言わずと知れたチャン・イーモウの代表作であり、監督デビュー作。今更ながら、鑑賞。
もうね、コン・リーの凄まじい生命力の映画だった。コン・リーもこれが映画デビューらしいし、当時20そこそことは思えない>>続きを読む
チャン・イーモウの最高傑作、というだけでなく、中国大陸の映画としても最高傑作なのではないだろうか?ってくらいの名画。凄すぎる。久しぶりに映画観て震えたわ。
ストーリーはコン・リー演じる女学生スンリェ>>続きを読む
デヴィッド・リンチ追悼のために再見。
ものすごく久しぶりに観たら、リンチの映画の中でも特に撮影が凄いことに気付いた。特に、室内の場面で目を惹く黒の濃度とかザラついた画面とかが凄まじい。明らかに撮影に>>続きを読む
キャサリン・ヘプバーン、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワートという今となっては豪華すぎる面々によるラブコメディの名作!というから期待して観たら、全く面白くなくて驚愕した。
ジョージ・キューカ>>続きを読む
レビューしてなかった、、、
1993年にヘルシンキで行われた、レニングラード・カウボーイズとアレクサンドロフ・アンサンブル(赤軍合唱団)の競演コンサート。
ソ連崩壊し、冷戦が終結して間もない世界で>>続きを読む
言わずと知れたジャッキーのハリウッドヒット作。一昔前までは地上波でよく放送したけど、ちゃんと全部観るのは初めて。
想像以上に人種ネタが多くて胸ヤケするが、それをジャッキーとクリス・タッカーの魅力で見>>続きを読む
オットー・プレミンジャーの監督デビュー作にして、THEノワール映画。
前半は淡々と「ローラ」が殺された事件を捜査する推理モノなのだが、物語の途中でとある思いがけない秘密が明かされ、「ローラ」という存>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画館でビールを呑みながら鑑賞したら、酒を呑みまくる阿部サダヲの体内の細胞がアルコールで疲弊してる場面が出てきて、スゲェ背徳感。ゾクゾクした。
主演の永野芽郁と佐藤健、どちらも人中が非常に美しく、そ>>続きを読む
テリー・ツワイゴフは『ゴーストワールド』しか観てなくて、他はどうなのかと思ったら、、、
延々と悪態をつき続けるビリー・ボブ・ソーントンと、絶妙な子役の演技の塩梅でなんとか一時間半観ることができたが、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観よう観ようと思って観れずじまいだったので、この年の瀬のタイミングで鑑賞。
悲しいことに、久しぶりに心から怒りに打ちひしがれて強い憤りを覚えた一本だった。
動きと線の躍動に満ちた前半は、謎の不登校>>続きを読む
前作「カジノ・ロワイヤル」のラストの1時間後から始まる続編ということで公開当時話題になってたのを思い出したが、驚くほどつまらなかった。
106分という超大作スパイ映画にしては短い尺が目を引くが、その>>続きを読む
ジェームズ・ボンドがいつまで経っても全っ然ウォッカティーニを呑まない、ダニエル・クレイグ版007第1弾。
冒頭のマダガスカルでのパルクールを生かしたアクションとかは凄まじいし、空港でのアクションもバ>>続きを読む
テヘランとウィニペグにあるという架空の世界を舞台に、オフビートな群像劇が展開される。
様々な巨匠たち(もうフィルマークスの他のレビューで散々書かれているから、それらの名前は割愛)の影響を受けつつも、>>続きを読む
ようやく鑑賞。日芸に感謝。
フランスやパリ、あるいはフランス映画に対して「オシャレ」ってイメージを持つ人は、必見。この映画には、絶望しかない。
暴動があったバンリューで、ユダヤ系のヴィンス、アラブ>>続きを読む
全編台詞なし、運動と音に徹した、イオセリアーニの中編。
イオセリアーニは初めて観たし、正直、噺はよくわからんけど、ジョージアの都市と田園風景の対比とか、4象限マトリクスみたいな4つの窓の画とか、見ど>>続きを読む
寺山修司が、あのガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』を映画化した遺作。
正直、言われなければ全くわからないくらいに寺山ワールドだし、訛りキツすぎて何言ってるかわからなかったが、原作が明確に>>続きを読む
文革が終わった中国、湖南省の山奥で、長年郵便配達を務めた父から息子への事業承継。
大きな事件は起こらず、ただ淡々と山を往く父子を情緒に訴えかけるような語り口で見せる綺麗な映画だった。山の爽やかな情景>>続きを読む
弟のオールタイム・ベストの映画で前から観ようと思っていたのだが、改めて観た。
冴えないシェイクミキサーのチェコ系ユダヤ人が、マクドナルドという画期的なレストランと出会うことで野心に火がつき、一大帝国>>続きを読む
あまり期待はしてなかったが、山下敦弘の天才性が如実にあらわれていた。原作は読んでないからわからないが、タイトルで損してないか?
一見するとゆるい青春物語で、ストーリーも他愛もないのだが、よくよく見れ>>続きを読む
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松田優作主演の東映映画を観るシリーズ。しかし、松田優作の映画というより、クールスのアイドル映画だった。
ツッコミどころ満載!校舎内での大乱闘、爆発炎上する廊下、教師同士の殺し合いなど、誰もが高校時代>>続きを読む
松田優作主演の東映映画をろくに観てこなかったことに気付き、今更ながら鑑賞。
まあなんというか、男たちが男たちのために作った男たちの映画の極みだった。ここまで来たらもう、これは様式美だよね。今観ると、>>続きを読む
夏目漱石の『夢十夜』を様々な監督が映画化したオムニバス。なんというか、悪い意味で2007年頃の映画だなって感じがした。
・第一夜(実相寺昭雄)
★★★
実は実相寺昭雄の遺作。一番表現として面白いとい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
カリフォルニアとテキサスが同盟組んで連邦政府から離脱し、内戦が起きた合衆国、という設定がちょっと意味不明だけど、どうやらこれはどうやらワザとらしい。
要するに、実際のアメリカの政治的な状況とは無関係>>続きを読む
なんだろう。多分、中学生〜大学生の頃に観たら、スゲェ好きな映画になったんだろうなあ。観てても「ハイハイ、ゴダールゴダール」っていう醒めた感情しか湧かず、悲しくなった。
ルーヴルを走る有名な場面も、今>>続きを読む
イラク戦争の帰還兵でPTSDに悩む殺し屋のホアキン・フェニックスが、児童売春を強いられている議員の娘を救い出そうとする。
『タクシードライバー』と『レオン』を足して2で割ったような内容だと聞いていた>>続きを読む
アメリカで「招かれざる客」が公開されて47年後のフランスで、国民の5人に1人が観たというとんでもないコメディが爆誕した。
フランスの片田舎に暮らすかなり裕福な夫婦。その4人の娘のうち3人はそれぞれイ>>続きを読む
欧米とかの「中国映画ベスト100」みたいなサイトを見ると、大陸の映画を差し置いて必ずトップ10には入る名作。確かに全編普通話だが、香港人のチョウ・ユンファ、マレーシア人のミシェル・ヨー、北京人のチャン>>続きを読む
昔の中国の人たちはあんな風に飛んだり跳ねたりできて、すごいんだなあと思いました。
今更ながら鑑賞。蝶衣と小楼という2人の京劇役者の愛憎劇を通して国共内戦〜日中戦争〜文化大革命の中国近代史を描く、3時間の大作。
思っていた以上にわかりやすい噺で驚いた。京劇養成所で子供たちが寝る寝室>>続きを読む
ピーターボグダノヴィッチが、ハリウッドの創世記の人間模様を生き生きと描いた一作。
ボグダノヴィッチといえば、1950年代のテキサスのド田舎を舞台にした苦い青春映画「ラストショー」、不況にあえぐ193>>続きを読む
「Cockneys vs Zombies」という原題まんまな内容。銀行強盗を企てるロンドンっ子の兄弟と老人ホームのジジババがゾンビと闘うという、「ショーン・オブ・ザ・デッド」の二番煎じみたいな映画。>>続きを読む
ベルトルッチがわずか21歳で手掛けた長編デビュー作。
河辺で街娼の死体が見つかる。彼女は死ぬ直前に夜の公園にいたらしいので、その場にいた人々がアリバイを語る。
とはいえ、語られる内容は大した話では>>続きを読む
「フランケンウィニー」にガッカリして以来、12年振りにティム・バートンの新作観たけど、なんかもう、オープニングの空撮観ただけで泣きそうになった。走ってる車を観て、前作から36年もの月日が流れたことを痛>>続きを読む
とにかくド派手なアクションで押し切った感のある前作とは裏腹に、今回は結構壮大なドラマ重視のつくりで、これはこれでまあ、って感じ。クリス・ヘムズワースがなかなか熱演で良いキャラしてた。
ただ、アクショ>>続きを読む
「ゴッドファーザーPART3」が大コケしてご乱心のコッポラ御大が世に放った、えちえち過ぎてかなり大人向けなディズニーランド的超大作ファンタジー。正直、コッポラの「最高傑作」ではない。
しかし、ヴァン>>続きを読む
70年代のジョージアは雪解けが進んでいて意外と自由な雰囲気があることに驚く一作。ファッションや音楽などかなり西欧的だった。ABBAが流れた時は爆笑。
トビリシに住む女性記者の日常を通して、これまたジ>>続きを読む