esuranさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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クロッシング(2009年製作の映画)

2.5

イコライザーの監督かー血が多いんだろうなー、と構えて見ましたよ。予想通り決して少なくはなかったです。

主役の刑事三人(イーサン、リチャード、ドン)がどう関わっていくのか期待してましたが、勝手な勘違い
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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

3.3

ワイン好きにはたまりません。フランス。ブルゴーニュ。大自然のぶどう農園。ワイナリー。醸造家。

廃業一歩手前の家業を息子が救う、ってとこでしょうか。ご都合主義で上手くいきすぎでオイオイと突っ込みたくも
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

アル・パチーノが演じる孤独な盲目の元中佐。
とにかくアル・パチーノの演技力に脱帽。
目が不自由な役を見事に演じております。
喋り口調も仕草も完璧に元軍人のそれ。
口癖の「フー アー」は思わず真似したく
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

西海岸のジャズメン、チェット・ベイカーが薬物依存から立ち直ろうとする物語。

チェットと彼を支えるジェーン(カルメン・イジョゴ)との二人三脚。仕事を探しながらも、仲睦まじく続ける車上生活の中で、ささや
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.9

落語家のタマゴたちの兄弟子弟弟子やらソープ嬢や落研の女子高生などの交流を描いた作品。当作品の続編にあたる「の・ようなもの のようなもの」を先に観たせいもあり、若かりし登場人物たちには親近感を覚えてすん>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.5

不覚にも泣きました。
素晴らしく、いい映画でした。設定も、ストーリーも、演者も、好きです。

夢があっていいじゃない。映画を愛するからこそ、起きうるお話なんですよ、と。


ただ一点だけケチつけるなら
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

ペンは剣よりも強し、という言葉がよぎりました。(実は、ペンは剣よりも強しの本来の意味は…以下略


アンタッチャブルな機関が絡んでいる事件の真相を新聞社が暴いていくというもの。宗教には浅く広い日本人に
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LOW DOWN ロウダウン(2014年製作の映画)

3.0

ヤク中ジャズメンのダメオヤジの娘回顧録。
音楽映画を期待していたが、そうではなかった。
時代を切り取ったであろう雰囲気はとてもよい。
しかし話全体が冗長。
この手の映画、冗長は必然か。
誰も救われない
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.2

爆発的に香港映画にドはまりするきっかけとなったのがこの作品。ウォン・カーウァイ監督もそうだが、なにより撮影監督のクリストファー・ドイルとアンドリュー・ラウに魅了された。手持ちズームカメラでブッレブレに>>続きを読む

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.3

ジュリア・ロバーツは綺麗だしキャメロン・ディアスは若々しくて可愛いし、ってのはわかるんだけどね。ストーリー的にはいまいちハマれず。

目的に対しての手段が遠回りすぎた。遠回りしなきゃ尺が持たないんだけ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.3

マイケル率いるファミリーの凋落と若き日の父ビトのファミリーの繁栄の絶妙な対比描写。このコントラストが肝ですね。

家族を大事にしないやつは男じゃない!とパートワンでドンが言っていたが、マイケルはファミ
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セレニティー:平穏の海(2019年製作の映画)

3.4

あらすじ的にはサスペンスかな?ぐらいの感覚で見始めた。途中、主人公が酒でラリったのか話がラリっちゃったのかわけがわからなくなったんだけど、えー?そういことなのか、と気づいた時はえらく興奮した。

マシ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.1

ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノがやってるんだから極上のクライムアクションが見られるに違いない!ましてやこのパッケージだし、ジュリエット・ルイスもハーヴェイ・カイテルも出るし。ネタバ>>続きを読む

レディー・ガガ:Five Foot Two(2017年製作の映画)

3.6

このドキュメンタリーを通して透けて見えるのは、ガガ様の乳首だけではない。。。とか、冗談はさておき、「かりそめ天国」で有吉弘行がガガがいきなりおっぱいを出す、と言っていたので鑑賞。不純な動機ではあったが>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

90年代のラブコメ風な質感で、好みでした。おうち交換という設定もよいし、お互いが失恋して「ここではないどこか」へ行きたいと思うところから始まるのも、よかった。

キャメロン・ディアスとジュード・ロウが
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.4

終盤、号泣通りこして嗚咽しましたね。

それでも、癒えない傷や痛みを抱えて生きていくんだよ。

苦しかったし、辛かった。

泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

4.0

愉快、痛快。
面白かった。
さんざん笑わせてもらいました。

ツッコミどころ満載だったけど、突っ込むのが野暮ってもんです。追う者、追われる者、いつの間にか心通わせて心境が変化していくさまがなんか妙にセ
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アロハ(2015年製作の映画)

3.0

ハワイの歴史とか文化とか先住民のこととか抱えてる軍事問題だとか、そういったことを知らないと100%理解できたとは言い難い、のではなかろうか。とかいう難しい話ではないのだが、そう思った。

こちとら単に
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恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

4.0

邦題もっといいのなかったかなぁ…?

ラブコメなんでしょうけど、恋愛よりは仕事映画といった感じ。鑑賞後はヤル気に満ち溢れ、モチベーションアップに役立つこと間違いなし!

前フリと回収が絶妙だった。監督
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デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.5

面白かったです。

もっとシリアスなのかと思いきやコメディタッチでありました。サンドラが綺麗になっていくビフォーアフターがヤマ場になるのかな?と思いきや、その先も充分に楽しかった。それはそうと、犯人逮
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Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)

3.5

キャスティング含めて、個人的にはめちゃくちゃ楽しめた。エアロスミスとクリスティーナミリアンなんて熱い。ブラックアイドピーズも、ハーヴェイカイテルもRZAもいて同窓会のよう胸熱映画だった。

ストーリー
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.8

最後の最後で「あわわわわわっ」てなる凄い映画だったなぁ。

SFのタイムトラベルものは大好きなのだけど、これは予想を裏切ってくる仕上がりでしたね。

答え合わせするためにもう一度最初から観たくなります
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.0

キャストが魅力的だったものの、話の端々にいまいち共感できず。よくある話といえばよくある話だが、個人的にはなぜそうなるのかがまったくピンとこなくて入り込めず。

端的な流れでいえば浮気離婚結婚元サヤに戻
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

4.0

よかった。
結論から言うと、男女の恋愛話は置いておいて息子と父親の関係だけで泣けてくる家族映画の側面のほうを推したい。

男女の出会いから別れやら紆余曲折は遠距離恋愛あるあるだったり目新しいことはない
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.2

これ大好き。
何回か観ているのに、BSでやっているのをまた観てしまった。

「できないやつは何をやってもできなくて、できる人は何をやらせてもできる」っていう好例。

キャラ描写が際立っていてテンポもい
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.5

惚れてまうやろー。

ジュリアロバーツ扮するアナ・スコットが可愛いいんだなー、これまた。大スターのアナと恋仲になったら、それゃ嬉しいけどさ、苦しいよ。苦しすぎるよ、わかるわかる。って上がったり下がった
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.0

いい映画だった。

親子二世代に渡る話。

誰が悪いとか野暮なことは言いたくないけど、こどもは親を選べないよなーとかしみじみ思った。どうしてそうなっちゃうんだろう…見てて辛いなーとか思ったんだけど、実
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追憶の森(2015年製作の映画)

3.0

樹海に行く。

その設定だけで面白そう(不謹慎)だなーと思って観ました。

樹海は、死にたいのか生きたいのかを問いかけてくるような過酷さ。「生きる」ために「樹海の落とし物」から衣類を剥ぎ取るシーンの生
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マリリン&モナ 踊って、泣いて、輝いて(2012年製作の映画)

3.5

女二人ものって大好物。すべてを捨ててやり直す。そうときまれば、人生上向いていきそうなもんだけど、なかなかどうして低空飛行なところが現実的でよかったかな。

ベリーダンス、よかった。

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

2.9

なんだこりゃ?笑
予備知識なしに見た。
ジェイクが好きなもんで。

ナイトクローラーの監督とジェイク・ギレンホールだからハードルあがったのは事実。

画商の世界、画家の呪い、「神聖なる芸術の世界にオカ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

とにかく、絵が美しかった。モノクロなのに。いや、モノクロだからか。

再現性が素晴らしい、のだろうと。あの時代の雰囲気を多くの人間を散りばめて撮影して切り取ってくるセンスといおうか。そのパッケージング
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

ピーター・スワンソン著の「そしてミランダを殺す」を読了したあと、色々調べてたら映画化されるそうだ。で、そこでよく比べられてたのがこの「ゴーンガール」。

絶対に面白いに違いない!と思って観賞しましたが
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黙して契れ(2010年製作の映画)

3.3

「人生は試練の連続だ。だから朝起きた時にこう思い出せ。試合は0対0だ」


貧困、犯罪…。育った環境によっては、夢も見れやしないってことですね。普通にサッカーやらせてやってくれよー、と強く思った。
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.6

実話。迷子からストリートチルドレンに。過酷すぎて冒頭から衝撃的。

育ての親への愛と、産みの親や兄を探す気持ちとの、家族愛に溢れてた。

ルーニーマーラーもかわゆすでした。

個人的には、途中のグーグ
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.6

安定した面白さ。
鬱陶しくない程度に高齢化社会へのちょいとしたメッセージ。まあ、とにかく笑えて、家族って面倒くさいけど、あったかいよね、って毎度再確認できるような仕上がりな山田洋次作品に敬礼したいです
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.2

一応愛犬家なもので犬モノは敬遠していたのですが、これは見てよかったです。犬の一生にフォーカスをあてるというよりは「輪廻転生」を繰り返していくという設定のおかげで、思っていたよりシリアスにならず、とても>>続きを読む