより)>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

血のつながりのない人々が寄り添い家族のような共同体をつくりながら暮らす姿、社会的には正しくない在り方の中にもある真実、人間としての正しさとは何かという問いに、胸がしめつけられた。

みんなが自分の居場
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

面白かった!ゾンビのホラー映画かと思いきや、もの作りの現場の理想と現実あるあるを入れ子的に描きながら、それらをぶっちぎり疾走する、パワフル痛快コメディだった。予告編とか前知識無しに飛び込んで見るのが◎>>続きを読む

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

4.0

ウン十年ぶりに鑑賞。子供の頃大好きだったこの映画を再見して、大人の今だからこそわかる良さを発見して、改めて感動した。

少年が大人になっていく過程で体験する冒険、母への思慕、同志との友情や淡い恋、正義
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.1

半身不随の富豪と介護士として雇われるスラム出身の若者。全く異なる二人の友情が気持ちいい、実話に基づいた映画。ユーモアたっぷり。たくさん笑った!オペラや現代アート、室内楽やダンスのシーンが最高!率直で明>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

1962年のアメリカ。口のきけない清掃婦のイライザが、アマゾンから捕らえられてきた未知の半魚人と恋に落ちる、大人のためのファンタジー(性的な描写やバイオレンスもある)。表面だけなぞったらB級映画になり>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.9

知的障害のあるサムが娘ルーシーの養育権を取り戻すために弁護士と共に奮闘。その過程を通して親子の本当の幸せとは何かを、サムも周りの人も学んでいく。丁寧に作られた良作。

シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

ホテルの内装やダイアン アーバスの写真に出てくるような双子の女の子、画面がとてもアーティスティックで綺麗。今の映画みたいに特殊効果を使わなくて、カメラワークとか、役者の演技、タイプライターから打ち出さ>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.2

以前から見たかったのをスマホで鑑賞。そこまで期待してなかったら、かなり上質なコメディ。見た目で受ける偏見に負けず、周りに流されず、知性を磨いて個性を発揮。周囲にもポジティブなエネルギーが伝わっていく。>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.7

中年男の主人公が、若く綺麗で純粋に彼を愛する学生の恋人と、聡明で才能があり危ない魅力のある編集者女性の間をふらふらする。親友の男も素敵な妻がいるのに浮気性。

インテリ男達のいやーな勝手加減と情けなさ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

スマホで鑑賞。皇室に生まれたアルバートが、言語療法士ライオネルの助けを得て自分の過去と向き合い、吃音を克服し、立派な王へと成長していく。アルバートの葛藤と皇族ならではの孤独と重圧。そして植民地オースト>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.3

現代イギリスの貧困と社会保障の問題を描いた社会派ヒューマンドラマ。

59歳で心臓を患った大工のダニエルが、就労を医者から止められているのにも関わらず、保護金を受けるために役所から無為な就職活動を強い
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

IMAX 3Dで鑑賞。視覚効果的には迫力満点、娯楽映画としては楽しめた。

が、ストーリーや登場人物の心理に矛盾があり、緻密さに欠ける。不要なサイドストーリーも多く、マーケティングの結果として盛り込ま
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.0

1930年代のハリウッド映画界で成功を収める叔父の元に、ニューヨークから変化と職を求めて甥がやってくる。そこで出会う美女との恋、成長と失恋。人生の悲哀を軽いタッチで小気味好く描いた大人のためのコメディ>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.2

ジャスミンの虚栄と転落、保身と裏切り。テーマが少し違うけど、形はウディ アレン版「欲望という名の電車」かな。最近のアレン作品の中でも面白い。いい脚本とケイト ブランシェットの演技で魅力的な映画。

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)

3.8

酒飲みだめんずだけど時代に先駆けた画才を持つ魅力的なモディリアニと、美しく純粋で献身的なジャンヌ。彼らをとりまく人間模様。気持ちの描写が繊細で哀しく美しい映画でした。後半は芸術をお金にすることの作家の>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

4.0

医師の夫と三人の子供に囲まれ、幸せな五十才を迎えた言語学者のアリスがある日異変に気づき、若年性アルツハイマーと診断される。

記憶を失っていくこと、自分がそれまでの自分でなくなることの恐怖と悲しみを通
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.5

言葉を採取し、辞書の編纂に心血を注ぐ人々の静かな情熱が心地よい映画でした。穏やかな幸せ。音楽も良かったです。宮崎あおいかわいいなぁ。

ニライカナイからの手紙(2005年製作の映画)

3.3

ストーリーは陳腐かなと思いつつも、蒼井優が良い。表情、佇まいといい、大人と子供の間の少女のゆらぎがとても美しい。島の人々のゆるやかで密なつながり、彼女の孤独や悲しみにそっと寄り添う様子にも惹かれました>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.8

機内で鑑賞。主役のエマ ワトソンの可憐で綺麗な歌声が見どころの正統派のおとぎ話。時計やピアノやティーポットに姿を変え、呪われた屋敷を守る家臣達も魅力な、楽しいミュージカル。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

DVD でやっと鑑賞。人間とAI、男と女の密室劇として見ても面白いSF作品。近未来に実際に起こりそうな怖さがある。後からいろんな伏線に気ついてじわじわ来る。映像も美しい。頭や身体が機械丸出しなのにヴィ>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.7

80年代の空気感を
いま見るのが新鮮。

男女の感情のすれ違い
姉妹のありかた
親子関係のありかた
夫婦のありかた

全て痛い程にありそうだった。
ラブシーンは無いが
内容的にはかなりメロドラマ。
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.2

60年代フランスの気分満載のカラフルでおしゃれなミュージカル。ドヌーヴと実際に双子の姉のドルレアックがお揃いの衣装で歌い踊る様子のかわいさったら!ストーリーはそんなに重要ではなく、恋をして人生を謳歌す>>続きを読む

トップ・ハット(1935年製作の映画)

4.5

アステアとロジャースの華麗なダンスをたっぷり楽しめるラブコメディ ミュージカル。楽しくて楽しくて、いつか映画館で見たい。最高のエンターテインメント。

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.2

どのシーンを切り取っても絵になる映像美が、おそろしい世界観がますます強烈にしている。

少年たちと大人の女たちしかいない隔離された島での物語。様々な隠喩が散りばめられているので、もう一度見たらよくわか
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.3

エドワード ヤン監督の「ヤンヤン 夏の思い出」がとても良かったので鑑賞。遠くから自転車でやって来る親子のロングショットで始まるこの映画は4時間弱。監督が少年の頃衝撃を受けた実際の事件を元にしている。>>続きを読む

ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

4.0

ヨーヨー マが「音の文化遺産」を伝えるためにシルクロードに所縁のある国々の音楽家を集めて作った「シルクロード アンサンブル」。

ケマンチェ、中国琵琶(ピパ)、バグパイプ等、様々な国の民族楽器。そして
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.8

「ラ ラ ランド」を見て久々に昔のミュージカル映画を見たくなり鑑賞。

アステアとチャリシーのダンスシーン、特に夜の公園の「Dancing in the Dark」が素晴らしい。躊躇いながら近づいてい
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

周囲に好きな人が多いから見てみたが、全くピンと来なかった。倦怠期の夫婦と性の妄想的世界。冒頭のニコール キッドマンの後ろ姿のヌードが官能的。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.3

家族ってツライ。感覚的にはわかるし体験としてもある。

けど、なぜ主人公の兄があんなに怒りっぽく、精神年齢が低いのかよくわからなかった。才能と魅力のある弟への劣等感か。

ドランの作品は好きなものが多
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バンコクナイツ(2016年製作の映画)

3.6

富田監督の前作「サウダージ」に驚嘆して見に行った「バンコクナイト」。

バンコク タニヤ街の娼婦ラックを中心に、その客や、人身売買もどきの怪しいビジネスを展開する日本人男たちや、彼女のイサーン地方の家
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ナビィの恋(1999年製作の映画)

5.0

ピンクのブーゲンビリアの咲き乱れる庭を丹精込めて世話するナビィおばあと、牛を飼う優しいおじい、都会から帰ってきた孫娘、穏やかな青年、そして粟国島の人たち。

おばあの胸に秘めた純愛、そんなおばあをよく
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

迫力のオープニングで、あっという間にめくるめく世界に連れていかれた。とにかく楽しい。古き良き時代のさまざまなミュージカル映画を思い出しつつ、素晴らしい音楽と踊りと、カラフルな夢へ。ジャズマンと女優の卵>>続きを読む

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