KSatさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.2

生まれて初めて観たクリストファー・リーの映画。

全体的にちょっと地味なのと、ヘイデン・クリステンセンの大根演技が鼻につくが、観て損はない。当時小2の俺には、パドメがエロ過ぎた。

明日へのチケット(2005年製作の映画)

3.5

エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチによる、列車が舞台のオムニバス映画。

オルミ篇はいかにもイタリア。ほのかに香り立つ上品な色気が魅力。年寄りの恋をしんみりと、シンプルに描いてい
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アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)

3.6

コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」、ノーランの「メメント」、ボイルの「シャロウ・グレイブ」、タランティーノの「レザボア ドッグス」、ウォシャウスキーの「バウンド」。

いろんな映画監督が低予算のサス
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エグザム(2009年製作の映画)

1.2

たかだか就職試験のために他者を傷つけたり、モノを破壊したりする。そのための理由付けがほぼ皆無(金以外で)。

登場人物間の感情がコロコロ変化しすぎ。さっきまで争ってた2人が次の瞬間まともなやり取りをし
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アナザー プラネット(2011年製作の映画)

3.6

なんともいえない映画。

パラレルワールドと内面世界を軸にしながら、描かれるのは鬱々した「償い」の話。
地球規模の話と孤独な主人公の償いがどう絡むのか、と思いきや、観た後はなかなか考えさせられる。低予
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スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

2.6

小さい頃に連れてかれて観た。確か、当時としては珍しいIMAXの3Dだった。場所は、品川プリンスだった。

とにかく、ケヴィン・スペイシー演じる悪役がスーパーマンになかなかトドメを刺さないのにイライラし
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アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

2.5

クストリッツァのノリをハリウッドで...は通用しませんでした。

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

2.5

リンクレイターによる「ウェイキング・ライフ」でも用いたロトスコープのアニメ、ということで観たが。

地味。麻薬映画って、たいてい麻薬による幻覚をどう描くか、に集中しすぎて退屈な場合が多いな。

Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

2.5

周防版にはあった泥臭さがなくなり、オシャレすぎる作りに仕上がっている。
それを良いと思うかどうか。それだけです。

食料品屋の息子(2007年製作の映画)

2.5

この映画自体はたいしたことないが、IMAGICA BSはシネフィルイマジカ時代に戻って欲しい、と思える映画。

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

2.4

「シザーハンズ」や「ビートルジュース」みたいなカラフルなファンタジーか、本作や「スウィーニー・トッド」みたいなゴシックなスプラッターか。
どっちが好きかはともかく、両方ともティム・バートン。

首がバ
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ミックマック(2009年製作の映画)

2.3

ジャン=ピエール・ジュネの悪いところ(シュールなブラックジョークのせいで無理やり詰め込んだテーマが見当たらず、破綻する)がわかり易く伺える映画。

金もかかってるし、美術セットは相変わらずよくできてる
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

2.3

可愛い可愛いワシコウスカ、いつも通りなジョニデ、いつも通りなボナム・カーター、「サンセット大通り」のノーマ・デズモンドを参考にしたというハサウェイ、一瞬だけのクリストファー・リー、カエル、魚、ウサギ、>>続きを読む

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

2.3

記憶に残らないほど地味で退屈な映画。

とにかく長く、ソン・ガンホの無駄遣い、韓国映画にしては静か、ということだけ覚えてる。
イ・チャンドンは「ポエトリー」が好き。

レ・ミゼラブル(1998年製作の映画)

2.3

リーアム・ニーソンがジャン・バルジャンで、ジェフリー・ラッシュがジャベール。ミスキャストも甚だしい。

原作物語のド真ん中あたりで終わるのも、単なる尺不足でしかなく、やはり無理にこんな大河ドラマを二時
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

2.3

アニメーションとしてもドキュメンタリーとしても中途半端。「虚実」入り交じった映画を目指したのだろうが、「実」が見当たらない。
ラストでそれを説明されても、今更何を、という感じだ。

みなさん、さようなら(2003年製作の映画)

2.0

ひたすらのド下ネタの連続、父を楽にする方法など、疑問ばかりが残る「感動モノ」。

見た目だと同じ言葉を話すから区別できないけど、カナダ人とフランス人だと、やっぱりちょっと違うよね。

前作「アメリカ帝
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.0

ジョン・カサヴェテスの息子によるモノとは思えぬほどにベッタベタ。

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

1.8

いわゆるリブート?っていうの?
わざわざ何百億もかけて作る意味って何?単にREDのカメラを使いたかったの?

カーズ(2006年製作の映画)

3.8

なかなかにドラマがある。限界集落は、世界中どこにでもある。ノスタルジーによる美化も、嫌らしくないが、実際にはなかなかシビアな噺。

カーズ2(2011年製作の映画)

2.1

単なるスパイ映画のパロディ。ドラマが希薄。

どんてん生活(1999年製作の映画)

1.7

ちょっと前に観た。

山下敦弘らしさはあるが、やはり、卒制。つまらん。
まあ、ある意味では親近感。

岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.1

照明部仕事しすぎだろ。

不意に現れるホラー映画のような場面、人間の怖さ。しかし、根底にあるのは笑いだったりする。テンポといい、台詞回しといい、とにかく、黒沢清らしい。楽しめる。

しかし、ちょっと後
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.8

コーエン兄弟の中では最もシュールで、コメディらしいコメディをやってのけた一本。登場人物の個性は、後の「ビッグ・リボウスキ」に匹敵する。

アホみたいに動くカメラは、初期のコーエン兄弟を支えた撮影監督・
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

一番無難に受けている感のあるコーエン兄弟の映画。だが、普通に面白い。

全体を覆う青白い色、北欧的な音楽、誰ひとり美男美女がいないキャスティング、可笑しいけど生々しくて残酷で、静かでリアルなのにどこか
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

4.3

コーエン兄弟のデビュー作。内容は極めてシンプルだが、カット割りといい、カメラワークといい、遊びまくってます。
ユダヤ人コミュニティにカンパを募って作り上げたらしいが、なかなか凄い。特に、探偵役のM・エ
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レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

3.0

J・K・シモンズのキャラのウザさにちょっと負けてるトム・ハンクス。

本来他人がやる企画だったからか、コーエン兄弟の中ではかなり微妙な部類。

シリアスマン(2009年製作の映画)

4.4

万人受けしない、ユダヤ人の世界。

ただただ悲惨な目に遭うだけの主人公なのに、なぜこうも面白いのか?
コーエン兄弟の、ある意味で到達点なんじゃないだろうか?

ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

4.4

ガブリエル・バーンの色気、タトゥーロの不気味さ、何より、フィニーの渋み。

ユダヤ的なユーモアが特徴のコーエン兄弟による、アイリッシュなギャング映画。
こんなにアイリッシュウィスキーが似合う映画もなか
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