将軍の幹部を拉致ってパパッと帰ってくる簡単な任務みたいなノリで作戦が始まるけど、序盤から明らかにそんな上手くいきそうにない不穏な感じ漂ってるのが良かった。助けを待つために立ち往生してる中で大勢の群衆が>>続きを読む
主人公にいたぶられる殺人鬼がやられっぱなしにならず彼なりの勝ち負け理論を語ってしっかりバトルになっていくのが面白い。「奴は狩りを楽しんでるんだ」というセリフがあって後に槍と猟銃で殺し合う文字通りの狩り>>続きを読む
アイドルのメンバーに満遍なく役割を与えようとしているせいでめっちゃダレる。掃除機のコンセントを引っ張るくだりはそうなる事の必然性が全然なくてただやりたかっただけなのが丸分かりだから不快感が無い。
殺しの描写が素晴らしい。寝てる人間がバットで頭を殴られ、驚いたようにハッと起き上がりそのままカクンッと倒れるシーンの妙なリアリティが気持ち悪くて良い。反射的な驚きが先に来て死ぬまでにちょっと時差ある動>>続きを読む
日本ヤクザと中国マフィアの喧嘩の発端がホモセクシャル的ないざこざなのが面白いし、それによって始まったドンパチは二秒くらいの一瞬でケリがつくキレキレの銃撃描写でカッコいい。一瞬の隙もなくズドンとぶっ放し>>続きを読む
「本当の自分」とはこういうものだと他者から提示された道に倣うその行為自体が洗脳じみている。馬鹿馬鹿しいほど極端に男社会、女社会を際立たせておきながらその解決策も実に胡散臭い。胡散臭さを胡散臭さで解決す>>続きを読む
残酷な映像を立て続けに見せてきて「さぁ気を取り直して」みたいな感じで甘美な音楽に壮大な映像を流し始めるが全然挽回できてない、けどやっぱりその映像の持つ力に感動してしまう。
黒人奴隷が動物のように尊厳もクソも無く扱われる様をリズ・オルトラーニの陽気な劇伴でノリノリに見世物として描いてしまう凄まじさ。本当にタイムスリップして歴史を遡っているかのようなリアリティがありマジのや>>続きを読む
こちら側の常識とか倫理からは逸脱した次元のレッスンでレベルアップしていく(してしまう)様に圧倒される。プレッシャーに追い込まれて現実と幻覚との境界が曖昧になってしまいながらもある種の高みに到達し、その>>続きを読む
マ・ドンソク以外のキャラに何の魅力もないから途中からどうでもよくなった。殺った殺られたばかりの延々続く揉め事も特に工夫がないから面白くない。マ・ドンソクのパートはキャラが良いから見てられる。
地球滅亡を前にした舞台で世界の動向は一切見せず、個々人の精神状態を描くに徹しているところが新鮮で面白い。惑星がどんどん近づいてきて地上の雰囲気が不穏になっていくところに幻想的な心地よさもある。けど人物>>続きを読む
やっちゃった事の報いは受けるしかない因果応報的な現実は変えられないけどそれまでに何とか良い人になろうと頑張った行動の数々は絶対に無駄じゃないと思えるというか思いたい、となるのが『バッド・ルーテナント(>>続きを読む