蛍さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

蛍

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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.2

コメディでありながらどこか狂気を孕んでいる、独特な雰囲気の本作。「どん底で終わるより、一夜の王でありたい」という名台詞にこの作品の素晴らしさや魅力が凝縮されていると思います。

プロデューサーズ(2005年製作の映画)

4.3

ここまで笑えるミュージカルは珍しいです。特に前半のシュールかつテンポの良い展開は笑い無しでは観られません。二時間という長丁場ですが、愛らしいキャストのおかげで飽きることがありませんでした。もちろん喜劇>>続きを読む

オーケストラ!(2009年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

スクールオブロックやスイングガールズなどと同様、ラストのコンサートへ向けてひた走る作品。パリとは似ても似つかぬみすぼらしいロシアの面々がパリ・シャトレ座に向けてかつての楽団員を集める、という展開は所々>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

4.4

爆笑必至。一言で表すとそんな映画です。下品極まりないのですが、たとえ一人で観ていたとしても笑えること間違いなし。見せてくれたらいいのに、そんな願いを叶えてくれたエンドロールも必見です。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.4

枠にはまらず旅を続ける主人公の姿が羨ましい。様々な人に出会い、優しさに触れ、時に苦しみを味わう中で成長していく主人公。ほのぼの映画ですが、自分にとって理想の生き方ってなんだろうと思わず考えちゃいました>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.3

観る前は「なんてあざといタイトルだろう」と正直舐めていたのですが、観終わったあとは爽快感やら感動やら色々な感情で胸がいっぱいになりました。ユーモアたっぷりで飽きない凸凹コンビも去る事ながら、ラストの怒>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.8

幼少期には冒険映画として、大人になってからはノスタルジック映画として。こうも観る毎に印象の変わる映画はないと思います。子どもの頃、限られた狭い世界の中で生きてきたのは皆同じではないでしょうか。その世界>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.4

原作とは一線画する何とも芸術的な作品。原作を読んだ後に鑑賞しましたが、音楽の使い方や松たか子さんの演技に感動しました。子どもという身分を盾に狡猾な行動をとる生徒とそれをバッサリ否定する先生。素敵です。

テッド(2012年製作の映画)

3.5

テディーベアだっておっさんになる。そんなファンタジックでありながら現実的なコメディ。笑いながら観てましたが、親は子どもには見せたくないんだろうなあとしんちゃん的なものを感じました。キュートな姿から吐か>>続きを読む

ミックマック(2009年製作の映画)

3.4

復讐劇だというのにどこかポップで笑えるフランス映画らしい作品。特に盛り上がりがあるわけでもなく、ゆったりのんびり終わりました。音楽と街の様子がおしゃれで素敵。

バーレスク(2010年製作の映画)

4.2

これまでや見たミュージカル映画の中でも三本に数えられる秀作。話題を呼んだ楽曲もさることながら、思わず憧れてしまうバーレスクの妖艶な雰囲気にグッと引き込まれます。恋愛要素も日本の少女漫画のようで女性は楽>>続きを読む

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

4.0

主演のメリル・ストリープが素晴らしい。党首となるまでのサッチャー、鉄の女としてのサッチャー、そして晩年のサッチャー。様々な彼女を演じ分け、アカデミー賞受賞も納得の演技を見せた。ただ、晩年の痴呆症を患っ>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.1

TSUTAYA大賞を受賞した本作。R指定なので暴力シーンはもちろんありますが、寡黙な主人公が愛らしく、純粋な顔でヒロインを見つめる姿が何だかアンバランスで楽しめました。ラストシーンもライアンの格好良さ>>続きを読む

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

3.8

連載終了から18年経った事を感じさせない位多くの子ども達が夢中になっていました。物語も子ども向けに徹しており、さすがドラゴンボールだなあと感じました。ただ、エンドロールは連載世代が懐かしさで泣いてしま>>続きを読む

ヒッチコック(2012年製作の映画)

4.3

主演のアンソニーとヘレンの演技が素晴らしい。ヒッチコックファンなら必ず観た方が良い秀作です。サイコという一つの作品を巡って問われる夫婦の絆にグッときます。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

現実的でありながらファンタジーのようでもあり、脳内のシーンでは何でもありの幻想的な映像が印象的でした。記憶を消せたらいいのに、と思うことは誰にでもあることですが、そうすることで全てが割り切れる、うまく>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.2

コメディ映画屈指の作品。笑えてその上観終わった後に深く考えさせられるお得な一本でした。否定しがちになりやすい世の中ですが、Yesと言ってしまうだけでガラリと生活が変わるかもしれない。そんな風に前を向か>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

アカデミー賞11部門ノミネートということでずっと楽しみにしていたのですが、観てみると拍子抜けしました。確かに映像は美しく登場人物は魅力的でしたが、ラストシーンでの感動があまり感じられなかったのが残念。>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.7

ミステリーと言えばメメント。というくらい有名な作品。噂通り面白かったです。ラストシーンから始まり主人公の記憶を辿って展開するなんて斬新!記憶がバラバラではないので話が分からなくなって置いて行かれる、な>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

上下に分かれている珍しい作品。最後の最後で少し救われましたが、正直観ていて苦しくなります。(漫画で言えば、おやすみプンプンを読んだ後の陰鬱な気持ちに似ています) ですが徹底したB級臭は良かったです。精>>続きを読む

ウェルカム トゥ コリンウッド(2002年製作の映画)

3.8

ジョージクルーニーが出演(出番はほんの少しですが)しているということで、どうしてもオーシャンズシリーズと比較しながら観てしまいました。比べれば比べる程格好の付かないコメディ映画で、終始笑ってました。悪>>続きを読む

噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.1

まさかの展開に笑いました。息抜きにはちょうどいい作品ですね。主演のサラが相変わらず美人なのに対して、夫は優柔不断な間抜け。デコボココンビなモーガン夫妻のセットは見ていて可愛らしかったです。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.3

誰しも人生に躓いて、それでも生きていくという強いメッセージを感じました。精神病を患った主人公と、主人に先立たれたティファニー。二人の切なくも懸命な姿にグッときました。前向きになれる作品です。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

二時間半ぶっ通しでハラハラしっぱなし。緊張感が解けぬままエンドロールを迎えました。ディカプリオの迫真の演技に引き込まれます。ラストのどんでん返しを楽しむというより、それまでの過程を楽しむ作品ですね。ハ>>続きを読む

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.8

二人の掛け合いがとても可愛らしく、友人の反応等が男女で違ったりして面白かったです。が、記事の内容やクライマックスがちょっと不完全燃焼って感じでした。それ以外は気軽に観られる楽しい作品だと思います。

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

3.9

小さい頃にテープが擦り切れるまで繰り返し観ていましたが、大人になって見返すと感じるものがあり、うるっとしてしまいました。「むかしむかし、おじいさんとおばあさんがあちこちにいましたが、ぶりぶりざえもんと>>続きを読む

男と女の不都合な真実(2009年製作の映画)

3.3

面白い作品ですが、それ以外あまり感想がない作品でした。男性と女性の恋愛観の違いについて知りたい方は観てみたら楽しめるかもしれません。

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

3.6

終始場面の変わらない、つまらない作品。なのですが、たった一室の出来事にここまで引き込まれるのは、12人の名演技があるからこそ。不朽の名作の名に恥じない素晴らしい作品です。

そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

4.6

オムニバス形式で最高の映画。
「彼はあなたに興味がない」。そんな一文から始まる恋愛映画、女性ならグサグサくるはずです。恋愛のリアルを真っ向から描いているので、思わず自分を重ねながら観てしまいました。恋
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

車を追いかけるシーンは余りにも有名。傍目から見れば痛々しい家族なのかもしれない。でも家族の絆を取り戻そうとひたむきな姿に胸が熱くなります。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

文句なしの★5つ。“Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.”アンディの台詞がこの作品の>>続きを読む

ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

5.0

何度観ても笑える、不朽よコメディー映画。出てくるキャラクター全員が個性的で素敵です。笑いたいなと思った時の鉄板。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

3.7

佐藤江梨子の演技が想像以上に素晴らしかったです。緑溢れる美しい田園風景と狂気染みた人々のギャップがなんとも不気味。鬼気迫る姉妹のやりとりは必見。

人生万歳!(2009年製作の映画)

3.5

タイトルにあるような人生に関する啓示的なメッセージが直接的に表現されていない所がウッディ・アレンっぽいです。ゆるーく笑わせながら観る側にゆるーくメッセージを送っているような感じ。思いつめて悲観的になっ>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

ゲイリー・オールドマンの演技が光ってます。常に死と隣り合わせである諜報員達のやり取りが、手に汗握る展開ばかりで2時間という長丁場もあっという間でした。ただ、回想が突然入る事も多々あり、時系列の整理に少>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

4.0

全編ワンカットで撮り切った、職人の技を思わせる一作。何の仕掛けもない素朴なカメラワークの中に、観客を楽しませる繊細な仕掛けが幾つも仕込まれています。ヒッチコック作品の中でも随一だと私は思います。