このレビューはネタバレを含みます
ボーッと観ていたら終わったのだけど、鑑賞後の感覚が良くて、この監督好きになれそうと思った。
終始ボーッと観させてくれるテンションで、会話劇なので字幕が多く、文字情報が多いという印象をもつ。この点監督>>続きを読む
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世界観は素敵だと思うが、なんというか補正されすぎた色や、リアリティのないところ(映っているものが現実味があるかどうかということではなく、映されている世界の質感が作り物的に見えてしまうような)に目が行っ>>続きを読む
DVD BOX視聴。
全編通して、タイトルが良い。
奥行きのある構図(部屋の奥のドアや窓、奥に続く道など)でワンカットフィックスの良さを活かしているものが多い。
しかもちょっと笑わせてくれるので観たく>>続きを読む
『社長の首』
自転車に乗って、雨かと思って傘を開いたら「雪だった」のすごくテンション上がった。
『種を蒔いたのはばぁば?』
時間と空間を撹拌する立体感のある作品。構造もシンプルで強くて感動した。
「猫田さん」「亀夫」が好き。
猫田さんは間違いないフィクションの中に、何とも言えないリアリティがかいまみえるんだよなぁ。
DVDBOXが本編370分もあるので最初はながら観していたのだけど、この妙なテンポと空気感にはまってどんどん面白く感じるようになった。ゆるい4コマ漫画本読んでいるような空気感で、意外と映像で他にない気>>続きを読む
力強く訴えてくるものがある作品。
監督のカラーなのか、ヌケをつくって侘び寂び的な静けさをつくるというより、しっかり絵の具を塗り重ねて静けさを作っている表現。
信仰って何なんだろう、とか、日本人と西洋>>続きを読む
約10年越しに2回目を観たけど後味はやっぱり同じで、自分は好みではないかなぁ。
絵は可愛いしCGも素晴らしいんだけど、明確な善悪の対立のようなものを描きながらそこに全く複雑さがなく、(日本人の)誰も傷>>続きを読む
大きな法則があるように思える世界の中で、湧いてくるバグの中に真理がある。
アリのアップは音もすごくかわいく撮れていた。
こうやって痛いほどの強迫観念で何かに集中できる人生は意味があるものに思える。こ>>続きを読む
これは良い〜
輝いてる人は周りの人も幸せにするのが良くわかる。シンプルに観てて良い気分になる。
難しいところで、これはポジティブなら良いとか、自信があれば良いとか、暗いのはダメとか、そういう話じゃな>>続きを読む
ラストがすきだなぁ〜
彼は弱くも強くもない、自分のテリトリーから出ない人。
旅の過程を丁寧に描いていてたしかにこれには2時間たっぷり必要だ。
皆んなが経験したコロナ禍で、がむしゃらに生きる一人の人の様子が上手く切り取られている。
主題歌が良くて、タイトルインまでの冒頭はワクワクした。挿入歌やBGMも良かった。
演出や構成がうまくて、長尺の>>続きを読む
短編は詩のような余韻のある作品が多くて好き。
3番目のfieldがとても素敵だった。
音楽を操るような間と編集。
偽善的じゃない作品だと思った。ジョーがとても強い女性だから、この後も野生の猫のようにしなやかに生きていくんだろうと思えた。それぞれがそれぞれの景色を観ている。
サディストKのエピソードにぐっときてしま>>続きを読む
世の中に蔓延る愛に反抗するためのセックス、ていう無敵なジョーの言葉が良かった。
セックスと愛の関係は自明ではない。
ドラマチックな愛の力は強くて人間はもっていかれるけど、一過性。
回想シーンが鮮やかで>>続きを読む
「イディオッツ」をどう捉えているか、さまざまな視線があることがわかる。
障害者への同情やサポートを利用して、社会をハックしたかのように、強者のようにふるまうひとたち
障害者は表向きは絶対に丁寧に扱>>続きを読む
家で観た。タイトルの背後の不穏な音が流れ始めたとき、寝転がっていた飼い猫が起き上がって耳を澄ませたかと思うと、数秒後逃げた。本能の判断正しいよー
鑑賞後の感覚は間違いなくムナクソ…
なんだけど何故か>>続きを読む
冒頭の酒場シーンは酔っ払いが全く酔っ払いに見えなくて、演劇性や演出されていることの意図を感じさせたいのかと思うが、その佇まいが完全にコントロールされた人々のものに見えてしまってあまり好きになれなかった>>続きを読む
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テンポの良いドキュメンタリー。
元々健康体だったのが、初期はマック縛りの食生活を拒絶→その後順応しマックのセットを食べる度にハイになるように変わっていく。短期間で身体の状態も悪化し医師が警告するほど。>>続きを読む
冒頭の歌唱シーンが輝いていて引き込まれた。
Come to me の歌詞がルディのストレートな気持ちと重なっていて、作品にすごくうまくハマっている。
全体としては、やや教育的という印象を持ったかな。>>続きを読む
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冒頭の伏線を完全に忘れて観ていた、、修行が足りない..!
静かで暗くて、ラストは4:3にした意味があると思ったしあそこで切ってくれてありがとうという気持ち。
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日本語には木漏れ日っていう言葉があるんだ、規則正しい地味な人生、でも木漏れ日みたいな日々を大切に生きてるそんな日本人の話。的な切り口が、東京に住む日本人としては何か外からラベルを貼られているようななん>>続きを読む
鑑賞の後味が鬱作品観たなって感じと、嵐が去っていった感じが半々
劇中劇を用いながら現実と虚構の折衝が終始扱われる。段々世界が崩壊していくのが描かれる様が巧み。
幻想のアイドルの動きとか、アニメでしかで>>続きを読む
美しいぞ〜
ちょっとサマードレス思い出した。
ラストシーンは途中からクレジットが入っていたけど、しっかり表情見せてからエンドロールに切り替わるのでも良かったな。
この監督の作品初めて観たけど、けっこう>>続きを読む
2018年までのガザの様子。
こうやって一定の尺を使って日常が丁寧に描かれている分、嫌でもガザの生活が身近に感じられて、今起きていることの意味不明さに思考がショートしそうになる。
戦争をやめようみたい>>続きを読む
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リアルすぎて怖かった。
優しく理解がある、厳粛な俺の親とは違うと言わんばかりの男は恐らく彼の父親の多くを受け継いでいて、強権的でとにかく怖かった。途中で観るのやめたくなったくらい怖い。
女は、寂しいん>>続きを読む
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観終わってからさっぱりせず、ずるずる何か残される作品。
観終わってからの方が何かくる。
父親の描かれ方でおそらく重めの鬱なんだなとすぐ思った。
むしろそのことの映画なんだ。
あとから考えるとサインが>>続きを読む
最初から最後まで美的拘りが主張していて刺さる。お前の表現、そのルックで良いのか?って突きつけられているよう。
セクシュアリティとか、色んなものに名前をつけて分類しなくて良いじゃないかと思う。陽射しの>>続きを読む
文明が失われた後の世界という設定だけど、明らかに現代と重ねて描かれていて設定が生きていると思った。
文明がない世界だと人を殺しても違和感ないの、なぜなのか考え始めると「文明」って危ういなと思う。「文明>>続きを読む
カオスなようでいて明らかに一貫性が保たれている、この尺で単調にならずこのバランスを保てていること。それぞれのカットの美しさやリズムが新鮮なものに見えること。こんな作品があったのかと嬉しい気持ちで観た。>>続きを読む
実現されなかった2台のカメラによるイメージの対話。
返事のこない手紙。
ドキュメンタリー調だがカットはとても映画的。
監督の迷いや立ち止まりそうな気持ち、揺らぎが表れていた。
観た後は不思議と良い気>>続きを読む
語る声が心地良い映画だった。感情が渦巻いているのが見えるけれど、それがこちらまで押し寄せてくることがなかったのはこの語りが防波堤になっていたように思う。
車椅子で撮影された町の様子の目線の低さがとても>>続きを読む
最後に救いを差し込んでいるけど、結局絶対的な善悪二元論的なものが前提にある感じなためか終始すっきりしない感じを受けた。
あれも保身、きれいごと、この世界線だとお坊さんがまだ自身に余裕があるから善人ぶ>>続きを読む
たたみかけるイメージの連鎖。
内田百閒が原作と聞いて納得。
入り込めないギリギリのラインのまま最後まで集中して見てしまう引力があった。
被写体の畠山さんも、畠山さんが追っている方々も魅力的なので観ていて楽しい。
映画館というより家でみかんとか食べながら観たかったかな。
冒頭、タイトルの見た目(フォント、文字サイズなど)に拘りが感じられ>>続きを読む
濱口監督の作品、勉強になる。
最初の、恋が始まるシーンは言葉にできない高揚感が表現されてて心を掴まれた。
self and others
夢の中と現実
麦といるのが現実で、亮平とは夢。
かとおもいき>>続きを読む