ヘイミッチさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

身体が女性か男性かに関わらず、同じ動物で性欲を知るのならば、等しくその行為を認められるべきなのは前提として、じゃあ何故わざわざ性と距離を置く人や、嫌悪する人が一定数いるのかを考えて、それこそが人間を動>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.3

自身にとってタイカワイティティ監督作ほど、居心地が良い映画は他にない。
これまでハリウッド映画に出てこなかったタイプのマイナーな人々にしっかり目を向けてくれるから、自身の存在を尊重されているように感じ
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

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若手募集した中にアントニオ・バンデラスが自分もまだまだアマちゃんです!みたいな感じで紛れ込んでてめっちゃ面白かった。エクスペ軍団を前に、バンデラスはまだまだ若手。

新作の予習でみたけど10年前の映画
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サムライ(1967年製作の映画)

4.5

フィンチャーのザ・キラーから。

孤高の仕事人の行き過ぎたプロ意識の滑稽さを描いたザ・キラーと、その元となったSAMURAI。

フランス人の思い描く理想のサムライ像は今となっては 手放しに憧れるのに
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.9

免許とった記念でドライブ映画をチョイス

車は今の生活に必要ないけど、ちょっと思い出しただけの伊藤沙莉と同じく、ナイトオンザプラネットとか、その他のドライブ映画をみて長らく運転に憧れてたので。

本作
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

アイアムアイアンマン
ワカンダフォーエバー!!
ロキって言った?

DCEUにハリーポッターを観測。というか今DCEUどうなってんの?クリップが全く無かったし続編の匂わせも無い。

終始王道な展開が続
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

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きもいけど話が上手すぎるなこの作者は

アドベンチャーアニメで避けられてきただろう卑しい描写を事欠かず、物語自体もおぞましいく、幼女絵で作者の性癖を常に浴びせられるという、他に類を見ない角度のリアリテ
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

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マルジェラのタグ、顔を覆われたモデルたち、姿を見せないマルタンと、静かに共鳴する時間

白地にタイトルだけの攻めたポスターに納得することになる

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

本国で話題で楽しみにしてたやつ
Z世代のジャンクホラーなるもの

即物的な快楽のために未来を棒に振る若者はホラー映画の常連だけど、そのまま霊障をドラッグの様に扱うのは新しい発想。

その場のノリを守ろ
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ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)

3.7

懐かしいこのディストピア

やはり世界観の作り込みが丁寧で、いくらでも展開できるワールドだと思う。

ハンガーゲーム内外で起こる殺し合いが全て倫理テストの不正解で醜い。

人間の光と闇をどちらもしっか
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スペースボール(1987年製作の映画)

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スターウォーズのくだらないパロディ映画
しっかりした作りで面白い
猿の惑星の真実を、みんなにも知って欲しい

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.8

星に願いをというディズニーのメインテーマへのアンサー作品になっているのが素敵。

I'm a star の歌詞がすんごく良かった。なぜ私達は星を見上げるのか、といった人間の説明出来ない原始的な行動原理
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アメリカン・パロディ・シアター(1987年製作の映画)

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テレビというプラットフォームを上手く使ったジョークがなかなか

80年代の風俗史としてみると学びがたくさん。時事ネタコメディは社会学でもある。

リスキービジネスのパロディがある

ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

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父を探してのアブレウ監督最新作

子供が現実に直面した時、どのようにして乗り越えるのか。
それを今作でもテーマとし、子供にしか持ちえない対処法を抽象的な言葉と鮮やかな映像によってみせる。

それに加え
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

トップガンマーヴェリック成分配合の楽しいチームアップ

こんなもんだろうの範疇だけど、女性ヒーローチームを当たり前に観ていたことに気が付き、確実に世界が変わっていることを実感した。

歌が言語の惑星も
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.3

やさしい世界
ミュージカルでロードムービー
最終到達点と、えも言われぬ高揚感
本物のパフォーミングアーツに、タイニーティッツはお呼びではない

レンフィールド(2023年製作の映画)

3.6

ドラキュラ伯爵に扱き使われてきたサーヴァントが一念発起して伯爵に反抗する話。
ドラマ版シェアハウスウィズヴァンパイア好きとしてはとても魅力的なテーマ。

ビデオスルーのクオリティで惜しいところだらけだ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

ザ・スミスというDoomer Anthemを添えて、SIGMA maleな殺し屋の話をみれると。それもフィンチャーの作画で。

なんというか、理想の映画がポンって急に現れたから、いまだ信じられてない。
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白鳥(2023年製作の映画)

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悲惨ないじめの話でも寓話的に面白くみれるので、そんな所がロアルド・ダールとウェス・アンダーソンの相性の良さなんだろうな

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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まさかヴォルデモートがワームテールを演る日が来るとは

今シリーズの小物や舞台装置の使い方が不思議すぎておもろい

小説の映像化にしても、独白部分すら全てセリフとしてしゃべってしまうから、映像化の意義
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

とても丁度いい長さ
強い作家性を一般の映画の型にはめるより、こんな感じにプラットフォームを選びつつ好きな長さで撮るのが合っているのではないかと推。

寓話を映像化するのに理想な監督ではあるけど、小説を
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

chatGPTにスクリプト書かせたって言われてるのおもしろいな。笑えないけど