LEGIONさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

2.5

物語全体を大きい枠で見れば父親によるメッセージの解釈の仕方はいくらでもあると思うが、”父の残した機械人形の謎を解いて父からのメッセージを探ろう”という物語のベクトルと描かれる一連の出来事や結末があまり>>続きを読む

魔法にかけられたエラ/魔法の国のプリンセス(2004年製作の映画)

2.5

服従の呪文をかけられた少女がその魔法を解いてもらうために旅に出る物語。言われるがままでなく自らの強い意志を持って物事を考えることが大切なのは重々承知しているし、その要素を物語に組み込むことは理解できる>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

2.5

出来事自体は心にくるものだったが、全体的にあっさりした描写での表現が多かったからか、そこまで心は揺さぶられなかった。振り回し、振り回される主人公コンビのやりとりは健在で、主人公の性格や作品としての色を>>続きを読む

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.0

恋人に振られる記事を書くために無茶振りや引かれる行動を重ねていく彼女と、恋人として紹介するためにどんな横暴にも我慢をしていく彼氏のやりとりは恋愛映画として新鮮で楽しみやすかった。物語そのものがコメディ>>続きを読む

追いつめられて(1987年製作の映画)

3.0

殺害された女性と恋仲であることがバレてしまうのではないかという緊張感はありつつも、主人公目線では真犯人が誰であり、どのような思惑が働いているのかが分かっているため、サスペンスらしい物語の割に緊張感や好>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.5

ポルノ映画の撮影で農家に訪れた男女に待ち受ける運命を描いた物語。農家の老婆が持つ雰囲気に不気味さを若干感じるくらいでホラーというジャンルの割に全く怖さは感じない作品だった。殺害の描写や展開も他のホラー>>続きを読む

2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.5

夢を追う女性の妊娠した世界線と妊娠していなかった世界線の二つの軸が同時に進行されていく物語。映画としてのプロットが新鮮でそれだけで楽しめる作品だった。それぞれの人生が交互に映し出されていくから対比がし>>続きを読む

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.7

プレイボーイの主人公が1日でその日の記憶をなくしてしまう女性に恋をする物語。主人公のおちゃらけた雰囲気が物語としての重苦しい雰囲気を作らず、そうした生き方をしていた主人公がヒロインに一途に直向きな姿勢>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

牧場を営む兄弟と弟の妻としてやってきた女性とのその息子が過ごす日々を描いたヒューマンドラマ。目まぐるしい展開などは含まれず静かかつ不穏な雰囲気で物語が進んでいき、物語の結末を経て全体を見渡せば登場人物>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.5

殺人の濡れ衣を着せられた主人公たちが事件の真相を探る物語。独特なコメディセンスやテンポ感にハマることができずそこまで楽しめなかったが、主要人物3人だけでなくその他のキャラクターまでそれぞれが存在感を放>>続きを読む

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.5

今の自分に絶望し、早く大人になりたいと願う13歳の少女がある日、目を覚ますと30歳になっている物語。中身は子供のままの主人公が大人になって失われた無邪気さや活気さで周りに新鮮な空気をもたらしていく過程>>続きを読む

交換ウソ日記(2023年製作の映画)

3.0

主人公の優柔不断な姿勢が相手を苛立たせていたり友人関係の不和をもたらしたりしていたため主人公はあまり好きになれるキャラクターでなかったが、その面から見える良さを探して主人公の成長を支えるイケメンや親友>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

フランスで服役している娘から犯人は別にいると聞かされた父親が異郷の地で犯人を探す物語。幸せや希望が見えかける展開が多く、そうした展開で主人公がどのように行動するのかが見どころになっていた。
娘の関係性
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ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇(2018年製作の映画)

3.0

子どもが故のわがままや無責任さで行動する主人公を応援するという気持ちにはならなかったが、人間に搾取されるライオンの運命を踏まえれば主人公の気持ちは十分に理解できるものだったから感動できる内容だった。>>続きを読む

目撃者(2017年製作の映画)

2.5

家の窓から女性が殺害される様子をたまたま目撃し、そのことが犯人にバレてしまった主人公を描いた物語。通報した場合の報復を恐れて証言するか悩む主人公の姿が描かれるのだが、通報しなかったら襲われない保証がど>>続きを読む

G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

2.0

前作で主役だったキャラクターの今作での扱われ方や前作から今作までの”G.I.ジョー”内の変化を見ていると今作の物語より今作を迎えるまでの過程の方が気になってしまった。
ハイテクな武器を使ったアクション
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G.I.ジョー(2009年製作の映画)

3.0

特殊部隊”G.I.ジョー”とテロ組織”コブラ”との戦いを描いた物語。味方も敵も主要キャラクターが何人も登場し、人物同士の因縁や関係性が描かれていたが、意外と整理されていて把握しやすかった。説明されても>>続きを読む

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.5

不良の少年と優等生の少女が惹かれあい、恋に落ちる物語。物語も展開の仕方も恋愛映画として王道のものではあったが、心を入れ替えて主人公が誠実さを見せていく過程や愛情が原動力となって見せる主人公の言動に良さ>>続きを読む

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

2.5

恋愛映画として見るより家族愛を描いたヒューマンドラマとして見た方が十分に楽しめる作品だった。結末もそれまでの展開が無視されたようなものとなっていて、2人の愛が大きいものであることは伝わってくるが、物語>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

3.0

夏休みを祖父の家で暮らすことになった長女を描いた作品。引いたカメラアングルで淡々とその家での暮らしが映し出され、物語の面白さや展開の動きがそこまであるわけではないため、とても静かで淡々とした印象を受け>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.7

自分が同性愛者であることを隠して学園生活を送る青年を描いたヒューマンドラマ。マイノリティであるが故の生きづらさが延々と描かれていて、自分の気持ちを明かすことで周りとの関係性や楽しい日常が崩れ去ってしま>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.5

現代を象徴する作品なのかもしれないが、社会問題をそのまま物語にしても何も面白さを感じなかった。ジェンダー社会についてのメッセージも言葉として表現してしまっていることにも映画であることの意味を疑ってしま>>続きを読む

20歳のソウル(2022年製作の映画)

3.5

物語前半で学生生活での出来事が色々と起こっていたが、物語のメインの部分を丁寧にじっくり描いていたからよりその部分があっさりしているように感じた。主人公と関わるキャラクターの友情以上の繋がりや思いやりに>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.5

強盗集団の”バッドガイズ”が逮捕を免れるために善行を積もうとする物語。世間から嫌われていたり、怖がられていたりする動物たちが主要キャラクターとなっていて、自分のためにどう生きていくべきかというメッセー>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

世界のために何百年も暗躍してきた兵士たちがある組織から追われることになる物語。不死身な体質を持つようになる理由や不死身な体の限界が来るタイミングなど不明な点がかなり多く、原因が気になる物語構成でもある>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.7

事件の繋がり方や伏線の張り方まで前作より細かくこだわったような作りになっていて、ミステリーとしての面白さがしっかり詰め込まれた作品に思えた。ロマンスやアクションなどその他のジャンルでも楽しめる部分が多>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.5

後半にかけてのアクションは迫力が凄く、戦闘や銃撃戦などでのキレがカッコよかったが、頻繁に描かれるゆるい会話やシュールなコメディ要素に前作同様そこまで面白さを感じなかった。ただそうしたゆるさを併せ持つギ>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.5

なぜそのような事態に至ってしまい、何と関連しているのかなどの原因を探っていくミステリー要素が物語に違和感なく組み込まれていて、シリーズ同様に単なるホラー作品でない故の面白さを感じられた。実話ベースであ>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

重低音が耳に残るような音楽と暗い舞台や雰囲気と共に展開されていくアクションはカッコよく、主人公の悲壮感や孤独感が伝わりやすいものになっていて怒りを秘めた表情が印象的だった。
物語としては友人を死に追い
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.7

真っ白な空間で見せつけられる自然の脅威や人間の無力さなどサバイバルの描写が凝った作りになっていて迫力も感じやすい作品だった。
助かることを信じて仲間同士で絆が芽生え、心を通わせていくのと同時に極寒の地
>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

映画や映像を撮ることに熱を注ぐ少年の出会いや出来事を描いた物語。人生において心に留めておきたいメッセージや記憶に残るようなセリフなどが散りばめられていて、青年時代までしか描かれていないこの作品でこの主>>続きを読む

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.0

殺人事件が起きているにも関わらず呑気に主人公2人が恋愛をして心をときめかせている構図がコメディとしての雰囲気を作り出していたが、そうした行動をした上で主人公らが述べる格言や教示に説得力が全くないからキ>>続きを読む

消えない罪(2021年製作の映画)

3.7

保安官殺害の罪で刑務所に服役していた女性が生き別れた妹を想いながら人生を過ごしていく物語。人間関係を築くにしても仕事を得るにしても犯した罪によって妨げられ、苦悩していく主人公の姿に悲しさを覚えつつも、>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

移民として米国にやってきた男が裏社会に足を踏み入れ、成り上がっていく様子を描いたクライム作品。主人公の性格や言動はとても好きになれるものではなかったが、圧倒的な自信と度胸に加えて怖いもの知らずで突っ走>>続きを読む

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.5

登場人物の言動に関して疑問に思う場面があったり、殴る場面や衝突の場面など映像としてのチープさを感じたりはしたが、大軸の物語はしっかり意図のあるものだった。
伏線が回収され、事実が明らかになっていく展開
>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.5

偶然切り落とされた片耳を拾った主人公が好奇心から事件を自ら探ろうとする物語。主人公を突き動かす好奇心や行動力は行き過ぎたものであるから、どんどん深く入り込んで巻き込まれていく様子に程よい緊張感を得られ>>続きを読む