23さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

23

23

映画(80)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

極道恐怖大劇場 牛頭(2003年製作の映画)

2.5

オープニングの小型犬ぶん回しで心掴まれたけどそれ以降は狂人たちの奇行をひたすらみせる小ネタ集みたいなのが延々続くだけで話が全く動かないのがダルい。締めの温かみは好きなのだけど。序盤の妄想癖ヤクザのイン>>続きを読む

極道黒社会 RAINY DOG(1997年製作の映画)

4.5

もう一段階二段階と捻りがある最後の展開が良い。雨の日はろくなことが無いと引きこもってひたすらダラダラしていた人間のラストバトルがどしゃ降りなのも粋。

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.0

護衛以外の事は何もやらないというスタンスが一瞬にして崩れ去り家庭教師みたいな事までしだすデンゼル・ワシントン面白い。ギラギラした映像にチカチカした編集でぽんぽんしらみ潰しにピンチというピンチもなく復讐>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.5

徐々に徐々に気持ち悪い雰囲気を構築していってからの一回だけあるジャンプスケアが完璧に決まっている。トラウマを暴力で乗り越える展開は爽快。

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)

4.0

腐り切った刑事がなんの反省もなくめちゃくちゃやってきたけど何とかなりましたというダメダメな話だけど運命に逆らうカタルシスが確かにあった。人生の危機をその場凌ぎの悪どい手法で何とか乗り切る主人公の「耐え>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

家族も同僚も誰も知らないところで一人勝手に懺悔し贖い破滅している。既に堕ち切った人間が幻覚かも分からないキリストとの出会いという奇跡によって変化する様に人間どんなくだらないきっかけでも変わることができ>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.0

母親の期待に応えようと無表情ながらひたむきに頑張る主人公が惨めでありながらも応援したくなる。母親への依存から抜け出そうと自立を試みるも結局は抜け出せず顔面ボコボコになりながら守ろうとする姿に感動に近い>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

ワンカットを長々とじっくりやる割には話の動きは次のカットで始まったりするのがあまり良くない。母親の精神状態の変化による育児への姿勢が飯によって表現されているのはいやな感じがして良かった。最初は手間暇か>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

5.0

ロケーション豊かな環境でのバカンス的な雰囲気とか店が荒らされまくってるのに演奏を続行するミュージシャンとか終始そういう軽さを維持してるのが良い。マクレガーの配役が完璧で登場してから異常なほど盛り上がる>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.0

将軍の幹部を拉致ってパパッと帰ってくる簡単な任務みたいなノリで作戦が始まるけど、序盤から明らかにそんな上手くいきそうにない不穏な感じ漂ってるのが良かった。助けを待つために立ち往生してる中で大勢の群衆が>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.5

主人公にいたぶられる殺人鬼がやられっぱなしにならず彼なりの勝ち負け理論を語ってしっかりバトルになっていくのが面白い。「奴は狩りを楽しんでるんだ」というセリフがあって後に槍と猟銃で殺し合う文字通りの狩り>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

2.5

アイドルのメンバーに満遍なく役割を与えようとしているせいでめっちゃダレる。掃除機のコンセントを引っ張るくだりはそうなる事の必然性が全然なくてただやりたかっただけなのが丸分かりだから不快感が無い。

呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

4.5

殺しの描写が素晴らしい。寝てる人間がバットで頭を殴られ、驚いたようにハッと起き上がりそのままカクンッと倒れるシーンの妙なリアリティが気持ち悪くて良い。反射的な驚きが先に来て死ぬまでにちょっと時差ある動>>続きを読む

新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争(1995年製作の映画)

5.0

日本ヤクザと中国マフィアの喧嘩の発端がホモセクシャル的ないざこざなのが面白いし、それによって始まったドンパチは二秒くらいの一瞬でケリがつくキレキレの銃撃描写でカッコいい。一瞬の隙もなくズドンとぶっ放し>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.5

「本当の自分」とはこういうものだと他者から提示された道に倣うその行為自体が洗脳じみている。馬鹿馬鹿しいほど極端に男社会、女社会を際立たせておきながらその解決策も実に胡散臭い。胡散臭さを胡散臭さで解決す>>続きを読む

ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

4.0

残酷な映像を立て続けに見せてきて「さぁ気を取り直して」みたいな感じで甘美な音楽に壮大な映像を流し始めるが全然挽回できてない、けどやっぱりその映像の持つ力に感動してしまう。

ヤコペッティの 残酷大陸(1971年製作の映画)

5.0

黒人奴隷が動物のように尊厳もクソも無く扱われる様をリズ・オルトラーニの陽気な劇伴でノリノリに見世物として描いてしまう凄まじさ。本当にタイムスリップして歴史を遡っているかのようなリアリティがありマジのや>>続きを読む