bridgecoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

bridgeco

bridgeco

映画(273)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.3

正直最初はいろんな違和感を感じながらでしたが、気づけばそれぞれの個性の魅力に惹き込まれ、見入っていました。
一言でいうと「やさしさ」の映画。とにかくナギサがやさしい。同僚にも、いちかにも、実の子に病気
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

ストーリーも演技も単純・一本調子ながら、過去と現在を切り貼りしながら、話が進むにつれ徐々に熱量を増す、こちらの心拍数もどんどん上がる、まさに新井英樹作品独特のえもいわれぬ圧倒的パワーに揺さぶられました>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館、しかも音響環境により全く異なる作品になると思う。
想像していた難聴は音量の小さな世界だった。作品を観て(体験して)なんと生きづらいものだろうと。雑踏、サイレン、歓声は切れ味の悪い音のナイフのよ
>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

自分の太い芯を曲げない、いつまでたっても良くも悪くも変わらない変なヤツ。学校に一人はいた都市伝説のような男・佐々木が、ヒーローのようにかっこいい。周囲から変わることを望まれ、変わることに踏み込めない自>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

昼間「空白」で知ってめちゃめちゃ気になったので、藤原季節ものということで観了。前半なんだか終始ふわふわして捉えどころないなと思ってたら、そういうことか。後半シリアス路線かと思いきや意味不明演出があった>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.0

腹立たしいほど自分勝手で短期な男が、周囲との悲しいほどの空白に気づく物語。何に怒っているか、成長していく我が子に目を向けず背けてきた自分自身に。そんな男にも謝罪し続けるしかない(たまたま)加害者(にな>>続きを読む

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.3

所々迫真の演技が見られたシーンでは胸をグッとつかまれた。テーマの重さを重さ一辺倒にしない努力は垣間見えるが、なんというか間が悪い気がする。シーンごとに割く時間やテンポが、私には噛み合わなくて、どうもは>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

ワンシチュエーション、見えない話者、提示されたものだけにとらわれていると、足元すくわれるぞとハッとする。良作でした。

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.6

まぁコンパクトでシンプルでよい映画だった。なんか既視感あったけど(ジョジョっぽい?)

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

期待以上。いわゆる非リア充がバーチャルヒーローになるけど、やっぱリアルのつながり大事的なお約束シナリオ〜夏編〜かと思ってました。SNSマウントやリンチ、ネグレクトなどの現代社会の膿も絡めとって、信じる>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.3

退屈なシーンがなく、引き込まれるように観てしまいました。美しいゲームの世界で展開されると、現世界の絆や達成感、時間の尊さまでもが美しく瑞々しさを放つ、まさに光となるんですね。ゲームやらない人ですが、思>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.4

キャストいいのに、話が頭に入ってこない。
なんにも起こらないしなんにも進まない。それでいて雰囲気も特にない。
見なくてもよい作品でした。映画館いかなくてよかった。

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.0

森川葵の眼だけでみていられる。
かわいければいいじゃん、から目覚めたらキリコちゃんだけど、それに気づけたからといってそうそう人間力はつかない。ある意味リアルでざんこくー

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.2

リビングでイヤホンで視聴して正解。耳元ブンブンがウザくてウザくて、スディープの気持ちがよーくわかり、没入できました笑 シンプルだけどエンタメ満載で、めっちゃハッピーな映画でした!ハエ映画と敬遠するなか>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.1

めちゃめちゃ好みな作品。登場人物みな共感できる部分があり、ストーリーのわりに平和で呑気に淡々と進む。松本くんの収支にこやか礼儀正しい青年像が好きだった。エンディングのあとこの人たちはどうなっていくのか>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

とにかく。お腹が減る!
基本、わるい人が出てこない。みんな夢や信念に基づいてまっすぐ。10歳の息子と父の関係性には思わずポロリときました。

透明人間(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最後の5分のために観ていたようなもの。最後のテロップ「Leigh Whannell」に、またしてもこの人にやられたと感動。ソウの時と同じような驚き。
結局怖いのは人である、というテーマを「透明人間」と
>>続きを読む

酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.5

自分自身、酒で迷惑かけたり猛省してもやめられなかったりした経験あるので(ここまでひどくないが…)、他人事としてはみれなかった。
映画としてはコンパクトにまとまってたと思う。妹、同級生、漫画という救いが
>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.1

「湯を沸かす〜」の中野監督と知らず、以前浅田さんのラジオ出演で興味をもっていたので楽しみに観る。
被写体を掘り下げて掘り下げてようやく切るシャッター。それは表面上ではない、心まで解放したその人にしかな
>>続きを読む

曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

3.8

シンプルでスカッとみれるシチュエーションコメディ。舞台も面白そう。
まさみのもっさい役所がキュートすぎてハマり役。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

ただただ、みんなよかったね。
すばらしい作品です。庵野さんはじめスタッフ様、恐れ入りました。

望み(2020年製作の映画)

3.3

主題は家族それぞれの想いすなわち「望み」の形なのだろうけれども、いかんせん明かされる事実が腹落ちしにくい(伏線が細く「へーそうなのね」という具合)ため、最後まで気持ちが入り切らず残念。役者陣の演技はす>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

すばらしき世界。ラストに映し出されたこのタイトルが、この社会への問いかけであり、シニカルな主題。偏見や不条理、抑制と適応。この社会に生き難い男にかけられた「三上さんは真っ直ぐすぎる」の台詞に、真面目さ>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.9

子供にみせたい。包み込むようなおばあちゃんの愛。理想論ではなく、ただこうありたいという人生像を「魔女」として語る。ただまいには目の前の現実もあり、その葛藤が消えぬままラストにつながる流れもむしろ納得で>>続きを読む

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

4.1

素直になれない娘と、子離れしないしつこく強い母の、弁当を通じた三年間の毎日の会話。シンプルでストレートな良作でした。最後の弁当はめっちゃ泣けた。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.6

ほないこか目的で観たら、静かな衝撃を喰らった。恋愛が男男になるだけでここまで深く、儚く、切なくなるものかね。今ケ瀬くんはずっとわかってたんだろうね、結末がこうなることを。それでも一緒にいたいなんて、ほ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.3

映像が素晴らしい。実写も活用したこの圧巻のアニメーションで表現した日本人を誇らしく思います。最後まで飽きずにのめり込めました。
が、正直映画としてどう?と言われると大したレビューはつけられません。もち
>>続きを読む

ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.0

4K映像の素晴らしさ、この一点。ただも少し映像美を追求してもよさそう。おじさんたちの肌とか綺麗でもなぁ。
ストーリーも妙にあっちゃこっちゃうつって、没入できないままだった。

ペリカン・ブラッド(2019年製作の映画)

3.9

サスペリア的なホラーかと思いきや過去のトラウマと対峙する母と子のヒューマン的要素も入り込み、最後は霊媒師を交えての呪術で締める。どことなく安定しない骨子ながら、景色と馬たちの毛並みの美しさが全編通して>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.6

吉岡里帆の「見えない」演技がすばらしかった。ストーリーは予想がつく、またもっとテンポがよくてもよかったのに。中間だれたかな。
韓国映画は終始もやがかかったような映像で包むけど、日本は全体的に映像がクリ
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.6

解読するところがクライマックスかと思いきや、解読してから戦争を終えるまでの話も面白かった。ただこの時期はアランにとっては苦悩の日々だったことは本当に気の毒。

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

4.0

とにかくこの作品の、間、が好き。父娘・母娘の間、一期一会で出逢う人との間。とある一日を特別な一日になっているのは、いろんな間の中に、言葉や想いが見えないけれどそこにあるから。不思議と伝わる、でもちゃん>>続きを読む

ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

3.7

リンちゃんの天真爛漫さがとにかくかわいくて元気でる。実話とのことですが、今も幸せに暮らしているといいな。中野くんの陰と陽のギャップもよかった😃

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

とにかくリアルだった。ワクチンが開発された時が、おそろしい、、

犬猿(2017年製作の映画)

3.4

グサグサささるよ。誰にも共感できない。そして鏡のように自分を顧み、直視できない。弟のこと、優しくしたい (けど結局…?)

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.2

暗い系かと思ったらSF入ってたり邦画でいうと「渇き」的な要素入ったりと、行ったり来たりしてるけど、女子たちが美しくて最後まで見入ってしまった。