ぼぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.5

救われる映画だった。観て本当によかった。
誰かの心に寄り添うことは、自分の心に寄り添うことでもあるんだな。誰かに手を差し伸べたいと思った時、一番助けられているのは自分自身なんだよね。
そして、傷を抱え
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YARN 人生を彩る糸(2016年製作の映画)

3.5

今観てよかった映画かも。編まれた糸とともに世界中の景色をゆったりと眺められて、旅した気分になれた。
出てきたアーティストの言葉で「私は手芸の作品展には出さない。私の作品はアートだから」みたいなのがあっ
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スチームボーイ STEAMBOY(2003年製作の映画)

4.0

何だって毒にも薬にもなり得るけれど、とてつもなく大きな力や資源を生み出して、それを意図せず人を傷つけるものとして使われてしまった科学者はすごく辛いだろうな、と思った。
正義とか美意識が根底にある戦いっ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

ストーリーはもちろんなんだけど、画や音楽から受ける刺激が強過ぎて。特に音楽。すごいインパクトだった。サントラが欲しい。

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

4.5

原作のセリフのテンポ感が大好きなんだけど、アニメ版もそれに近くて良かったかなぁ。散々泣けるって宣伝されてたけれど、私は会話劇が素敵な作品だと思う。
彼女が死んでしまうことはわかっていて、でもその結末が
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ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

実写の前に予習。
この物語の中に流れている価値観が古のものだと思えるようになってよかったなぁと思った。男とか女とかである前に“私”であること。誰かのことをただ“あなた”として見ること。私はできているだ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

うーん、なんか観終わってぼやーっとした 笑
想像してたより難しくはなかったけれど、不思議な世界だった。
色合いがとても好き。

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

4.0

ようやく完結!
終わってしまうと、出てきたエピソードの確認というか答え合わせみたいな気持ちでもう一度はじめから観たくなるな。もう少し深くまで知りたかったところもあるけれど、これくらい余白があるほうが楽
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東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

4.0

アニメ版からずっと、一気観したいような少しずつ考えながら観たいような、脳が追いつきそうで追いつかない感じが気持ちいい。
こういう世界が現実になるんじゃないか、というかもうこんな事態が起きてるんじゃない
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.5

おもしろかった!というか、すごく勉強になった。
フレーズの効果的な使い方、盛り上げ方、楽器の使い方…あんなにも計算されていたとは。
ジョン・ウィリアムズすごいなぁ。観たことあるのスターウォーズくらいだ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

5.0

いやー…どんな感想を持ったらいいのかわからない。この気持ちをどんな言葉にしたらいいんだろう。
後半、ひとつひとつの出来事がひっくり返っていく怒濤の展開が切なくも気持ち良かった。
皆、誰かを愛することで
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.0

何から何までおしゃれで、もうなんなの 笑
シャーリーズ・セロンになりたい。かっこいいが過ぎる。キレッキレの容赦ないアクションに惚れるしかない。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.0

ジェームズの人生は本当に幸福な偶然が重なったパターンであって、依存症から立ち直るって想像を絶する大変さだと思う。だけど、彼のような人がいるっていうのは当事者にも周りの人にも救いだよね、きっと。
ボブに
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アリーキャット(2016年製作の映画)

4.0

マルとリリィの感じ、正反対ないい男二人のバディとしてとても好きだし会話も画もおしゃれなんだけど、いかんせん胸糞悪いシーンの気持ち悪さが半端じゃないから、いい映画だったと手放しに言えないのが悔しい 笑 >>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

みぞれの気持ち、よく知ってる。私の中にも見たことがある。友達とだけじゃない、親子とか好きな人との間でも、希美に対しての想いに似たものを抱いたこと、何度もある。
追いつきたくて、いつも前にいてほしくて、
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

4.0

役に入った瞬間のワンダの声と雰囲気の変わり方がものすごい。
だんだんと脚本と現実が混じり合っていくのがちょっと怖くもあり美しかった。今のワンダはどちらなのか、トマの言葉はセリフか本心か、ひとつひとつの
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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年製作の映画)

4.5

そうだよね、アニメでめんまを送り出してからも彼らの人生は続いてるんだもんね。誰かとの縁をずっとつないでいくことの大切さも難しさも知る大人になってしまった今、超平和バスターズのこの先を思うと希望と切なさ>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

4.5

ちょっと想像以上に良くてびっくりした。小説を読んだ時、この静かな物語をどうやって映画にするんだろうと思ったけれど、その静かな空気がとても美しく描かれていた。
理想の音を求めて作っているのは演奏家だけじ
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.5

「○○だからこう」とレッテルを貼ってしまうこととか手助けするべきことの線引きとか、障害者・健常者に関わらずとても難しいなぁと思った。果たして私は目の前にいる相手をそのまま見れているのだろうか、と。
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.5

よく「男子はいつまでも子供」みたいな言われ方をしているけれど、女子だってたいがいバカなんだよね 笑
サニーのメンバーはまさに“悪友”って感じで、学生時代の全員集まっていろんなことしてるシーンも、大人編
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

素晴らしい映画だった。本当に、とてもキレイなお話なんだけど、決してキレイすぎないのが良かった。
改めて、ある一面だけを見てその人の印象や置かれている状況を決めつけちゃいけないな、と思った。どんな人も、
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男と女(2016年製作の映画)

4.5

静かに流れる時間と景色が美しくて、すごくいい映画だった。
不倫ってなんか、大人のおとぎ話みたいなもんなのかなって思った。現実を生きるだけじゃ息苦しくて、時には誰かの王子様やお姫様になりたくて、全力で求
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

意外と最後まで観れちゃうかも?と思ったらしっかり怖かった 笑
そして、ずーっと不穏で気持ち悪くてぞわぞわした。ジャックが気持ち悪すぎた…。
インテリアの色合いや衣装がおしゃれだったから、なんとか観られ
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

4.0

なんて美しくて哀しい物語なんだろう。
クリスティーヌの存在があまりに大きすぎて、恋人やミューズとしての全ての愛を彼女に求めすぎてしまったファントムと、大人になった自分を一人の人間として認めてくれない親
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

人って環境ひとつであんなにも変わるんだね。自分の生きていく場所、生きていきたい場所を一から作っていくのはほんとに大変だと思うけれど、その先に待っているものはとても素敵なんだって思わせてくれた。特にキッ>>続きを読む

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~(2018年製作の映画)

4.0

途中から「何でもいいから全員幸せになってくれ…」と願ってしまったくらい、登場人物みんな強くて優しくて美しかった。
紅緒と環の関係がすごくいいな。心は出会った学生時代のままに、お互い自立した女性になって
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

4.5

これは夢か?と思うくらいの美しさ。また映画の中の住みたい場所が増えた 笑
とにかく衣装と色合いが素敵すぎた。クリスマスはやっぱりこれくらい夢があるのがいい。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーなのかなと思うくらいリアルだと思ったら、ノンフィクションが原作だったのね。全てがリアルすぎて苦しかった。
始めのほう、ニックが薬物を使い始めた時のことを打ち明けるシーンで父親が「輝きを
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.0

最後のダンスシーンが素晴らしすぎた。映画ってほんと、夢の中に連れて行ってくれるね。衣装が素敵で音楽が楽しくて、幸せな気持ちでいっぱい。
役者さんたちの身体能力がとんでもなかった。動きの美しさと軸のブレ
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劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~(2017年製作の映画)

4.5

紅緒いい女…。強くて可愛くて、物語が進むにつれて私が恋をしてしまいそうだった。あんな女の子でありたかったなと思うような姿でもあり、大人になった今だってあんなふうにまっすぐな人でありたいよなぁと思ったり>>続きを読む