けあれすみすさんの映画レビュー・感想・評価

けあれすみす

けあれすみす

愛の渦(2013年製作の映画)

-

ハードな描写がずっと続くのかと思いきや、人間関係の描写もかなり丁寧。人間の黒い部分が濃縮されたような作品で結構見応えがありました。

池松さん&麦さんは達者すぎる。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

-

見えないものに対する軽視と、過剰な危機感。

コロナウイルスを端緒として、日常生活には目に見えない、理由がない、存在を証明できないものってたくさんあるよなーと実感させてくる。それらに対する価値観は人そ
>>続きを読む

本心(2024年製作の映画)

-

怖い。
少子化や経済だけではなく、デジタル技術も社会を大いに揺るがすかもしれない、という不安。

デジタル技術の発展で、AIが存在感を増し、人間がさらに暴走する。

AIは人間の本心を反映できるのか、
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

-

ちひろさんも、ちひろさんの周りの人も、お互いにちょっとずつ影響を与えて、救いあっている。

ちひろさんのあっけらかんとした感じがいいな〜と思って見ていましたが、それはさまざまな経験があってのこと。いず
>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

-

Netflix配信終了前になんとか。

チャカとシャブどっちもダメでしょう。

人を狂わせるものってこの世に沢山あるな〜と思いました。

まる(2024年製作の映画)

-

終始口角が上がりっぱなし。期待値超えてきた…!!


まるは永遠。
ただただ奇妙な現象が起きるだけではなく、無常感や仏教の考えがベースにあるため、メッセージ性も強い。

永遠は有限な人間にとっては無意
>>続きを読む

プラットフォーム2(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

まさか続編が来るとは…

前作は穴のシステムの斬新さでかなり楽しめたのですが、今作はそこに新鮮味がない分、秩序の維持と反発が話の主体+暴力描写多めに。

最後は前作からの謎がちょっと解けたかな。
座布
>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

やっと見られましたぁぁ

前作「人数の町」の、人間を人数として運用するという設定が非常に興味深かった、荒木伸二監督の最新作。
今回もSF×社会性という公式が遺憾なく発揮されていました。

かなりネタバ
>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

-

生きちゃった、ってどういう状態なんだろう、と考えながら見ていました。

主人公に次々と災難が降りかかってきますが、腐らず生活し、なんとか言葉にしようとする姿が、生き「ちゃった」姿だとは個人的には思えま
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

-

子どもに幸せになってほしい。
それだけで、迎える大人たちは、過去を忘れ、前向きに生きていけるわけではない。
産まれるまでの経緯や、誰かの思いを一生背負いながら、生きていくしかない。

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

これは今年ベストかも。

まずはストーリーから。
登場人物全員が繊細で、素直な心を持っているからこそ、少しの綻びで、崩れていってしまう。しかし、全員の心の中にその経験が刻まれて、より美しい心が育ってい
>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

河合優実さんに振り回されずにはいられない。


彼氏を掛け持ちし、片方を突然捨て(冷蔵庫をちゃっかりいただいていくのが合理的)、正論を言ってしまったが故に仕事をクビになり、喧嘩をしまくるカナ。
はっき
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

-

約6年ぶりの鑑賞。改めて見ると話のまとまり、美術の作り込みに圧倒されてしまう。

産んだから、血が繋がっているから、という理由で形を成している家族が幸せだとは限らない。強すぎる期待や責任がない緩やかな
>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

どひゃー面白い。なぜこのユニバースにはこんなにも引き込まれるのか。


労働に見合った報酬が支払われているのか?
心身が消耗してはいないか?
利益より安全や高品質を優先することはできないのか?
人の命
>>続きを読む

AWAKE(2019年製作の映画)

-

最近若葉さんブーム到来中ということで鑑賞。

人間らしい友情や嫉妬といった感情が将棋ソフトの発展のモチベーションになる、という一見矛盾した構図。人間の知能の敗北とかAIに対する恐怖などといった既存の議
>>続きを読む

弱虫ペダル(2020年製作の映画)

-

自転車に乗っている描写が多く、見ていて爽快。スピード感の演出はうまいなと思った。

個人的には坂東龍汰さんがいて歓喜。今後の活躍が楽しみ。

永瀬廉の足が壊れなかったことを祈ります…

葛城事件(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ただただ圧倒された。

「人3人殺したら結婚して家族になってくれるか?」
このセリフに全てが詰まっている気がする。

街の上で(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

長らく寝かせておいたこの作品。あまりにも面白かった!!!

まず物語のまとまり、月並みな言葉で言えば伏線の回収が見事。間宮とかお巡りさんの使い方がいい。ところどころ滑稽なポイントがぬるっと現れることで
>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

コナン映画初鑑賞。

ストーリーがわかりやすく、コナンを全く知らない自分でも大いに楽しめた。アクションのクオリティも高く、ハラハラドキドキして見飽きない。毎年この質で映画を作っているという事実は、まだ
>>続きを読む

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

-

沢尻エリカがあまりにもハマり役すぎる。

蜷川実花さん監督ということで、色遣いは見ていてとても楽しかった。

12年前の作品だからですが、女子高生がギャル。もはや懐かしい。

花腐し(2023年製作の映画)

-

リンリンは一体何者だったのか。

地元でロケしててエンドロールで興奮してしまいました。

関心領域(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

怖い、憤るよりも先に「絶句」。

日常のすぐそばで大量虐殺が行われているにも関わらず、満ち足りた生活を送ることができるのがおかしい。よく庭に温室とかプールを作れるな…
1番この環境に飲まれていたのは所
>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

-

日本で初めてインティマシー・コーディネーターさんが参加した作品。性描写がかなり多かったので、第三者の目があったことは本当に良かったと思います。

ロードムービーとしては、ずっと景色が綺麗で見応えがあり
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

-

短時間でスッキリまとまっていて面白い!!!

あんだけ嘘ついたり、停学になってもマイペースに生きていけるレディ・バードが羨ましい。

異人たち(2023年製作の映画)

-

人間の寂しさ、胸に残る「しこり」を丁寧に描いている。
そのしこりをこれ以上大きくしないようにしよう、そんなセリフが印象的。辛い現実は消えない、それが覆ることもない。ただ、誰かの手を借りながら受け止めて
>>続きを読む

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

-

ふたりの周りの大切な人が、みんないい人でよかった。

町田啓太の独特な存在感が好きです。

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

-

公開時すぐ観に行きました。
ドラマリターンズもめちゃめちゃ面白かったです。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

-

安定の穏やかさでございます。ほっこりする。

ドラマ版、原作既刊全巻見ています。

ドラマより時間に余裕があるおかげで、この作品で大切な料理や会話シーンを丁寧に描いていたのがよかったです。この作品は、
>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

-

以前から本屋で見て気になっていた「変な家」。怖いという情報だけを入れて鑑賞しました。

前半は家の間取りについていろいろ推論を立てる段階で、少し単調な印象を受けました。後半は打って変わってガッツリホラ
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

朝イチIMAX行ってきました!!!

すごい。本当に映画というものを体感した感じ。

前作よりさらに美しく、綿密になった映像。音響もズドンと重さを感じます。
映画鑑賞のひとつの目的は、現実にない世界に
>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

生きていくうえで恋愛というものは避けられないのか。
このテーマに真っ向から向き合った作品でした。

途中、主人公の佳純がオリジナルデジタル紙芝居を上映するシーンで、地方議員候補の人が、
「大人だから多
>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

-

藤井作品オールスターズ!!!が大集合。キャストの皆さんの心意気が伝わってきました。

気になった点としては、
死後の一時的な世界にいる人たちは、未練がなくなれば天に昇っていくのですが、そのお迎えが来る
>>続きを読む

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アニメシリーズの時からものすごいスピード感、迫力、演出でこれは映画館向きだ!!!!と思っていたハイキュー。

最高だああああ!!!!!!
筆舌に尽くしがたい。これは映画館、それもなるべく大画面で観た方
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

面白い!!!
設定が君の名はよりすんなり入ってきた。

明るい未来を期待すること、それが生きていく希望なのだと感じた。

新海作品、安定の素晴らしい映像の美しさでした。