バジリコさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

バジリコ

バジリコ

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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

「おすすめの戦争映画を一本教えて」と言われたら、本作を勧める。

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

3.4

随分前に観た作品。ラストシーンだけ鮮明に覚えてる。

西部戦線異状なし(1979年製作の映画)

3.6

これ以上の反戦映画は無いと思う。
作られたの第二次世界大戦前だけど。

野火(2014年製作の映画)

3.5

暑い日が続くので、夏らしい作品を鑑賞。
撮影が大変そうだなって思った。

愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

4.6

1950年代の国民的人気米ドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」の舞台裏の1週間を描いた作品。

「アイ・ラブ〜」は未見、そして周りの騒動に関しても知識ゼロだったが、充分楽しめた。劇中で最低限の説明はあるし、
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

ウルトラマンの動きが絶妙に気持ち悪いのが良い。パンチしたあとに手を痛がる仕草が最高。

ただ戦闘回数が多すぎる。変身シーンの有り難みがどんどん薄くなる。禍威獣も沢山出てきてお腹いっぱい。ウルトラマンは
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

IMDbの点数が高かったので期待したが、見事に裏切られた。

本作は探偵ものの要素が強いが、ストーリー展開が下手過ぎて「謎」に惹かれない。名探偵バットマンはカンが良過ぎるので、トントン拍子に手がかりを
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

遊び心満載の楽しい映画。

昔のホラー映画を多数オマージュしているので古臭い演出があるが、現代の映像技術のおかげで逆にスタイリッシュに見える。
と思っていたが、メイキングを見る限りどうも合成ばかりでは
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.5

全体的に広島弁の練度が低い。役者が下手なのか台詞が悪いのか。

予告編を観た感じだと、日岡が大上ポジションになるかと思っていたが、良い意味で裏切られた。日岡の主人公像はなかなか魅力的だった。

今作は
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

3人のスパイダーマンのやり取りを書いた脚本家はなんて幸運なんだろう。メチャクチャ羨ましい。

傷ついた主人公を助けるのが、別の世界で戦う同じ主人公だなんて、ワク
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

このスケールの題材に上映時間100分は短い。あっという間に終わった印象。

それでもそこそこのクオリティーに仕上がっているのは、テイラー・シェリダン監督の手腕のおかげだが、彼のこれまでの作品と比べると
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.0

原作とアニメの大ファンです。


佐藤健は肩に力が入り過ぎていて、全体的に演技過剰になっている。念願の追憶編だからだろう。観ているこっちも疲れるが、その熱意には好感が持てる。ルックスと殺陣も文句なし。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

ジェームズ・ガン監督のテロップ芸が炸裂している。

小ネタが多くて遊び心満載だが、映画の背骨である脚本がしっかりしているので、綺麗にまとまっている。主人公は最初と最後で「変化」するし、脇役にもそれぞれ
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貸間あり(1959年製作の映画)

4.4

「サヨナラだけが人生だ」

ラストの余韻が何とも言えない。素晴らしい。

川島雄三作品に出てくるキャラクターは荒唐無稽でリアリティが薄い。それなのに現実の人間よりも人間臭い。不思議だ。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

複雑な設定や用語が沢山登場するが、ストーリーがシンプルなので混乱しない。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督印の圧倒的な世界観に浸っていても、話についていける。

ポール役のティモシー・シャラメのキャスティングが
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

ゴジラとコングが殴り合うだけで一本の作品として成立している。こんな映画は他に無い。

ちょっとコングを人間に寄せ過ぎている気がするが、倒した獲物の首をもいでくれたおかげで、ギリギリ許容出来た。

小栗
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

リドリー・スコット監督の決闘シーンは見応えがある。映画館で観るべき。

なにも中世の物語に現代の価値観を持ち込まなくてもいい気がするが、『人類は進歩しない。歴史は繰り返す』という解釈をすれば、許容出来
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

2.5

原作の世界観が好きなのに、アニメ版は随分違っていた。

セリフ量が膨大だった。キャラの心情や状況を全て言語化するのが今のアニメの流行りなのか。

なぜ脚本家のクレジットが制作会社になっているのか。いく
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

最初にパパッと設定を説明し、軽妙なタッチでテンポ良く物語を展開させ、折り返し地点でキナ臭くなり、クライマックスに向けてドラマを盛り上げる。そして最後はしんみりと余韻が残るエンドロール。

これぞ映画、
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.3

全体的に中途半端な作品だった。


米大統領選挙のカオス感は面白かった。文化祭の準備みたいにわちゃわちゃしている。選挙を題材にした映画はここが上手く描けているかどうかが、作品全体のクオリティに繋がって
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

ラスト以外完璧。あの終わり方は好みじゃない。カタルシスの方向性が違うだけで、一気に本作品に対する興味が失せた。

ラストまでは本当に面白かった。脚本&演出がこれでもかというほど練り込まれていて、ワンカ
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雁の寺(1962年製作の映画)

4.0

「秀作」という言葉がしっくりくる作品。

登場人物を極力排除して、場面転換も最小限に抑えている。後半にいくにつれてどんどん密度が濃くなっていく。

寺×愛憎劇という組み合わせが異質で面白い。

珍しく
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

2.9

既視感満載の当たり障りのないSFハリウッド映画。

クリス・プラットはこういう大味な作品の主人公がよく似合う。


HBO辺りがじっくり時間をかけてドラマ化すれば、面白くなりそうな題材だった。

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.2

ディズニー作品なのに、珍しくつまらなかった。

近年のディズニー映画はテーマ性とエンタメ性が高い次元で融合した傑作が多い。ズートピアなどはその最たる例だ。

本作は脚本の構成とキャラクター配置は良いが
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.2

脚本や役者陣はそれなりに良かったが、監督の演出が自分の趣味に合わなかった。ボソボソ喋る芝居やスローテンポなのがこの監督の持ち味なのかもしれないが、ストレスが溜まった。

タイトルは「あの頃。」だが、ラ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6


主人公が大自然のなかでオシッコ→タイトルバックというオープニングが良い。この作品の世界観が伝わる。

主人公とは境遇も価値観もかけ離れているので共感は出来ない。ただ、この映画を観ながら自分の生き方に
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野良犬(1949年製作の映画)

4.3

面白かった!

タイトルが良い。作品の雰囲気やテーマをビシッと表している。

1949年製作なので、当時の何気ない映像が今では貴重なフィルムになっている。野球場、ラインダンス等、場面転換のたびにワクワ
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罪の声(2020年製作の映画)

2.5

骨太のサスペンス映画を期待したが、スッカスカだった。

前半は、事件に関わった人達がこぞって「今だから言える」という感じでペラペラ喋る。都合良く数珠繋ぎに登場する人物のインタビュー映像を繋いだだけの構
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.4

サリエリ視点のモーツァルトの話という構成だが、主人公は紛れもなくサリエリである。

サリエリの嫉妬心だけで物語がグングン進んでいく。

モーツァルトは確かに天才で奇人変人だが、想像の域を出ない。サリエ
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博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

4.5

博奕打ちシリーズの第4作目だが、各作品に関連は無く、完全に独立している。

「東京物語」「羅生門」「浮雲」と並んで日本名作シナリオ選に収録されている名作。笠原和夫の原点であり、任侠道に振り回される男や
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.1

イマイチ盛り上がりに欠ける。
ラストシーンの意味は伝わるが、それまでの積み上げが下手なので感動しなかった。勿体ない。

オイシイ役どころの沢田を生かしきれていなかった。ミステリアスな雰囲気は良かったが
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.0

ワンピースの魅力の一つに「弱き者を助ける」という、侠客要素がある。ルフィはいつも人助けをしてきた。

今回の映画はその部分を完全にカットしている。歴代の登場人物が沢山出てくるお祭り映画としての側面しか
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇中のセリフでもあるように、「落とし前をつけた」作品。

その為に少年シンジは犠牲になった。精神的に完全に成長し、神のように、1人1人に救いを与えた。DSSチョーカーをつけたまま。少年が神話になったと
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

4.8

チンピラとその彼女が、掃き溜めから抜け出そうともがく話。

登場人物、全員必死。観ている方にまでパワーが伝わってきて、その滑稽さに笑える。特に病人・鉄次のくだりは最高。本来は頼れる兄貴分だと思うが、劇
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.2

回想が段々と核心に近付いていく構成は面白かった。
現在の時間軸の主人公が骨折しているので、突然回想から現在に戻っても混乱しない。そういうちょっとした脚本の気遣いが好きだ。

可能なら「市民ケーン」を観
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