亜済公さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

亜済公

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天使のたまご(1985年製作の映画)

3.5

何もかも空っぽ。

哲学的なモチーフを齧る創作者として、卵を使いたくなる気持ちはよくわかるし、実際のところ古今東西さまざまな作品で扱われている。であるが故に、高評価しづらい点は否めない。

ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

3.5

「6年間の夫婦生活でで2回しか殴ってない。少ないだろ?」というセリフが良い。

ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

3.3

映像はカッコよかった。
が、ストーリーは希薄だし長回しの連続だし、動きはないしで、疲れた。
映像はカッコよかった。

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.5

久しぶりに見た。
セカイ系によくある、世界とヒロインどちらを取るかという選択の問題が、政府とテロ組織によってすでに結論づけられているため、主人公らの葛藤が劇的なものにならない。これを構造的欠陥と呼ぶか
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.6

キリスト教の文脈から解体すると面白い。物語の組み立て方が凄まじく上手い。重力による時間のずれをこんなに効果的に使う映画はなかなかないと思う。津波の映像も良い。もっとも、あれだけ壮大な世界観でありながら>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤の一目惚れするシーンはやや雑であるし、前半と後半で物語構造が大きく変化するのはなんだかバランスが悪い。が、それはそれとして面白かった。

全体→セカイ系
前半→魔法少女・バディもの
後半→喪失と回
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宇宙の法―エローヒム編―(2021年製作の映画)

1.0

何もかもが薄っぺらい。せめて脚本の勉強をしてから映画を作って欲しい。

王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版(1987年製作の映画)

4.0

どのような意味づけを行うにせよ、ソレが偉大であるのは間違いない。

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

「ズレ」と「一致」という視点で見たら面白かった。調和からへ狂気へ。物語にしても音楽にしても、新海誠『君の名は。』と共通する構造が多い。「面白さ」の作り方は緻密な一方、それを支える物語や、キャラクターの>>続きを読む

宇宙の法―黎明編―(2018年製作の映画)

1.0

幸福の科学による同人アニメ映画。前作より作画レベルは上がったが、代わりにストーリーがダメになった。パクリ元の名作の凄さを再発見できる映画。ヒロインが可愛くないのは致命的。

序盤 戦隊ヒーロー+ウルト
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

大隈講堂の上映会&対談で。
面白かった。
色々な見方ができそうな作品。
美女と野獣/ネットにおける匿名性の否定/行きて還りし物語/メタバースと現実との比重/ネットにおける情報の優劣(サイバー空間の描き
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UFO学園の秘密(2015年製作の映画)

2.0

言わずと知れた幸福の科学によるアニメ映画。制作総指揮をとる大川隆法の少年時代の「好き」が詰まった、金のかかった同人SFアニメ。

序盤→90年代ジュブナイルSF
中盤→銀河鉄道999
終盤→ウルトラマ
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

5.0

吸い込まれるような映像の暴力。壮大で荘厳で壮麗で。観た後に映画を撮りたくなる作品だったので、★5。

コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.8

思い返せば、テレビ版では強かったカレンの存在感が映画では薄れて、C2がよりヒロインらしく描かれている気がした。バランスが良くなった。

コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)(2017年製作の映画)

3.8

相変わらず面白い。
妹に無理やり見せている。
厨二病に罹患するのが楽しみ。

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

2.5

バランスが悪い。
フェアではない。
リアリティラインが途中からずれる。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

何かの原動力になる映画は珍しい。個人的な評価。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

「一度きりの青春」という言葉に表れるような、「自我」だとか、「他者との関係性」だとか、そういうものへの刹那的な世界観、あるいは儚さみたいなものを表現しているように感じた。また、テクニカルな面で非常に参>>続きを読む