KSatさんの映画レビュー・感想・評価

KSat

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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.7

ネタバレ厳禁的な触れ込みの叙述型ミステリーだと思って、ちょっと期待値高めに観てみたら、まあ、それはそうなんだけど、ちとダルすぎる、、、

どうやら、ヒロインの精神世界を展開しているようだが、映されてい
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.5

THE今更初見シリーズ。

正直、ちょっと長いし、バート・ヤング演じるポーリーがクズすぎる(七面鳥投げ捨てんなよ!!!)し、少し中途半端なところもあるけど、クライマックスの試合はさすがに胸熱すぎるし、
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燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版(1973年製作の映画)

2.4

実は観たことなかったんだけど、なんというか、ハリウッドが関わってダメになった映画の典型って感じがする。表面的には他の香港製李小龍映画と何も変わらないが、明らかに映画としてのテンポが悪く、全然面白くない>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

2.4

もしもピノチェトが吸血鬼だったら、という設定の下で展開される、チリ製ダークファンタジー。まあ、設定はオモロいけど、ホンマに設定勝ちな映画。

撮影がエド・ラックマンなだけあって、確かにモノクロームの画
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.7

ヴィゴ・モーテンセンのフルチン格闘シーンで知られる、おそロシアなノワール。

最近観た「オーケストラ!」だとロシア人はみんなアホみたく描かれてたけど、この映画とか「ジョン・ウィック」だと、ロシア人はみ
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ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

2.7

ラース・フォン・トリアーが「イディオッツ」以来、久しぶりにデンマーク語で撮った劇映画で、初のコメディ。とはいえ、ちょっとカフカ的ともいえる不条理モノだ。

あまり自信がないのか、最初に自分で「これはコ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

女、車、犬を失ったキアヌが、復讐に燃える噺だって聞いてたけど、ホントにそのまんまだった。

アクションに全振りするために物凄く設定を単純にしてるのは好感。ファーストフードみたいに単純。

でも、薄暗く
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極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

3.4

大学時代、授業サボりまくったせいで観られなかった一本、今更ながら。

原一男が、今カノ・小林佐智子と一緒に、元カノ・武田美由紀を撮りに沖縄へ向かう。

もうね、この人間関係からして意味わからんのよ。ま
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.5

ソ連時代にボリショイの指揮者だったのに色々あって掃除人のオッサンになってしまった主人公が、ひょんなことからボリショイになりすまし、かつての仲間たちを集めてパリ公演を敢行しようと目論む。

ルーマニア人
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ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.6

自分の娘が1秒だけ映ったニュース映画を観るため、労働改造所から脱走してきた男。

もうお分かりですね。チャン・イーモウが監督した文革の映画です。

フィルム缶をめぐって砂漠で繰り広げられる活劇とか、村
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MAMA(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

森の中の廃屋で「ママ」と呼ばれる存在に育てられた幼い姉妹と、2人を預かることになった子供が苦手な女ロッカーの生活。

ジワジワくる系のホラーかと思ったら、結構見た目的に色々ヤバいやろってこと(家に変な
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

観終わった後、ションベン横丁で生呑みたくなるように作られた史上初のハリウッド映画。たまたま歌舞伎町で観たから、終わってすぐに駆け込んだわなあ。

でも、TOKYOの描写がまだまだ微妙だったし、ゲームゲ
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につつまれて(1995年製作の映画)

3.4

初河瀬直美。河瀬直美が、一度も会ったことがない父を探して彷徨う中編セルフドキュメンタリー。

河瀬直美引越しし過ぎやろ、、、昔済んだ住所を読み上げながら、その場所の細部を映していくところは、無機性と有
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ZOO(2004年製作の映画)

2.5

乙一の短編集を原作にしたオムニバス。

面白くはないけど、2000年代前半の雰囲気は感じられて嫌いにはなれない。


カザリとヨーコ

ニンジンの切れ端だって喰ってやる!!

SEVEN ROOMS
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ザ・シャウト/さまよえる幻響(1978年製作の映画)

3.7

いやあ、これはマジで頭おかしい映画。でも、ちゃんとサスペンスではあった。

蝿、羊、ワイン、教会、犬など、あらゆる象徴から明らかなように、クロスリーはたぶん悪魔だろうし、ものすごく深読みすると、これは
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シテール島への船出(1983年製作の映画)

3.8

アンゲロプロスが描く、無国籍者の郷愁と彷徨。

ふさわしい役者が見つからずに苛立つ主人公の映画監督が、たまたま見つけた老人を追いかけるところからはじまる物語。しかし、なんの説明もないまま、同一カットの
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太陽に灼かれて(1994年製作の映画)

1.9

ミハルコフ初めて観たけど、驚くほど退屈でびっくりした。

ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.6

大学時代に観た時は、何だか凄いものを観てしまった気になり、もう一度だけ観たいと思っていた。確かに、全編50mmレンズだけを使い、モノクロ画面で、ほとんどカフェとアパートの部屋ばかりが出てくるこの映画は>>続きを読む

死刑台のメロディ(1971年製作の映画)

3.7

アメリカ史上最大の闇のひとつ、サッコ・ヴァンゼッティ事件。

ベン・シャーンの絵でも有名なこの事件をアメリカ人がいつまで経っても映画化しないことに痺れを切らしたイタリア人が、ドストレートに映画化したこ
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瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

4.2

軍事政権時代と2000年代それぞれのアルゼンチンを舞台にしたミステリー、といえば良いのだろうか。

基本的にはかつて起こった未解決事件を追及する物語であり、口当たりはミステリーなのだが、切ないロマンス
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ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ボスニア紛争真っ只中、中間地点の塹壕を舞台にした爆笑必至のコメディ。

一触即発のまま、互いにどうすることも出来ぬまま満身創痍となった2人のボスニア兵と1人のセルビア兵、そして彼らを救出しようとする国
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恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.9

恥ずかしながら、アン・リーの台湾映画は初めて鑑賞。初っ端から飯テロ映画としての魅力が炸裂しててヤバいが、蓋を開ければ丁寧な仕上がりの家族ドラマだった。

かつての経験から恋愛を拒絶しキリスト教への信仰
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甘い罠(2000年製作の映画)

4.1

再見。

ニッコニコなイザベル・ユペールvs挙動不審すぎるアナ・ムグラリス。勝つのは、どちらか。

愛着障害故の独占欲を描いた怖いけど切なさもある噺自体もさることながら、切り返しのサイズや角度が微妙に
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.0

再見してみて心の底から思った。大学の頃にこの映画を観た時、フィルマークスに2.8という低い点数をつけたのは、間違いでした。当時の自分は、本当に斜に構えていたんだな。反省。これは名作でしかない。ありがと>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.2

物凄く作り込まれてるのに話す言語がポーランド語でなく英語であることに違和感があり、毎回序盤10分くらいで観る気が失せてたのだが、今更ながらちゃんと観た。

ごめんなさい、もっと早く観るべきでしたね。す
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.0

サントラとして使わてるスコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」のカバーがあまりにも良すぎて、ずっと観たかった一作。

かつて幼少期を過ごした歴史ある家が自分の先祖が建てたものだと信じ、自分の手
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.7

リチャード・リンクレイターが大好きな映画らしくて観たが、タイトルまんま。一生、アル中女が酒呑み歩くだけの映画。しかも、何も食わないし、何も喋らない。観た後、死ぬほど呑みに行きたくなる。

男性の酔っぱ
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活きる(1994年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

張芸謀先生の中国近代史講座。国共内戦から中華人民共和国成立、台湾有事、文化大革命までの流れを、一人の夫婦の目を通して、これ以上なくわかりやすく描いている。

美術や撮影も芸術的ってくらい一々力が入って
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

よく、「地獄の黙示録」に対して「前半はスゴいけど、後半は微妙」っていう人がいるけど、この映画こそそうなのでは?ちょっと過大評価だと思う。

確かに、前半20分のオマハ・ビーチの場面は気合い入りまくりで
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マルコムX(1992年製作の映画)

4.4

「ドゥ・ザ・ライト・シング」も「ブラック・クランズマン」もハマれなかったが、これはスゲェや。ただただカッコいい。それでいて、物凄く考え抜かれている。力作。

マルコムXのスピーチをバックに星条旗と暴行
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.3

資本主義社会やジェンダー、人種問題を痛烈に皮肉った、オストルンドの傑作。

正直、これでパルムドール2回も獲るオストルンドはイケ好かないし、2時間半は長い。ハッキリ言ってゴダール以上にスノッブで厭な映
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

3.3

母親思いだけど何をやってもダメダメな暁玲と、どこか報われない人生を送ってきたお母さんの煥英。ある時、煥英は事故に巻き込まれてしまう。

母を思い続ける暁玲。しかし、彼女は突如時空を超え、次の瞬間、文革
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バービー(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

上映中に「はよ終われ」って思った回数自己記録更新!!Aquaの「Barbie Girl」のMVの方が100000000000000000000000000000000倍良かった。ごめんね、ゴッドファー>>続きを読む

(2021年製作の映画)

3.9

1901年にしてはちと新しい感じはしたが、良かった。アリ・アスターがプロデュースしてもしなくても、特に変わりはなさそうだった。

モノクロ画面の質感、時折実写も織りまぜられる造形や動きの不気味さは、ひ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.5

なんか自分が本当に観たかったもの・かつて作りたかったものを、ようやく観れた気分。視覚的な驚きも大いにあるし、南米らしい魔術的リアリズムも炸裂し、大満足。本当に良かった。

これを機に、我が国が誇るンヌ
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