boscoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ハープーン 船上のレクイエム(2019年製作の映画)

3.0

フーディーニの話題と
タンカレー瓶は確かに殺傷能力高そうやな、ってところは二ヤリとしましたが。

ジャンルとしてはサスペンスコメディと書かれているものの、コメディ要素は前半のみ、各々の人間性が露わにな
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スティーラーズ(2021年製作の映画)

2.5

さて、オリヴァーツイストである必要はあったのか…?
というのが正直な感想。

ビルの屋上を飛び移り、躍動する様を
様々なアングルで撮影したい!という
熱量は感じ取れました。

マイケルケインも出てるし
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ヘル・フェスト/アトラクション(2018年製作の映画)

3.0

個人的には“モンスターフェスティバル”のサスペンス版、といった印象。

展開は王道でありながらも
引いて押す、引いて引いて押す、みたいなシーンが多く、勝手に終始ファンハウス内で終わらせるもんだと思って
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スカイハンガー(2020年製作の映画)

2.5

序盤に謎タイミングで歌流れ始めたな、
って思って聴いてたらラストで“S-O-S”ってスカし気味に歌ってて鼻水出ました。
出落ちがキプロスではナウなヤングにバカウケなんでしょうか。

あと寝落ちした妹に
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

展開としてはこちらの予想を飛び出さないし極的に言えば予告編が全てではあるものの…ラストがある意味“カタルシスにとって代わるシーン”と納得できるかによって評価が割れそう。

下半身の不便やカプセル錠剤と
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.0

原作は未読なんですが、戦国自衛隊のジュブナイル版、といったところでしょうか。

短い尺の中でそこそこ多いキャラクターを見せなければならないとはいえ、“泣かせよう”みたいなシーンが多い。
多過ぎるんやで
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小さな目撃者(1970年製作の映画)

3.1

“小さな恋のメロディ”で知る人も多いであろうマークレスター主演。

序盤は空想癖の強いオオカミ少年が
暗殺現場に出くわしてしまう展開にまぁ、
可愛らしいなぁ、ってね、笑ってたんですが。

そんな期待も
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スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

4.0

あれは中高生の時、
深夜のテレビで流れていたのをたまたま観て以来、やたらと記憶に残っている作品。

大人になってから観直すのは2回目。
深夜のテレビではなかなか理解出来なかった恋模様も、今ならロマンチ
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.5

観よう観ようと思ってずっとサスペンスジャンル探してたんですけど、ドラマジャンルだったんですね。
そりゃ見つかんねぇわ。

今観ると出演者が豪華で
登場シーンのたびに声出ました。

全体的に匂わすサイコ
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小さな目撃者(1999年製作の映画)

3.5

この時代の作品に多く感じることなんですが、サスペンスでありながらも少しコメディを感じさせることで、子供が大人のサスペンスの中で対等に渡り合える舞台を用意する、脚本の妙。
そのバランスの塩梅がエンタメ作
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ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)

3.6

イラン映画はおそらく人生2度目。

死刑囚を別の収容所へ輸送中。
人数が合わなくなり、状況的にも消えた1人は元の刑務所に潜伏しているはずだ、と捜索するサスペンス。

行方を眩ませた死刑囚は姿形に至るま
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.5

終始一貫して、大人がやることを子供がやるとこんなに面白いもんだとは思っても見なかった。盲点。
下ネタ耐性ないとキツめに感じるかもしれませんが、個人的にはとにかく全てが可愛いすぎてしょうがない。

誰か
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

ウルフルズも“それが答えだ”っつってたけど
人生の答えはいつも掴めそうなところで行方をくらますあたり、真意でしかない。

いつまでも過去を振り返りながら
お別れをしっかり噛みしめるための
残された者た
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.5

“みんな独りが耐えられないの、だから
クソみたいな祝い事を信じるわけよ”

タイムループ物の皮をかぶった
人生を考えさせられる化けモノ作品。

ループに囚われた2人が口にする台詞は
ともすれば、日常を
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

何度観ても
この時のジェシーが1番カッコいいと思うんですけどどうでしょう?

自分でも何言ってんのか分かりませんが、
今観ても楽しめる映像のクオリティと
マークラファロのカッコ良さ。

エンタメ作品と
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

自分の居場所を探す話であり
心の拠り所の話。
感性が光る選曲とカメラワークで
こちらに意識させることなく走り続けるのは監督の天賦の才かと。

親子の関係性の描写は、セクシャルにおけるマイノリティとスト
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.6

もっと早く観ておけばよかった。

あらすじだけ見たらだいぶヤバいんですけど、実際に観賞してみたらいい意味でヤバくて裏切られた。

こういう作品で避けては通れない、クライマックスに至る前の主人公の失敗や
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エール!(2014年製作の映画)

4.5

2度目の観賞。

“耳が聴こえないのは個性だ”
父親の言う通り、聾唖であることを全く介せず根底に流れ続ける家族の愛。
愛を前にして、健常者だろうと障害者だろうと、一つとして違うものはないのだと。

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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

韓国映画のギャグシーンの脂っこさ、
嫌いじゃない。

序盤は映画観てんのかKFCのCM観てんのか分かんなくなりましたが、ストーリー的にも伏線的にもアツくなれるシーンが多くて楽しめた。

てんこ盛りすぎ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.2

“木村はそんなヤツじゃない”

序盤から感じる違和感に戸惑わされて
姿を眩ませる木村の影を追い続け
最後には“木村はそんなヤツじゃない”んだよなって。

緻密な構成と、ミスリードさせられることで二重に
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シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

3.0

何も考えずに気楽に観れる
コメディに全振りしたタイプ。

フィリップラショーが完全に脇役なのに
美味しいところを持っていってる感がすごい。

コメディにひとつ要素を載せた作品が溢れるなかで、ここ最近と
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ポップスター(2018年製作の映画)

2.3

劇中の楽曲制作がSiaということで観賞。

映画としての感想は“脳内で内容を補えば言いたいことは分からなくはない”といったところでしょうか。

問題があるとすれば、その妥協を凌駕するほどのバランスの悪
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ラブ・エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.6

シチュエーション系のサスペンスとしては
割とよくある設定ではあるものの、
2人が幸せになる未来は来るのか?と考えるとちょっと切ないしホラー感も。
本に隠された鏡文字に男が気づかない限りはエンドレスリピ
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アナザー・ワールド 異次元の怪物(2020年製作の映画)

2.5

ロシア産ダークファンタジー。

まず街並みのディストピア感に魅入ったんですが、ロシアだと普通なんでしょうか。それとも演出なのか。
映像と相まり、なかなか雰囲気あるストーリーと設定なんですが…。

主人
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ゴーストホーム・アローン(2019年製作の映画)

3.2

確かにゴーストでホームアローンではあるんだけれども。

タイトルと日本版ジャケットの情報上、子供向けのホラーコメディを想像して観てしまったので、中盤までが子供向けに感じてしまい、些か間延びした感じに。
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死霊高校(2015年製作の映画)

2.5

2年くらい放ったらかしだしいい加減にZOOMBIEの続編観とくか、ってホラーの棚に行ったら、一際輝くクソ映画感あふれるタイトルに思わず手が伸びました。

観始めたらブラムハウスでビックリしたわけですけ
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ネイバーズ2(2016年製作の映画)

3.8

なんで1人だけペニーワイズやねん。

個人的には前作よりも笑えるシーンが多く、1はちょっと…ってなった人にも観てほしい。

新参のクロエグレースモレッツのヨイショ映画かと思ってたけど、ザックエフロンの
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私は確信する(2018年製作の映画)

4.0

恐らくエンドロールのラスト、
ノラは実在しないことと
この事件で後に起訴された人物はいない、
という追記で思うところがある人は多くいるのではないかと。

どこまでが事実に基づくものかは
浅学の身につき
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.8

中盤でのジョアンとの対話で
主人公が息子の大切にしていた場所や人に
献身的な愛を注ぐ理由を感じ取る。

展開としてはトントン拍子の
サクセスストーリーではあるものの
ジャッキーウィーヴァーの演技力が光
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.2

序盤から主人公の善悪における存在・立ち位置があまりに奔放的で困惑したものの、終盤に至って聖職者らしい位置に自発的に収まっていくのがストーリーとして鮮やか。

それと相対的に町の闇が暴かれるに伴い、人々
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

4.0

オナラを凍らせる方法気になる。

悪友は幾つになっても必要ですよね。
デニーロおじいちゃんとユマサーマンオカンとか強すぎるやん。

ちゃんとheckとか使ってたあたり言葉遣いも可愛らしく子供にも観せら
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.0

入替りモノはひたすら役者の演技力にかかっていると思うんですが、観る前の懸念はどこへやら、大男の女子高生に感情移入する日が来るとは思ってもみなかったです。

入替りを知る者、知らない者による混乱や摩擦が
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ダニエル(2019年製作の映画)

2.5

はーん、そういうことやっちゃう系ね。
って中盤で思わず。

幼少期に蓋をしたイマジナリーフレンドが、大人になった主人公の前に再び現れ凶悪化していくストーリー。

恐らく、サスペンスとホラーの線引きをど
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.2

ジュディといえばオングかデンチか、
程度の抽斗しかない自分でも
“Over the rainbow”といえば
聴けば分かるほどの名曲。
あの軽やかで透き通るような歌声の裏に
あれほど陰りある幼少期が
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

“誰を応援するの?”
“私たちよ”

癌を患い、終の住処にと
シニアタウンに入居してきたマーサ。
トラブルから始まった付き合いの
隣人シェリルに乗せられながらも
チアクラブを発足するお話。

酸いも甘
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.9

映画人の豪胆さにグッとくる。

軽いアクションを想像して観たら
実話を元にしているだけあって
緊張感のある骨太な幕開け。

映画は字幕派なんですが、
序盤からイランの人々のセリフに字幕が無く少し不思議
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