苺だいふくさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.4

小松菜奈さんには、何か普通の人とは違う魅力があった。
他の映画でもそうだが、確固とした自分の世界観を持っていそう。

大泉洋さんは、冴えないファミレス店長役にピッタリだった。
身近にいそうなタイプ。
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.3

舞台がまさかの京都だった!

時間感覚をずらすという設定は、ありそうでなかった。
タイトルから大まかなストーリーは予想できたものの、キャスト2人のほのぼのした感じが良かった。

主題歌が沁みた。ベタだ
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.1

テンポが良くて笑えた。
好きなものを追求できるって、幸せだなと思った。

地震発生によりラストまで鑑賞できなかったので、いつかリベンジしたい!

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

叶わない願いを抱え続けるのは生きづらそうだった。切ない…。

映画公開時「追いチーズ」現象が発生していたため、自分の中で勝手に期待値を上げすぎていたのかもしれない。
ただ、人気俳優の2人がここまで際ど
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

2.0

数学の美しさに気づけていたら、私の数学の成績はもっと良かったと思う。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

何気ない日常の尊さを痛感する今だからこそ、刺さる映画なのではと思う。

価値観が似た人と一緒に、本を読んだり映画を観たり。2人の楽しげな様子に、私までほっこりしてしまった。

その一方で、現状維持が何
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孤狼の血(2018年製作の映画)

2.7

刺激強め。初めからエグいシーン。
登場人物が多くてストーリーはよくわからなかったが、迫力は凄かった。
どのキャラクターもクセが強くて怖い!
他の映画で見せる表情とは全く違い、本物のチンピラにしか見えな
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愛について書く(2019年製作の映画)

3.5

現実の世界と脚本の中の世界、2つの世界の物語を楽しむことができた。
今までにありそうでなかった設定で、楽しめた。

日本に輸入しても、違和感なく受け入れられそう。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

吹き出して笑ってしまうほど、面白かった!
場面も登場人物もほとんど変化しないが、全く冗長さを感じさせなかった。
むしろテンポが良くて、引き込まれた。

何か特別なことが起こるわけでもなく、ただ男子学生
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.3

服装や話し方で身分がわかる点は、イギリスならではの文化だと思う。

ヒギンズは、自らの力でフーテンを「レディ」に変えようと企む。
イライザは、貧しい花売りからの脱却を目指す。
そこから2人は互いにとっ
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.6

やはり、是枝監督は家族を描くのに秀でていると思った。

血か、思い出か。子供の取り違えという繊細な問題に揺れる家族の心の動きがひしひしと伝わってきた。

子供達のあの自然な演技をどうやって引き出してい
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天気の子(2019年製作の映画)

2.5

展開が読めず、目が離せなかった。
ただ、なぜこの作品が人気なのかわからない。青春の押し付け感はかなりあった。

声優陣も製作者も一流ばかり…

今回の地上波放送に合わせてなのかはわからないが、エンドロ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.3

是枝監督は、普通の家族を描くのに長けた人物だと思う。

どこにでもいるごく普通の家族ではないが、主人公たちには共感できる部分があった。
硬すぎて食べられないおばあちゃんの手作りアイスだったり、生活感の
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.2

ただただ面白かった。
出演者みんな演技が上手いから、変なセリフもわざとらしくない。

中井貴一演じる総理大臣のセリフ、「記憶にございませーん」の嫌味ったらしさは半端ない。あんな総理は嫌だ。


最後の
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潮騒(1975年製作の映画)

3.0

初々しい。
ただ、三島の世界観はぶち壊しのような…

まだ、朝ドラ「あまちゃん」のワンシーンの方が良かったような気がする。

風立ちぬ(1976年製作の映画)

3.0

登場人物のセリフが、非常に綺麗な言い回しのものが多かった。
戦時中の結婚観や、思いを伝えられないもどかしさが良く伝わってきた。

三浦友和と山口百恵のコンビで、原作が日本文学の映画を2作立て続けに観た
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.3

綺麗事ばかりで押し付けがましく感じたものの、最後は笑顔になれるような内容だった。
風船のシーンなど画がとても綺麗だったのも、印象的だった。

一緒に鑑賞した母は、幼い頃にグリーンランドをよく訪れていた
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柴公園(2019年製作の映画)

3.3

柴好きは絶対に観てほしい映画。
予想以上に内容もしっかりしていると思う。

柴犬を飼っている男性3人を中心に話は展開するのだが、彼らはそれぞれの名前も職業も知らない。ただ、柴犬という共通点で繋がってい
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

鑑賞後に笑顔になれる映画だった。
フォレスト・ガンプが自らの人生を1人語りで振り返るものだが、全く飽きを感じさせなかった。むしろ引き込まれた。

フォレストは、非常にひたむきで真っ直ぐな人物だった。
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.5

新政権の誕生やコロナ禍など、図らずも今の状況が映画に上手くハマっていたように感じた。
戦争への無関心や、自分だけはテロから助かるという根拠のない自信は、今のコロナに対する私たちの意識に通ずるものがある
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アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.5

観ていて、つい笑顔になってしまうような映画だった。

ウィルの、次のようなセリフが印象的だった。
“ドラマの主人公は自分で、周囲のキャストは常に入れ替わる。自分が嫌だと思ったら、違うドラマの主人公にな
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許されざる者(1992年製作の映画)

2.9

クリント・イーストウッドとモーガン・フリーマンは、何を演じてもカッコいい。
最強の2人。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.3

最後のポールの言葉が胸に響いた。
途中までは、差別的な日本人描写のある古風な映画だと思って鑑賞していた。

メガネに出っ歯、おっちょこちょいで英語の発音も悪い「悪者」としての日本人男性と、意味も分から
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.2

原作を知らなくても(大抵の人は知っていると思うが)ちゃんと理解できるように、丁寧に描かれていた。

のび太は要領が悪くて何をやってもダメダメだが、非常にまっすぐなので、見ていて応援したくなった。

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ばるぼら(2019年製作の映画)

3.0

個人的にとても楽しみにしていた映画だったので、少し残念な印象だった。

稲垣吾郎も二階堂ふみも原作のイメージ通りで、ポスタービジュアルから完璧だとワクワクしていたが、内容が少し安っぽく見えた。
また、
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.6

勇気づけられる映画だった。
できない理由を探すのではなく、やろうと思って一生懸命取り組むことが大切だと感じた。
個人的には、憎たらしいけど愛される主人公は、大泉洋さんにピッタリだと思う。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

気持ち悪いほど主人公に共感できた。

好きな人が自分の名前を覚えておらずに落胆するが、そんな自分も周囲の名前を覚えていない。
本当の自分を曝け出せるのは、妄想の中で出会う人との会話のなか。
被害者ヅラ
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

きっと何かを暗示している演出をしているんだろうが、解釈が難しい!

相手との距離が近すぎるたり、横一列でぎゅうぎゅうになりながら食事をしたり。
松田優作は必ずお茶を一気飲みしたり、家族はヘリコプターの
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

2.0

キミスイの第二弾みたいな。

演技やストーリーは良かったが、どうしてもキミスイと比べてしまった。

北村匠海は、おてんば女子に振り回される、少し気弱な男子役が多いような気がした。

悪の教典(2012年製作の映画)

3.8

下手なホラー映画よりも、よっぽど怖かった。貴志祐介さんが描くサイコパスは、どれも怖すぎ。あれを映像化したら、こんなにも恐ろしくなるのかと驚いた。

頭も良く、人当たりも良い。一見すると良い人に見えるが
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くちづけ(2013年製作の映画)

3.8

登場人物の温かなやりとりにほっこりしたと同時に、障がいを持つ人を支えることの大変さを知った。

ある親は、自分の死後に子供が生きていけるのかを心配する。
その一方で、子供の給付金だけを当て
にし、全く
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うさぎドロップ(2011年製作の映画)

3.6

ダイキチのまっすぐで懸命な姿を、応援したくなった。
その一方で、映画は、熱意だけでは子育ては難しいという現実もしっかりと描いていた。

はじめましての子供を引き取り、男手一つで養育する大変さは尋常じゃ
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

3.3

学生時代に戻りたくなるような、映画だった。

呆れるほど馬鹿ばかしいイタズラに全力を注ぐ男子学生は、無邪気で無敵な存在だと思う。
人一倍仲間意識や正義感が強いため、方法はぶっ飛んでいるものの、何とかし
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.7

毎日を丁寧に、大切に生きることの大切さを教えてくれる映画だった。


この映画は、樹木希林さんと黒木華さんだからこそ、成立する映画だと思う。

塞いだ気分になっている時に聞く樹木さんの言葉は、非常に胸
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