bridgecoさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

3.8

法廷対決や警察腐敗の要素が入ってくるとは思わず観ましたが、これらが見どころとなり、飽きずに興味深く観られました。
金子勇のピュアで好奇心旺盛な雰囲気、東出さんの演技でうまく表現されており、よかったと思
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

日常の中に異常を潜り込ませる浅野いにおの得意技が、劇場という空間・大画面で減色することなく魅力炸裂している良作。前後編ということで前編だけで評価しきれないけど、おんたんasあのちゃんと、門出asいくら>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

とにかく設定がリアル。日本の何年後か。華美な脚色や演出のない淡々とした進行が、不気味でもあり物悲しくもある。最期を自分で決めているのか、決めさせられているのか。
河合優実、やはりここでも抜群によい。最
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

みなきゃみなきゃでようやく。
ジャーナリストとして真実をうつしだそうとする一方で、何が真実かも曖昧な中、真実が決して正しさではないことにストイックに向き合う由宇子だが、自分の身に起きたことに関しては躊
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

作者の思惑通りに「こいつ悪い!」「いややっぱこっち悪い」と流されつづけました…
2作目もかなりよくできてる。ぐいぐい引き込まれる。テキストメッセージひとつひとつ、画面操作にみえる葛藤や焦燥のリアリティ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ホラーもしくはサイコサスペンスの典型的な作品かと思いきや、母(偽)との結託、家庭内での孤独と父(偽)への想い、兄(偽)との確執などなど、意外にも複雑な要素がうまくストーリーに盛り込まれ、全く飽きさせな>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく先が読める展開だったかなぁ。そして感情移入できる人も居なかった。戸籍交換がそこまで簡単かというリアリティはさておき、そうまでしても変えたい人生があるというのもそんなこともあるかな、という感じ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.4

アヴちゃんの歌の強さと美しさを、アニメーションならではの豪華な演出としなやかで動物的な動きが完璧にひきたてている。
ストーリーもシンプルかつボールドで、ダラダラせず好きだった。
劇場で観たかったな。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.4

説明不足すぎて、初見で深い部分まで理解するのは難しいですね。
考察読んできます。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.0

なんの伏線も貼られていない、驚きも感動も何もない作品。正直時間の無駄でした。

ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

救いとは?正義とは?自分の身におきてしまえば全てがひっくりかえってしまう気がする。
一番共感できたのは柄本明。表現悪いけど「自分が自分であるうちに」とは、ゾンビのようなセリフだった。

春画先生(2023年製作の映画)

3.7

「笑い絵」とも言われた春画。芸術でありサブカル的でもあるような。裏の表というか。映画自体も、決して一般の普通ではない裏の顔、裏の趣味、裏の事情が、いつしか表になり、狂人たちがとても愛おしく感じられ笑え>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ある意味で過去一怖い映画、いやこれは体験でした。手びっちょびちょ、タマタマ縮み上がりまくり。体硬直しっぱなしで、ただただ疲れました…
ストーリー性は求めていなかったけど、信頼していた夫・親友との決別、
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彼女(2021年製作の映画)

3.4

いこか様、演技想像以上にうまかった。
物語は展開が読めたけど、2人の表情から切なさ、駆け引き、葛藤がうまく伝わってきた。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.7

「臭いものに蓋をする」閉ざされた村のありがちそうな物語。いやこれって村=日本と捉えても同じじゃない?産廃のように、不祥事や政治の負の遺産を埋めて見ぬふりしてないか?ジャパニーズヴィレッジ。
奥平大兼は
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

あぁいわゆるヤクザ抗争ものね、と思いきや、後半、現代のリアリティのある切なくやるせない展開が見事でした。さすが藤井監督、河村さん。磯村くんの演技が光ってた。最後のシーンで涙腺崩壊でした。(尾野真千子の>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

あのシーンの瑛太と彼女の表情、緊迫感、トリガー感が凄まじかった。事実とフィクションの混在だが、事実部分が(初めて知ったが)戦慄するほどの強いインパクトなだけでなく、フィクション部分の演出がインパクトを>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.2

パクが怖すぎ強すぎで引き込まれてしまった。ダークヒーロー感
ストーリーは平凡だったかな

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.3

悪くはないけど退屈。流れが予想通り過ぎました。エロシーン多過ぎでリビングで観るのつらい

妖怪の孫(2023年製作の映画)

4.2

ただただこれをまとめた勇気に拍手。
日本を、取り戻して。。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

設定が面白く、映像もユニーク。現代版未知との遭遇、こだわりを感じる。
ストーリーはやや無理矢理か。随所に「ここ要る?」というシーンがあり、流れがブツブツきれて感じてしまい、没入しきれなかった。

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

4.0

全ての日本人に見てほしい。なんならネットで無料配信(投げ銭制)してほしい。
もう一回子供とみよう。
さすがスターサンズ。さすが河村さん。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.3

前半と後半でガラリとトーンが変わる、ヒメアノ〜ルの吉田監督らしい展開。
すれ違い憎み合いに変わっていく関係性を、ムロツヨシと岸井ゆきの見事に演じており、のめり込んで見入ってしまった。脇を固める役者陣が
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.7

事件性を描くのではなく、事件の内側にいる人たちの事実や感情を淡々と綴る、静かで悲しい物語。決して多くは語られない部分を、広瀬すずと松坂桃李の目が伝えてきて、観る側に問うてくるような深い作品。
誰が悪か
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんとも予定調和でご都合主義的にストーリーが進む。あんなにパワハラだった刑事があっという間に音楽隊に溶け込み、チームをまとめ上げてたり、徘徊して補導された母を隊員がつれてくる偶然にも、驚く表情もなく普>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

ようやく観れました!評判通りの素晴らしい音楽体験でした。音に包まれる感覚の視覚的表現がまさに的確、コンパクトながらリアルな登場人物の葛藤と成長のストーリー、演奏シーンでのmocapには若干ぎこちなさは>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画史に残る最恐人物。阿部サダヲ観るたびに震えてしまいそう。吸い込まれるような目つきと、脳に直接語りかけてくるような冷静で端的な物言い。実際こういう人が洗脳とかできるんだろうな。
ラストも恐ろしすぎる
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

この緊張感、キライではないんだが、いかんせん血がですぎる。演出的になしでも全然よさげなのにもったいない。
最後まで見せてほしかったなぁ。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

おおよその展開は読めてしまう作品ながら、2箇所ほどオオッ!と不意をつかれる見所あり。ネタバレになりかけてしまうが「そこにいたのか」、そして「この子ってダレ?」
コンパクトだったし、南紗良と桜井ユキの涼
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.6

「何のためにつくるのか」の葛藤(個人の中で/チームの中で)がリアルに描かれた作品。予定調和過ぎず、残酷さやどうしようもない部分も丁寧に描かれており、好感。誰かの心に刺さればよい、という考え方には共感し>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

完璧。
最初の線画シーンから涙が止まらず、体の水分ほとんど出て行っていまいました。
泣いてる時間の方が少なかったと思います。亡くなった旧友との時間がもう戻らないことを知ってる状態で再生された感じ。そり
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紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.2

かなり昔の作品ながら、現代にも通ずる、いやむしろ現代こそ深くえぐり出すようなテーマを、説教臭くない園子温監督らしいエンターテイメントに仕立てている。余計な演出が少なくソリッド、自信の現れ。やはり見応え>>続きを読む

キュクロプス(2018年製作の映画)

2.9

どうもチープ。人物描写、動機、物語の展開など随所に深みがない。演技はよかったけれども残念。

ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.2

見ていてヒリヒリする。みんなスレスレで生きている。

キャンディマン(2021年製作の映画)

3.3

都市伝説と社会問題をリンクさせるシナリオと、ジリジリ迫り来る存在の恐ろしさが見事。過去の回想を影絵で寓話のように見せる演出も粋。
なぜ5回唱えると来るのかは最後までわからなかったけど、そこにリアリティ
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