白人系イタリア人の運転手トニーと一流黒人ピアニストのシャーリーの旅物語。1960年代のアメリカ南部の旅を通して、2人が心変わりしていく様子を描いている。
途中までトニー視点で物語が進むが、徐々にもう>>続きを読む
アマゾンプライムで見放題になったので、3度めの視聴。何度観ても発見がある。声優陣は豪華すぎるし、テンポよし、ギャグもよし、思索深し、映像良し。明るいディストピア。時代の空気感が滲んでいる。言う事がない>>続きを読む
イコライザーがラストで悲しい。
美しいシチリアで暗躍する残忍なマフィアたちを次々に始末するイコライザー。今回はCIAの女性捜査官を上手に操りながら、悪を根こそぎ引っこ抜く。まるでレクター博士ばりの明晰>>続きを読む
魂が清められるような映画。
毎日同じような繰り返しであろうと、丁寧に生活を営む平山の姿を、さまざまなアングルで映し出す。同じように見えても、同じことはない。
ここまで慈しみをもって東京の断片を切り取れ>>続きを読む
3時間26分。この映画の上映時間だ。最近の映画は長いものが多い。それでも良作だったらその時間も感じさせないままラストまで持っていく。じゃあ本作はどうだったかというと、、長かった。。。
いまからちょう>>続きを読む
14世紀、中世フランスを舞台にした映画。1386年のパリでおこなわれた最後の決闘裁判の実話を元にリドリー・スコットがメガホンをとった。
作品の構成は「藪の中」スタイルで、一つの事実が3人それぞれの視>>続きを読む
大監督スピルバーグの少年時代をモチーフにした作品。想像以上の名作だった。
ニュージャージに住むユダヤ人一家の長男サミーは、両親とともに初鑑賞した映画に衝撃をうけて、8ミリカメラを片手に映画少年に育っ>>続きを読む
なんだこの作品は。ものすごくおもしろかった。
本作の舞台は1920年代のアイルランドの孤島だ。海を隔てた先にある本土では戦火が広がっているが、島側におよんでくることはない。まさしく対岸の火事だ。>>続きを読む
屈指の大作だった。半世紀におよぶ中国の動乱と、2人の京劇役者の人生がクロスする壮大な歴史ドラマになっている。
同性愛を軸にした映画なわけだが、公開当時の時代情勢のためか、あけっぴろげなメッセージには>>続きを読む
もうすぐ最新作が公開されるということで、久しぶりに再視聴。前に見たときは、ベタなりに爽快感あり、衝撃度強めでエンタメ作品として楽しめた。今回はデンゼル・ワシントンの微妙繊細な葛藤具合を味わえた。
舞台>>続きを読む
なるほど。ボーズマン追悼映画。
無理して対立させなくてよかった。
それぞれ争う理由も葛藤も見えにくい。
ラストのラストは、とても良かった。
ルカグァダニーノ作品。ティモシーシャラメを呼び寄せて、さあどんな作品かと思いきや、なんと人喰い物語。実は普段の過ごしてる社会のなかに、一般人に混じって人喰いがいる。人喰いである少女は父に見限られ、1人>>続きを読む
良映画。2023年は映画豊作の年だ。
3つの時代をまたいで描かれるストーリー。戦後間も無いドイツの刑務所。悪名高い175条によって同性愛は禁止されるが、頑固者ハンスは懲りずに3度服役する。同じく服役し>>続きを読む
見終わって呆然。時間が経てばたつほど、喰らっていくボディーブロー映画。
父は離婚した妻の元にいる娘を誘い、夏のバカンスを楽しむ。映像は手持ちのハンディカメラで撮ったものがベースになっている。一見、父>>続きを読む
小学生のときに恐怖した映画。「夏と子ども」をテーマにして見返せばもしかしたら味わい深かったりするんじゃないかと思ったら。想像以上にB級だった。うざったい子どもたちのセリフ、中途半端なボスキャラ、イライ>>続きを読む
震災後をテーマにしていることもあって、全体的にトーンが暗い。それがかえって厄災によって受けた傷を描けている。怨恨による殺人だが、よくよく観れば悪人はいない。作中のセリフにある「みんな、つかれていたんだ>>続きを読む
時代劇の到達点。役者陣が豪華だし、全員はまり役。とりあえず演技、演技、演技がすごい。お笑い芸人2人もとても良かった。デフォルメを抑えたリアルな新選組像を描いているように感じた。原田眞人監督は群像劇が上>>続きを読む
予想つかない展開だったので、えええそうなっていくのかと驚いた。
よくできたサスペンス、後味の悪さも良い。
キムタクもニノも演技は上手。ただ上手なのが鼻についた。キムタクは格好つきすぎていて、キャラクタ>>続きを読む
とても良い映画だった。
こういう不器用そうな主人公が、何かの琴線に触れて心変わりしていくさまはなぜか泣かされる。そして途中のハラハラ感、ラストの爽やかさ、頭からつま最後まで映画としての完成度が高かった>>続きを読む
役所広司の演技は、タメが良い。
もうさすがです。
福山雅治の演技が迫ってこないのは、この際、別にいい。司法制度の内実をきな臭く描けている点は評価できる。
ただ、ストーリー展開とゆうか動機がわかりやす>>続きを読む
いわゆる胸糞映画にわけられるであろう作品。一人ひとりの証言から真実に迫っていく構成は、それぞれの人物像をよく描いているし、ギリギリのところで付いていけるのでよくできた脚本だと思った。
真相が明かされ>>続きを読む
スコア10.0!!!観るべし観るべし観るべし!!!!
と、レビューした。と、いうのも多くの人が考える通り、ネタバレなしで驚き倍増、感動マシマシだと思ったから。ただちらちらとレビューをざっと見たり、ネ>>続きを読む
そこまで期待していなかったけど面白かった。
最初は、あのフェイスブックのルーツをたどるには、最初から最後までスケールの小さなところでストーリーが展開しているなと気になった。ただ振り返って考えれば、それ>>続きを読む
ピール2作目。人間の内面をどう描くかは映画の出来を左右する。シナリオありきな映画なのに、ちょっと強引に辻褄合わせすぎかなとも思う。ネタが少ない。
これがデビュー作なら話題にもなるな。黒人風刺を絶妙に織り交ぜながら進めていくサイコスリラー。上手だな、と。
このレビューはネタバレを含みます
UFOかと思ったら宇宙生命体w
順番通りピール作品を観て、ここにいたる。
ふつうに観ただけでは分からないことが多く、考察サイトをみてイチイチ合点がいく。なるほど動物と人間とかね。でもそうしないと楽しめ>>続きを読む
グランド・ブタペスト・ホテルにつづけてこちらを観賞。さすがのさすがにアンダーソン監督のスピードが速すぎて振り落とされる。ここまでいくと悪い意味で脳みそが痺れてしまった。2度見ればいいのかもしれないけど>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの世界観を堪能。
スピード感に慣れるのに必死だけど、悲しみも凄惨さも、乾いたユーモアに転換していって最後まで突っ走っていくアンダーソンワールドに驚愕。
あのシーンってなんだったんだ>>続きを読む
バイオレンス映画。
なるほど、たしかにさまざまな映画やヒップホップのルーツになりそうなカルト感はある。でもやっぱり主人公が粗野で観てて疲れちゃう。まあスッキリするけど。
不思議な映画。
消えたお母さんと、入れ替わるように現れる自分と瓜二つの少女。
ようするにお母さんなのだけど、いちいち驚くこともせず、あたりまえのように主人公の女の子は受け入れていって、交わし合う。余計>>続きを読む
繊細繊細。いったいどこで恋愛関係にむすびついたんだろう、と。
でもそれぐらいデリケートで奥のほうで交わさないとハードルが超えられないのかも。そういう時代感覚と恋愛観を秀逸に描いている。
この監督はすご>>続きを読む
有名なロシアンルーレットのシーンは緊迫感が想像以上。いまでも十分新しい。
マイケル (ロバート・デ・ニーロ演ず)の性的指向の微妙さが上手に描かれている。まあ色褪せない傑作。
名画なんだろうけど、まあ同時代的にみないとそこまで良さがわからないかもなあ。とはいえベトナム戦争の傷が、まわりまわってこういった人格をつくりあげる、という例としてはよく描けている。教養のなさと職業格差>>続きを読む
ジョーカーの元ネタ。一度観たら忘れられないインパクト。でもしつこいから二度は観ない。
タクシードライバーとちょうど裏返しのストーリー。
良い意味で不可解な映画。トミー・リー・ジョーンズの立ち位置が成功の秘訣。すべての事件や出来事が、説明がつくものとは限らない。これまでの価値観では図り難いごとが平気で起きうるというグロテスクな未来の予感>>続きを読む
ヒース・レジャーの朴訥とした話し方が、不器用なカウボーイまさしくあらわしている。