boscoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.5

環境汚染によりいよいよ地球を捨てざるを得なくなった人類は、次なる入植地を見つけるも到達に80年以上もかかる星であった。
彼らは特殊に育てた子供たちを船に乗せ、
船内で生殖させながら星へ到達させる計画を
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激流(1994年製作の映画)

3.8

日本三大急流の地域で育った身としては、“あれくらいなら落ちても泳げばなんとかなるっしょ”と謎のバイアスにより、イマイチ緊張感なく観れてしまいました。
撮影上の安全確保を汲んだロケーションなんでしょう。
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.7

アメリカの高校では、薬物などの危険物を持ち込んでいないか警察主導での所持品検査が行われる場合があると聞いたことが。
危険物には“銃”も含まれるようで。

現実に、高校という日常的フィールドでの凄惨な銃
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テラー・トレイン(1980年製作の映画)

3.5

一昔前の映画って
尺に対する情報量が多すぎて
序盤を、無心、というか中立で観ざるを得ない感じ、言語化し難い。
でもそれぐらいの方がグッと惹きつけられるのもまた事実。
最近の作品は第三者の声が近すぎるの
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ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティー(2016年製作の映画)

3.7

個人的にコメディのスカーレットが初めてだったので新鮮。

“ハングオーバー”のような100%コメディーを期待していた分、途中笑い一切なしクライム映画ばりに空気が重くなるのが個人的にはちょっと辛かった。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

“バイトやりたくないからさー
殺し屋やってんのにさー”

“社会不適合者”とは行かないまでも
生きづらさを感じている現代人に
共感しかないようなセリフがところどころに散りばめられていて唸りました。
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ラリー スマホの中に棲むモノ/カムプレイ(2020年製作の映画)

3.4

安易に“子供連れていかれるホラー”を想像して観ていた分、モンスターパニックの様相を呈してきた辺りはB級的なトキメキを感じましたが、総合的には目新しいポイントはなかったかなと。

孤独に囚われたラリーか
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ゴー!ストップ・バスターズ(2019年製作の映画)

3.5

まぁ広い心で見れば
GOしたりSTOPしたりしてるし、
DESTROYみたいな爽快感はないもののBUSTERSしてるとも取れるんですが、
御多分に洩れず邦題が悪い。

割とちゃんと人間ドラマやってて
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

ロケーションもさることながら
それを心情とともに切り取る画角など
映画愛を強く感じる作品。

時代劇であり
恋愛であり
SFであり
コメディでもあり
まさしく青春である。

実はジャンルって些細なもの
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デモニック(2021年製作の映画)

3.8

監督のネームバリューから鑑みると
些か小規模、というか標準的。
標準的すぎる、という違和感。
やはり二転三転を期待してしまうのは
“第九地区”があまりに話題になったせいなのでしょうか。

しかしながら
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

まさしく原点回帰。
“原点”に帰ることが、
必ずしも初代を知る者のためだけにあるのではない、ということを強く再認識。

リスペクトで我々の世代を沸かせながら
ニュージェネレーションにとってのジュブナイ
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マーシー・ブラック(2019年製作の映画)

3.2

御多分に洩れず前情報ゼロ鑑賞なのでAmazingD.Cのロゴで“ヤベェな!”と思い、ブラムハウスのロゴで“いや…どっちだ!?”となった心の葛藤はここに記しておきます。

しかしながら
過去の儀式におけ
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人狼ゲーム 夜になったら、最後(2021年製作の映画)

3.5

新任レンジャーとして寒村に越してきたフィン。個性的すぎる村民たちに面食らいながらも、新生活に馴染もうとした矢先に、村民のペットの失踪、さらにはかつて蒸発したと思われていたホテルの女主人の夫が死体で発見>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.1

何気なくも薄ら疑心を残しつつ選択した自分の行動が、予期せず誰かの不幸に繋がってしまったときに、気付かぬふり、見て見ぬふり、知らぬ存ぜぬを貫いてしまったときの後ろめたさというか…

そういう、予期もしな
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

デカい音でただビックリさせよう、とホラーというより最早アトラクション、みたいな昨今のホラー作品と違って、
直接手を下すのではなく
唆し、惑わすことで破滅させる手法は
“映画”ではなく、宗教におけるクラ
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少年探偵マックスとハチャメチャ3人組(2020年製作の映画)

3.5

キッズムービーだしね、ってズッコケ3人組くらいの軽い気持ちで鑑賞。

借りる時に気づかないフリしてたけど、タイトルとジャケット見た時に“でもまさかね、そんなこと…”って薄々Kiroroみたいな予感はし
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.7

120分に思えないほど
ストーリーのテンポも良く、
情報量に対して割とサクッと観れる。

その尺の中で何を感じ取るかは
ホントに年齢層によって
大きく変わりそうな本作。

“クリスマスキャロル”で知ら
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

4.0

金と夢と闇、一筋縄ではいかない全盛期ハリウッドの狂想曲、かなと。

それにくわえ、名だたる俳優の怪演が
コメディの演出も相まり、
本来なら白けてしまうような展開さえ
“まぁモーガンフリーマンが言うんな
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ハウス・オブ・トゥモロー(2017年製作の映画)

4.5

青春はとてつもなく短い。
灯火が揺れたどうかも分からないうちに終わりを迎えてしまう。

彼らは互いのトリムタブになれたのだろうか。

そんな疑問すらラストのライブで
全て吹き飛んでしまう。

対極的で
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.7

父と娘の彼氏。
おそらく多くの家庭で繰り広げられている(?)その心理下の鬩ぎ合いを画にした前半戦。

そこからの血を血で洗う怒涛の展開や、不穏な空気に晒し出される家族の闇、その果てになんだかんだ悪に則
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モールおじさんとチョコレート工場(2017年製作の映画)

3.2

個人的にはキッズムービーは
これくらいがちょうどいいなと。

某チョコレート工場のような
特別不思議なことは起こらないけど
ドタバタ劇あり、家族の絆あり、
“人に優しくできる人にしか、人はついてこない
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メインストリーム(2021年製作の映画)

2.7

パリピ達のSNS依存がヒートアップして
奈落へ転がり落ちていくイメージで観た分、ちゃんと人間関係してて良かった。

クライマックスへと向かうにつれて
リンクの豹変する様子に心を掻き乱されていく演出なが
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ブラック・アイズ 奴らに襲われたら、終わり。(2021年製作の映画)

2.5

街で起こり始める連続失踪事件。
裏で糸を引く黒い瞳の“彼ら”の正体と目的とは。
“彼ら”に狙われてしまった少女エミリーは、事件の真相を求めて、消えた人々を助けるために動き出す。

これはホラーというよ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

田舎と都会の比較が
夢と現実の比較に繋がる侘しさ、もあり伏線含め、よく造られた作品だなと。

多くの方がバックの詳細を語っていて、もうこれ以上語る余白はないと思いますので簡易的な感想を。

主人公がス
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シークレット・マツシタ/怨霊屋敷(2014年製作の映画)

2.5

シークレットマツシタって
“秘密のマツシタさん”ってニュアンスで合ってるんでしょうか。
テクマクマヤコン感がすごい。

割とよく出くわす日本姓に、
事情は存じ上げませんが
うちのマツシタが大変なご迷惑
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ゾンビボーダーランド ~めざせ!アンデッドのいない国境地帯へ~(2019年製作の映画)

3.0

一体クロアチアに何の恨みが…?
と序盤は動揺していたんですが、
民族間の空気をブラックジョーク風に描いていたんですね。

国勢とかを知って観ると面白いのかもしれないけど、“ネタにする”時の微妙な匙加減
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タイム・ガーディアンズ 異界の魔女と時をかける少女(2020年製作の映画)

2.3

まぁ私もアラサーなんでね、
主人公の里親と施設の園長が不倫おっ始めたくらいじゃ、“まぁそういう日もあるよね、大人だもんしょうがない”って平静を保とうと思ったんですけど、何度確認してもパッケージとタイト
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恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)

3.6

ジャンル分けしろ、と言われたら
まぁホラーの抽斗にそっと仕舞い込むストーリーなんですが、痛烈な社会風刺が効いててまたひとつ違ったジャンルに思えてくる。

黒い液体は国家の統制を目的とするような、プロパ
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ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

4.2

夜に見る白猫って不吉ですよね。
主人公たちが“未明”を彷徨っていたのも
そのための布石かと。

“この上ない不幸”は
ある意味、理不尽な第三者からの攻撃性と似通ったものを感じる…。
予測も回避も成り立
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.7

カントリーと言われると
ジョンデンバーくらいしか知識がないです。あとエドヘルムズ。

そんな人種でも序盤からグッと心を掴まれる名曲たちと、主人公のパフォーマンス。

生まれ育った町を歌にしたローズを見
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便座・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

3.8

確かに低予算B級だし
カメラワークや間の取り方は決して良いとは言えない点もあるものの…
それすらも盛り上がる後半への布石だとさえ今は思える。

まぁ、これは完全に邦題が悪いですね。

というくらい普通
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

4.0

OPのカリグラフィの荒々しさで気づくべきでした。オシャレだなーっつって寝転がって観ていたんですけれども。
ベッキーの可能性と強かさの表れだったのかなと。

終始ベッキーの心を軸に鑑賞すると、
荒みゆく
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.0

車で旅する作品好きなんですよね。
視聴者も参加してるように錯覚させる演出の腕でしょうね。

ロビンウィリアムズの“RV”的なのを想像してみたら、下ネタ多め。
でありながらも、冴えない4人が家族を装い過
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

原作に関してはハヤカワ文庫っ子(語呂の悪さ)なので、存在は知っていたものの未読。

買おうかな、と思うことは何度かあれど
他の文庫本と並べるとちょっと背が高くて
洋書のペーパーバックと並べると逆に低い
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

“隠し方は上手でも 
楽なわけじゃないわ”

思わず吐いてしまったウソが、周りの人々を巻き込みながらも、いつかは自分のウソと向き合わないといけない時がくる。

誰もが経験したであろう成行に
その中
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

2.5

“タランティーノ大絶賛”
の煽り文句に釣られ、幾度となく期待を裏切られながらも幾度となく借りてしまうこの無限ループ。

ジャンルとしてはソリッドシチュエーションサバイバル、といったところでしょうか。
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