LEGIONさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

名探偵ポアロが新婚旅行中の夫婦からの依頼でクルーズ船内で次々と起こる事件に挑む物語。トリック自体は目を惹かれるものでなかったが、クルーズ中に連続して起こる事件と次々と浮かび上がる動機によって謎が深まっ>>続きを読む

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

3.5

人気インフルエンサーの女子高生が友人との賭けで”負け犬”の男子をプロムキングにしようとする青春映画。元から顔が整っていて、コミュニケーションにも然程問題ない男子であるから彼が返信していく過程は見違える>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

パキスタンからインドに迷い込んでしまった無口な少女を正直ものの主人公が家族の元へ送り届けようとする物語。コメディや恋愛、アクションなど多くのジャンルを含んでいるロードムービーだったが、どの要素も雑にな>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

人よりワンテンポ早い女性が気付かぬうちに過ぎ去ったバレンタイン(七夕情人節)に何があったのかを調べようとする恋愛作品。登場人物が行なっていることを俯瞰して見たらストーカーじみていて気持ち悪く、物語の設>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

田舎で暮らす主人公の元に息子がやってきて、彼らがその村の森で立て続けに起こる不可解な事件に巻き込まれていく物語。“それ”がもう少しリアルな描写に馴染んでいるものだったらそれなりに怖さを感じられたような>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

見世物小屋で働き、読心術を学んだ主人公が独立してショービジネスを成功させようとする物語。主人公らが行っていることは超能力でない以上、そのショーは相手を騙すということであるため、バレるかバレないかの緊張>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.7

アメフト部補欠の男子からのお願いで、ある女子への手紙の代筆をすることになった主人公を描いたラブストーリー。作中では哲学者が語る愛の引用や様々な映画のラブシーンが映されていて、理性的に捉えられるだけのも>>続きを読む

7つの贈り物(2008年製作の映画)

2.5

自分の心が汚れているからかもしれないが、主人公の計らいは自己犠牲による自己満足にしか見えなかったためあまり感動はできなかった。人間は誰かの代わりになることはできないからこそ主人公の行動を作品全体として>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.0

友人の結婚式の余興のために再開した高校時代の仲間たちが思い出を振り返っていく物語。何気ない会話の応酬だが、それに心地よさを感じる。主人公たちのやっていることが全く面白いと思わなかったが、作中で周囲の人>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

4.0

英国出身の裁断師が営むテーラーショップに、マフィアの顧客が訪れることで巻き起こる緊迫した出来事を描いた作品。紳士という言葉が相応しいほどの落ち着きと丁重さが主人公の振る舞いには感じられ、50年代の設定>>続きを読む

ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.5

ホームパーティからの帰りで事故に遭い、目が覚めるとその日の朝になっていた少女がループから抜け出そうとする物語。何でもないような一日一日を価値あるものにするというタイムリープのジャンルとして描かれている>>続きを読む

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.5

姉の事故死で心を閉ざした少女とそんな彼女を元気づけようとする少年を描いた作品。自分を見失ったり、ぶつけどころが分からない感情を抱いたことがあるからこそ主人公に感情移入しやすかったが、物語の流れを踏まえ>>続きを読む

あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.5

かつての人気アイドルで現在は落ちぶれてしまった主人公と自閉症の少年がギグをしようとする物語。シンセサイザーの音が古めかしさを演出していながら少年のリズムの取り方によって変化が生まれていく音楽の魅せ方は>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.0

物理学者である青年が原子核爆弾の開発に注力する姿を描いたヒューマンドラマ。戦争下を舞台として戦争の直接的な描写があるわけではないが、登場人物たちがどれほどの精神をすり減らして現実と向き合っているのかが>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

小説家の主人公とその表紙のモデルが失われた古代都市を求めて冒険する物語。コメディ色がかなり強いアドベンチャー作品で、冒険モノ特有の緊張感はあまり感じなかったが、コメディの部分ではかなり楽しめた。会話で>>続きを読む

リバイバル 妻は二度殺される(2015年製作の映画)

3.5

家に押し入った強盗によって妻を殺害されてから1年後、亡くなったはずの妻から電話がかかってくるサスペンス作品。現在と1年前の時間軸が同時に進行され、主人公が直接過去に介入することができないもどかしさと相>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

2.5

死体処理などをして生計を立てている声のでない青年がある計画の手違いによって誘拐した少女を預かることになるヒューマンドラマ。口が聞けないという設定ながら表情や行動で心理的な描写を上手く表現していて、少女>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.7

天才的な頭脳を持ちながら日々遊び呆けている青年に人生を変える転機が訪れる物語。自分の才能や関わりを持つ他者から裏切られるのを恐れ、自分の可能性を信じられずにいる主人公とそれらを踏まえどのように人生を歩>>続きを読む

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

3.7

帰省した地元で偶然再開した元カップルがその日を共に過ごしていきながら、懐かしい日々を思い出していく物語。互いに再開できたことを喜んでいながら妙な気まずさを感じている表情やぎこちない間のある会話など主人>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

別れた彼女が付き合っていた記憶を削除していたことを知り、主人公も記憶の削除をしようとする物語。時系列の組み替えや記憶への介入などがあるため物語の流れとして若干の見づらさはあったが、主人公の過去を辿って>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

列車事故で唯一の生存者となった不死身の男と生まれながらにガラスのように繊細な体を持つ男が自らの存在意義を考えていく物語。王道のヒーロー映画とは違って派手な描写は少なく、自分の存在意義や生き方に対しての>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

3.0

記憶喪失となった国民的歌手の女性と彼女のファンで本人のように曲を歌う女性の交流を通して起こる出来事を描いた作品。情景や登場人物の表情に映像をフォーカスして贅沢な間の使い方をしていながら物語としてインパ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

孤島の灯台守としてやってきたおいた男性と若い男性の生活を不穏に描いた作品。登場人物はその2人だけだが、彼らのやりとりや関係性の変化が時折見せる相手への凶暴性とともに描かれていて、後半にかけて狂気さが増>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.5

大学時代の事件で当時加害者や傍観者だった人たちに復讐しようとする女性を描いた作品。それぞれへの復讐やその手順は大胆な行動をしている割に生ぬるく感じ、結末としてももう少しやりようがあるように思えてしまっ>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.0

予期せぬ妊娠をしてしまった17歳の少女が親に隠して中絶を試みようとする物語。男女間で差異のある性的な行為をすることに対する認識と代償が登場人物の言動からさりげなく表現されていて、直接的な描写が組み込ま>>続きを読む

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.0

独り身である女性や男性それぞれの恋の行方や生き方を描いた作品。結局は他人同士であるからこそ、相手と一緒にいるときに自分がどのような存在でいられるのかが重要なのだと感じた。
独り身であることや恋愛関係に
>>続きを読む

ガンジー(1982年製作の映画)

3.5

断食など行動の意味は理解できるが、そこに重きを置く価値観はあまりわからず、主人公の凄さというのが十分に味わえなかった。ただ苦痛に耐えながらも暴力に訴えず抵抗し続ける姿勢と自分の国のために一生涯をかける>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

人を操れても現世には入れないはずの悪魔が入ろうとしていることを不審に思った悪魔祓いの主人公が真相を探る物語。天国と地獄や天使と悪魔という自分にはあまり馴染みのない宗教的な要素が強い作品ではあったが、見>>続きを読む

ハーモニー 心をつなぐ歌(2010年製作の映画)

3.7

夫を殺害し、刑務所内で息子を出産した主人公が文化で善導することを目的に合唱団を作ろうとする物語。崩れたり、切り離されてしまった家族関係の過去とその葛藤が主人公だけでなく囚人仲間たちそれぞれから描かれて>>続きを読む

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.0

自らを顧みず、周りを助けようとする主人公や冷静沈着ながら娘を第一に行動するヒロインの人物設定は魅力的で、大筋の物語も楽しみやすいパニック作品だった。
後半にかけて情に訴えるような展開が組み込まれていて
>>続きを読む

隠密な計画(2015年製作の映画)

2.5

借金を抱える女性が財閥の会長と結婚して妻となり、遺産を手に入れる計画を持ちかけられて実行するも歯車が狂い始める物語。遺言書の件やタブレットの件など主人公の言動が人間の心理的に現実味に欠けるように見えた>>続きを読む

容疑者X 天才数学者のアリバイ(2012年製作の映画)

3.5

高校の数学教師が隣に住む母親とその娘が元夫を殺害したことを知り、アリバイ工作をする物語。犯人やその関係性が判明している状態から物語が展開されていながらもサスペンスとしての面白さが引き出されている点は良>>続きを読む

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.0

本の出版をきっかけに大都会へやってきたピーターラビットたちが父親の親友だったと語る老ウサギと共に大騒動を引き起こす物語。悪さを働いていながらもピーターラビットのかわいさや憎みきれない魅力が演出されてい>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

3.5

田舎に左遷された女性警官が家庭内で暴力を振るわれている少女を見つけ、守ろうとする物語。少女の考え方や行動を見ているとどれほど人の価値観や思考が育つ環境に影響するものであるのかを感じられるように描かれて>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.0

高校時代からの仲良し5人組がそれぞれ社会で生きる様子を描いた作品。学生という身分で得られていたり、保たれていたりしたものが社会に出ることで削れていく様子と社会からの疎外感を自然に映し出していた。だから>>続きを読む

チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.7

慣れないような現代ならではのやり取りやデートに戸惑いながらも少しずつ距離を縮めていく老人同士の恋愛模様とその様子を応援する近隣や街の住人たちの構図は温かさを感じるもので、主人公の頑固さに憎みきれないよ>>続きを読む