けんさんの映画レビュー・感想・評価

けん

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.1

見事にMADな世界、西洋版の北斗の拳。ひたすら暴力でハジけてはいるが、彼らの世界では効率よりも中二病的なカッコ良さが優先されている。ひたすらギター弾いてるやつはなんなんだろう。笑

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

時系列を行ったり来たりする展開と音楽の使い方にノーラン節を多々感じた。
偉業はいったん結果に嫉妬され、また再評価を待つというのはあるあるなのか 

科学技術ネタは、定番なのでしょう。
核分裂大気に連鎖
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

1.9

レオナルドディカプリオでないと成立しないほど微妙だった。
マッドマックスみたいな世界観はなんなんだ?笑
セリフは一応原作詩に沿っているが、それがまたカオスである。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6

ここまでストーリーのセオリーから外れていると、全く展開が読めない笑
ちょくちょく資本主義への風刺が入ってるが、崩壊が近づくソ連の意地を感じた。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.3

久々だが、とてもおもしろい。
世界観のクオリティーがファンタジーフィルムでベストに高い点、それをCGで無理せずにつなげている点、虐げられていた者が同情を味方にした青春群像、
さすがにあの点数計算は、ス
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.7

松田優作の遺作であり、個人的には最高傑作。立ち振舞と眼力が芸術的。こういうスターが現代の日本にいないことが悲しまれる。
ストーリーや誇張された日本感は置いておいて笑
高度経済成長期のゴチャゴチャ感をリ
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.8

主人公方の、日常生活を顧みない未知への囚われ方に、優秀な学者気質を感じた。スピルバーグにしては、ロマンな要素は少ない。突っ込みどころも多い。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

時代は室町、応仁の乱付近であろうか。
歴史も交えつつ、圧倒的優位であった自然を切り拓きつつ、現代のSDGsにも通ずる部分がある。
ジブリが映画音楽によって、芸術へと昇華した素晴らしき作品。
また、各主
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.3

金曜ロードショーにて。
ありそうでない世界を描くのが本当に長けている。ジブリの中でも、設定(楽しんで創っている妄想的世界)の広さと深さは、史実や伝説と絡めていないが故に完成度が高い。
シリアスな場面の
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

ストーリーやキャラクター設定も定番なアメコミであるが
とにかくメカ感のこだわりは素晴らしい。
悪役にはもう少し凝ってほしいところ。

めまい(1958年製作の映画)

3.6

小説を読んだような鑑賞感、タイトルとトリガーが一貫している点は素晴らしい。運良く(そうではければ話が進まないが)例の女性だったがよいものの、中年オヤジが以前の女に似せて付け回し着飾って抱くのは、昨今の>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

ルッキズムや人種にフリーな、今どきな映画がミュージカルに。ミュージカル場面と音楽のパターンに被りがややあるので、画面の豪壮さは段々と失していく。
ヒュー・ジャックマンが女王陛下との懇談会で、仲間を入れ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.6

アメリカ初の寓話として、“大事なものは近くにある”。白黒からの場面転換での鮮やかさが、とても画期的。現代の映画に比べて、シンプルで良い。

当時の時代背景からの設定として、金本位制や東部と西部、産業技
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.7

裏切り者は、例えいいことをしても殺されてしまうのか。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

前提として、メタファー的であるがプロパガンダ映画である。
砂埃の脱出シーンが泣けた。
仲間のためには相手を排除するという愛国主義を哀れに描くとは
自由資本主義は崩壊しかけてるなあ、とつくづく感じました
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.6

ストーリーはヒロインの正体が明かされるとこあたりから陳腐であるが(なぜ400人が密輸されてる?)、つかみのキャラとドライブシーンは圧巻だし、ジェイソン・ステイサムのアクションがパワフルだし、フランス映>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

ジュラシックワールド並びに、ジュラシックパークのレジェンドたちが集う総集編という感じ。誰も食べられないという意見もあるだろうが、パニックシーンが多くアクションとしての見どころは良かったと思う。蝗害を出>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

1.9

なぜ、軍法会議の結果待ちの士官候補生がいきなり船長になるの?
人物の魅力や宇宙SF的な要素が、その点で全て打ち消された。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

身分立場を超えた恋愛は、ロミオとジュリエット以来様々なものがあるが、ここまで露骨な社会的地位の格差をつけている設定はない。
シンデレラストーリーでもあるのだが、いきなりのハイソは愛では勝てず身を滅ぼす
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ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

3.7

細かな描写へのツッコミは置いておいて、
ブルース・リーの凄みを体感した。あのような人体的技を映画にするという特色が世を席巻したのだと思う。最近のCGアクションには足りない凄みである。
日本の映画だと主
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.4

原作漫画に雰囲気は外していないものの1時間半でまとめることには無理があった。暖色寒色の色彩の穏やかさが、フランスアニメっぽい。ファンタジーや実写で表現できない点は日本アニメが勝るとは思うが、原作があっ>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.7

素朴で多感な人は、人生に希望を見出さないのだろう。
宗教上の救世主がいたら、このような感じになるのだと、とてもイメージが出来た。
スティーブンキング原作なのでしょうがないが、
フラッシュバックの回想メ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

宇宙ものの進化をグッと感じた一作。
原題gravityを、ゼログラビティとタイトル付けするセンスは良い。

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.8

アクションとしてはツッコミどころがいっぱいあるが、おバカッぽいキャメロン・ディアスがかわいいのでセーフ。銃撃戦を無視してキスしに行くシーンは、謎に萌えた。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.8

クリントイーストウッドの冷静さと機転がとても格好良い。

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

2.8

トム・クルーズである必要がないくらいトム・クルーズが格好良くない。
反戦までの葛藤はわかるが、突然過ぎる。

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

だいたいこういった患者の演技は、批判が来るのだが、そういう不快感を全く抱かせないロバート・デ・ニーロの演技がいかにすごいかがわかる。
少し、カッコウの巣の上で、のニュアンスな入っている。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

どうでもいい話を繰り返しながら、だんだんと、シチュエーションに迫っていく。ストーリーだけで考えたら、最後以外はだいぶシンプルで大したことはないのだが、さすがのタランティーノだ。
三すくみで銃を向けあっ
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

ダスティン・ホフマンの語る真顔とだんだんとにこやかになっていく表情が好き。母親が、自分の幸せのために子供を巻き込むのはどうかしてると思う。ただ妻がひとりの個人として暮らしたいほど辛くさせたのには責任は>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

どの時代でもどの社会でも、自由VS体制という戦いが繰り広げられている。形変われどいろんな映画に共通する構造。
きっとうまくいく、に似ているなと思った。
アメリカのキッズが背伸びしてタバコ酒をやるのは微
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.0

ストーリーはともかく、ロバート・デ・ニーロの容姿への役者根性を、最高に感じることができる。会話より、画面の中でひとりで演技させた方が輝くスターなんたと思った。ジョー・ペシが、良い役をやっているのを始め>>続きを読む

キャノンボール(1980年製作の映画)

3.0

勝利を目指してるんだか目指してないんだかよくわからないが、アメリカンらしいむちゃくちゃさ。
腕毛濃い主人公が、意外とかっこよく見えてくる。
ロジャー・ムーアはなぜ出たのだろう笑

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.5

スピード狂のトム・クルーズには理解できないが、ところどころに挟まるギャグ(車いすでのレース、安全運転でという声がけ)は映画の特徴を活かした秀逸さがある。珍しくトム・クルーズがクズな映画。

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