KSatさんの映画レビュー・感想・評価

KSat

KSat

映画(1668)
ドラマ(3)

生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言(1985年製作の映画)

4.3

え、ヤバいでしょこれは。一言でいうと、めちゃくちゃカット割キレッキレな相米って感じ。森崎東天才だわ。

そもそもタイトルのインパクトがヤバいけど、内容はもっとヤバい。冒頭からラストにかけて、全部見せ場
>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.4

昔から原作ファンで30巻くらいまで読んでたから、かなり斜に構えて見てしまった。

そもそも原作漫画は、サザエさんとコナンと清順のツィゴイネルワイゼンを足して3で割ったような日常モノなので、あんな壮大な
>>続きを読む

時代屋の女房(1983年製作の映画)

4.2

森崎東、あんまり観てなかったけど...え、なかなか名作じゃん!!ガラクタまがいの骨董品を売る「時代屋」の渡瀬恒彦が、突如野良猫を連れて現れた夏目雅子を住まわせてしまう噺。夏目雅子は一人二役。

冒頭た
>>続きを読む

ゴッホ(1990年製作の映画)

2.8

ゴッホと弟テオの関係を軸にした伝記映画。監督はアルトマン、ゴッホ役はティム・ロス。

ゴッホを描いた映画の中では一番ゴッホを狂人として描いてるのでは?もっというと、弟のテオも大概ってくらい激しやすいし
>>続きを読む

早春物語(1985年製作の映画)

3.1

大人になりたくて背伸びしてる鎌倉在住の女子高生・原田知世が流れでパパ活しちゃうんだけど、どうやら相手は死んだママの元カレだった、というロリコン映画。

気持ち悪いっちゃ気持ち悪いのだが、大人ぶるために
>>続きを読む

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

2.7

ウィレム・デフォーがゴッホになり切った伝記映画。

シュナーベル自身が画家ということもあり、他のゴッホ映画以上に芸術家としての感覚や技法、葛藤に寄り添っている印象。伝記映画として物語る姿勢はかなり弱い
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

2.9

再見。

ダサい生き様、ダサい生活、ダサい日常を、カッコよく描く。

だからいい映画、なんてことはないが、改めて観ると思ってたほどにはPVっぽくない。曲のセンスは良いよね。

ダニー・ボイルってうんこ
>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ自由すぎる牧瀬里穂が一生はしゃいでるだけの映画。

しかし、牧瀬里穂は死んでいるっていうあたりがヤバいよね。さすが相米慎二。

というかそもそもこれ、いわゆるアイドル映画だよね?でありなが
>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.7

前にゴールデン街で呑んだ時にダンサーしながら女優やってるっていう店のお姉ちゃんが全力で勧めてきたから、今更ながら観てみた。

さすがギャスパー・ノエ。正直、冒頭のダンスが本当に凄すぎて、ダンスあんま関
>>続きを読む

ヴァン・ゴッホ~最期の70日~(1991年製作の映画)

4.1

医師ガシェはゴッホに云う:「シンプルこそ難しい」と。モーリス・ピアラがゴッホの晩年を描いたこの映画自体もそうといえる。

他のゴッホの伝記映画とは全く違い、映画としての画面をゴッホの絵画の色彩に寄せる
>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

4.1

最近のインタビューで是枝は「小津の影響は傍から言われるほど受けてない」とか言ってるけど、この映画は誰がどう見てもカット割が小津。死ぬほど陰気で不穏な小津って感じ。

みんな喪服みたいに黒い服ずっと着て
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.1

自分は左でも右でもないし、盲信的なアベガーもネトウヨも同じくらい嫌いだし、毎回投票する時は政党がどこかというよりは純粋に公約だけで考えることにしている。

だが、やはりこの映画で遠回しに描かれた我が国
>>続きを読む

真夜中の五分前(2014年製作の映画)

2.5

双子の片方だけが生き残り、それが果たして自分が愛した方の女なのか、となる、行定勲らしい噺。上海が舞台なのに、なぜか三浦春馬が主人公。なんで上海いるかは謎。

中国人の男の方は疑ってかかるのに三浦春馬は
>>続きを読む

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.3

設定勝ちなところはあるけど、これは凄い。

今まさに募集中の是枝さんの会社「分福」の監督助手に応募するためのエッセイを書いているんだけど、まさにこの映画でやってるようなことを問う課題になっている。
>>続きを読む

東京公園(2011年製作の映画)

4.0

え、なんでこんなに評価低いの!?

アントニオーニがゴールデン枠のラブコメ系の連ドラと出会ったような、青山真治映画。

そもそも公園で写真家(志望)の青年が美女を勝手に撮るところからはじまる上にやたら
>>続きを読む

おばけ(2019年製作の映画)

3.4

天才映画監督による世紀の名作か、コミュ障な映画ヲタクおじさんの一人遊びか。

おばけおばけというからどんなおばけかと思ったら、自分の映画の制作過程を実況みたくただただ突っ込まれ続ける一時間。

一歩間
>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

伊坂幸太郎の原作は読んでないからわからんが、人間関係や噺自体は面白いっちゃ面白い。

が、カット割や台詞、表情などはどこまでもベタ。ベタな演出をしないと死ぬ病気にでもかかってるのか、というほどにベタ。
>>続きを読む

審判(1963年製作の映画)

4.0

カフカの原作をオーソン・ウェルズが映画化、という時点で期待値はかなり上がるが、想像以上に悪い夢を見ているようだった。

いきなり逮捕されるわ、出てくる女はみんな不気味なくらい誘惑してくるわ、弁護士はず
>>続きを読む

炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)

3.7

伝道師になることを志す青年期以降のゴッホを描いた、初心者にも優しいゴッホ映画。

ゴッホ役のカーク・ダグラスもいいが、何といってもゴーギャン役のアンソニー・クイン!見た目がソックリだし、ゴーギャン以上
>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.7

ゴッホの絵画を基に、彼の伝記を油彩画で長編アニメ化した作品。

といわれると、ゴッホ美術館かSOMPO美術館で常設展示で流すべきビデオや、ひと昔前の「美の巨人たち」のようなノリをイメージしてしまう。
>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.1

THE日本人が最も居心地悪くなる映画No.1。トーキョー版ローマの休日、かもしれない。

異国の言葉も通じない地でろくな伝手もなく、独りで放り出され、もはや自分の家族や友人とも心が通じるのか怪しい様を
>>続きを読む

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.6

禁酒法時代のアイリッシュマフィアをモチーフにした「子連れ狼」。

サム・メンデスが「アメリカン・ビューティー」に続いてトーマス・ニュートンとコンラッド・L・ホールと組んだため、音楽や撮影はちょっと似て
>>続きを読む

絞死刑(1968年製作の映画)

3.1

川喜多映画記念館にて鑑賞。

絞首刑にされても死ななかった在日朝鮮人の青年「R」を巡り、執行に係わった人々が右往左往するコメディ。大島渚の中では面白い方だと思う。

息を吹き返したものの記憶を失ったR
>>続きを読む

ミッション(1986年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ美しくして気狂いを取り除いたヘルツォーク映画って感じ。クリス・メンゲスの琥珀色と緑が印象的な画面も、モリコーネのスコアもマジで美しい。

18世紀の南米を舞台に、グアラニー族に布教するイエ
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

25年生きてきてようやくデ・パルマ嫌いが治りそうです。ありがとう。

全体的に大袈裟な演出ばかりで下品といえば下品なんだけど、ちゃんと娯楽映画としてめちゃめちゃ面白いし、完成されている。

鉄橋での銃
>>続きを読む

ナイト・トーキョー・デイ(2009年製作の映画)

1.7

菊地凛子とセルジ・ロペスという個人的に嫌いな俳優二人が共演しているのに、なぜか見てしまった...。

スペインの監督が描いたこの映画の「トーキョー」はちょっとどうかと思うほどカリカチュライズされすぎて
>>続きを読む

TOKYO POP(1987年製作の映画)

3.0

バブル真っ只中の東京を舞台に、NYからやってきたロッカーの女性とロッカーを目指すダイヤモンド☆ユカイの交流を描いた、未DVD化幻の一作。

ダイヤモンド☆ユカイの英語喋る時のノリは、内田裕也が都知事選
>>続きを読む

珈琲時光(2003年製作の映画)

4.0

再見。

噺自体はあってないようなもので面白くはないし言ってしまえば一青窈のPVのようなものなのだが、東京の街はこう撮るのだ、という見事な手本のような撮影は良きき。リー・ピンビンは神。一生見てられるな
>>続きを読む

Family Romance, LLC(英題)(2019年製作の映画)

2.2

あのヘルツォークが、東京を舞台に、レンタル家族を描いた妙なフィクション。「紀子の食卓」のリメイク、ではない。

1983年にヴィム・ヴェンダースが撮影した「東京画」において当時40歳のヘルツォークは東
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.5

冷戦下の東ドイツを舞台に、反体制と見なされた劇作家を盗聴するうちにだんだん化されていくシュタージ局員の噺。

我々が抱きがちな絵に描いたような生真面目なドイツ人まんまなウルリッヒ・ミューエの一生無表情
>>続きを読む

愛より強く(2004年製作の映画)

4.3

これだからメンヘラと付き合うのやめられないのよ。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.2

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のハンガリーから来た従姉妹エヴァでお馴染みのエスター・バリントを、35年ぶりにジャームッシュ映画で見れた時点で素晴らしい。これだけで2点あげちゃう!

共和党支持者
>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

3.9

モンテカルロで巡り合った英国の金持ちと知り合った平凡なアメリカ人女性が結婚するが、いざ住み始めた屋敷には死んだ前妻レベッカの気配が残っていた...という、ヒッチコックの名作。

レベッカの姿は劇中で一
>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

男ばかりが登場し、男女愛がほとんど皆無な、アルモドバルの半自伝的映画。

アントニオ・バンデラス演じる主人公の映画監督が30年前の自作のリマスター版上映が決まり、絶交してしまっていたその映画の主演俳優
>>続きを読む

ファイナル・カット(2012年製作の映画)

4.0

映画を知らない世界の住民にぜひ見せてあげたい、珠玉の恋愛映画。

ハンガリーのキチガイ監督パールフィ・ジョルジが、一組の男女が出会い、結ばれ、争い、別れ、絶望の末に再会するまでを描いたシンプルな物語だ
>>続きを読む

>|