19時に酒を飲まないと気が済まない元ボクサー。老人が交差点を横切るときに照らす車のヘッドライト。喫茶店にズラーっと入ってくるヤクザ。ルーティンに拘る男が自分の生活に疑いを持ち始める。
ピンチなシーンに>>続きを読む
設定から決めて、あとは出演者に任せるという一筆書きのような映画の作り方はお笑い芸人的美学でしょう。観る人が映画を観ていくうちに感じるであろう分からなさの意識は物語ではなく役者に移り、映画に没入していく>>続きを読む
ロマン・ポランスキーの本作の謎は、ロマンチックに描かれた廊下やゴールデンタイムにつきまとい、その悪夢は夜間のアフターホッピングやキーバッグサークルに隠されている。クィアな献身の柔らかな果実は、「リンゴ>>続きを読む
原稿をトイレに捨てられるシーンわろた
全体に散りばめられる「渦」のモチーフ
黒沢清のCUREは精神疾患で頭がおかしくなった妻に対して死んでほしいと願う男の話だが、ギャスパー・ノエの本作は認知症の妻に>>続きを読む
意外とギャグみたいな演出で正直爆笑した。後半は親子の話にガラッと変わり割としっかりした2部構成。濱口竜介の悪は存在しないはパクリって言われても仕方ないぐらい似てる。移住、貧困、誘致、搾取、絞殺の要素が>>続きを読む
演出的に巧みなのはわかるとはいえ退屈さは否めず🥱
「冒頭の川のシーンから徐々に聴覚に意識が行き始めてグッと没入しはじめたけど、後半尻すぼみな印象でちょっと物足りなさがあったかなー、途中のサーモグラフ>>続きを読む
大杉漣の質問のシーンからギアが上がり一気に加速する感じが良い。
唐突に登場する娘の幽霊は主人公夫婦に救いをもたらさず、むしろそれをきっかけに不幸に傾いていくのが恐ろしい。
僧侶の全力疾走からの射殺、滑>>続きを読む
一人は這いつくばって飯を食い、一人は銃を発砲し、もう一人は溶接をする。このシーンの再現は良かったが、90年代黒沢清に比べたら物足りなさを感じる。98年版と比べて不気味さがないし全く怖くない。驚きがない>>続きを読む
轢いちゃった...
音楽のズレ具合も含めて滑稽!愚かさが良いですね!
キャラ設定とか台詞は時代遅れだと思うし
鳴海がツンデレなのも意味不明だけど
大きな大きな瓜こが流れてきたんどす〜♪
えーえーえー
名乗りあい、挨拶を交わし、頭を下げ、話を終えてまた頭を下げる、昔話のはじまりとおわりの作法を、省略していない。
蔑ろにされる魂の種類
カメラが低く寄り添う位置に置かれていて、照明も温かくて良い。
精神科医とのやりとりがすごいリアル。毎回同じやりとりで同じ薬出して、2分ぐらいで診察が終わり、いつになったら寛解するのかと不安な感じとか。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
チャプター1
「なぜダメなのか理由を聞かせてほしい」
「私は人のメスとして欠陥があるんです。今まで一度も生理になったことがありません。理由はわかってるんです。頭の奥で身体が大人の女性になることを拒んで>>続きを読む
誰かががいなくなることの映画。それは死に限らず、失踪かもしれないし逮捕かもしれない。
奇妙な共同生活が唐突に終わり、残された3人が阿蘇山の火口を見る。その後すぐに「お前もう船降りろ」と言わんばかりに、>>続きを読む