candydandy2507さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

candydandy2507

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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

親子で何回も見た。好きな台詞は、もちろん「バルス!」とドーラおばさんの「ごめんよ。情けないじゃないか、さんざん苦労してこれっぱかしさ」。ジブリ映画、ディズニー映画、手塚映画…。今の子は幸せだ。これらが>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.5

生きている森田芳光監督は見られないけど、生きている松田優作と伊丹十三は見られる。宮川一朗太、由紀さおり。目玉焼き、今でもたまにチュウチュウして食べている。みな、怪演。森田芳光恐るべし。

月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

4.0

崔洋一監督。公開当時映画館で見た。岸谷五朗とルビー・モレノをはじめ、キャラクターがそれぞれぶっ飛んでいて愉快だったなあ。在日をも含めた外国人の労働者?たちの話でもあり、ある意味、近未来的映画だったのか>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

朝井リョウ原作。神木隆之介、東出昌大、前野朋哉、橋本愛、山本美月、松岡茉優など、その後活躍する若手俳優が目白押し。このうち「桐島」を演じたのは誰でしょうか。答え、言わない。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

マーチン・スコセッシ監督。ロバート・デ・ニーロ。ジョディ・フォスターも出てる。ベトナム戦争帰りの男が、大都会で孤独と絶望に苛まれ、しだいに、狂気は爆発へと向かう。高校の時に見て、すごい衝撃だった。
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

ロマン・ポランスキー監督。実話に基づく。生きることを簡単に諦めてはならない。どうにかして生にしがみつくこと。戦争、差別、ホロコースト、破壊、飢餓…。人があっけなく殺されていく時代。それでも生きる。そん>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

息子にすすめられて見た。マシュー・マコノヒー。アン・ハサウェイ。娘が自分より老けているって、想像しがたい。我が家の本棚から本が落ちたら注意!この映画は是非映画館の大スクリーンで。人類、親子、科学、未来>>続きを読む

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.5

警察の腐敗モノ。ラッセル・クロウ。ケヴィン・スペイシー。すごい充実感。膝の上あたりがじっとりと重くなる、そんな感じ。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.5

さすが、ヴィム・ヴェンダース監督。ベルリンの叙事詩。構図が素晴らしい。詩的な脚本も。見ながらメモをたくさん取る、小説を書きたくなる。こんな天使、ベルリンならいてもおかしくないような気がする。ベルリンは>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

高校時代に見て、先日また見直した。ロス・フォアマン監督。ジャック・ニコルソンが若いし、すごい。圧倒的な出来映えで最後まで目が離せない。ところで、オレはどっちサイドだ。
(映画とは関係ないけど、ギリギリ
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

4.0

矢口史靖監督。上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカなど。若いときに見てたら、ブラバンか吹奏楽部に入ってたね、絶対。それくらい楽しい映画。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.0

川島雄三監督。若尾文子が素晴らしい。今で言うファム・ファタルだね。画面もめちゃくちゃスタイリッシュ。日本で?1962年?信じられない。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

5.0

川島雄三監督。フランキー堺。日本映画の至宝。落語の「居残り佐平治」「品川心中」「三枚起請」などを翻案。口八丁手八丁のフランキーはまさに適役。素晴らしい。遊郭の群像劇としても楽しく面白い。パワフル。
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GO(2001年製作の映画)

4.0

「国境線なんか、俺が消してやるよ」だもんね。窪塚洋介が神がかり。根深く残る差別、偏見の中を体張って生きてる。行定勲監督。「パッチギ!」もいいですよ。こっちはあの井筒監督だけどね。

パッチギ!(2004年製作の映画)

5.0

井筒和幸監督。在日の若者たちの半端ない苦悩と底知れぬパワー。イムジン河のみならず、川が象徴的な役割を果たしている。沢尻エリカがめちゃくちゃかわいい。大事に育てたい女優(だったのに、もったいない)。大切>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

黒澤明監督。三船敏郎、仲代達矢、ともに若い。とぼけた感じのシーンも結構あり、時代劇ながら不思議に楽しい映画。果たし合いの血しぶきも、どこか「た~まや~!」って感じさえしてくる。時系列的には逆になるが、>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.5

言わずと知れた黒澤明監督。三船敏郎もかっこいい。早口で聞き取れないところもあるが、カメラワークを、画面の迫力を楽しめばいい。世界中の映画人に影響を与えたらしい。この土着性のうちに、実は普遍性があったと>>続きを読む

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

5.0

クロード・ルルーシュ監督。原題は「les uns et les autres」(「人それぞれに」ほどの意味か)。フランス、ソビエト、アメリカ、ドイツと、第二次世界大戦を挟んでダンサーや音楽家などの4人>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0

ジーン・ハックマン。今調べてみると、アメリカの背骨に関わるような問題作、話題作にたくさん出ていますね。これもその一つ。いわゆる刑事物の原型のよう。「ポパイ」。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

スピルバーグ監督。「激突」からの流れだね。こんなに大監督になるとは思わなかった。高校の時に公開。たかが(!)サメの映画、そんなの誰が見るの?って思ってたら大評判。担任の先生も朝のホームルームで「ジョー>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.0

アンジェイ・ワイダ監督。主役は、ズビグニエフ・チブルスキー。何度覚えても忘れる名前。初めて見たときは内容がよく分からず表層的反応。たとえば、あのサングラスがかっこいいとかね。歴史的に何度も大国によって>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

野球が好きな人に。是非日本版を作って欲しい。巨人のV9あたりからは分かるので、できたらその前、せいぜいV9と同時代の選手まで。いや待てよ、シューレス・ジョーみたいに死んでなきゃだめか。
田んぼや小麦畑
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.5

アラン・パーカー監督。ジーン・ハックマン。アメリカ南部、がっちがちの信じられないような人種差別が普通にあった時代、例のKKK対FBIの構図。これは近未来ならぬ近過去の黒い歴史。ジリジリと重くやるせない>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.0

原題は「Jules et Jim」。邦題、すごい!この邦題の隠れた主語を敢えて書くとしたら、「愛の衝動」あたりかなあ。フランソワ・トリュフォー監督。ジャンヌ・モローを中心にした三角関係。「冒険者たち」>>続きを読む

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.5

アフリカの内戦の話。「内戦」ほど不合理で不幸なことはない。ツチ族とフツ族の徹底的な憎しみ合い。そして残虐かつ非道。われわれはどこに、どんなふうに、どこまで関与できるのか。いろいろ考えさせられる映画。

キリング・フィールド(1984年製作の映画)

4.5

息子がまだ中学生か高校生の頃家でいっしょに見た。クメール・ルージュとかよく分からなかったと思うけど,すごく感動、興奮していた。友達にもすすめていたはず。
ナチスはユダヤ人を600万人殺した。ポル・ポト
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

スタンリー・キューブリック監督。ピーター・セラーズ主演。名演。黙っているのに愉快。重いテーマをふざけ倒す小気味よさ。「DR. STRANGELOVE なんちゃらかんちゃら」が原題。だから、邦訳は誤訳な>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

その手は食わないぞ、そう思いつつ、よくできていていつも泣いちゃう。でも、お父さんも偉いけど、何よりもまずナチスが血も凍るほどの極悪だったということ。ホロコースト。ユダヤ人というだけで600万人を殺した>>続きを読む

グッドモーニング・バビロン!(1987年製作の映画)

4.0

全編映画へのオマージュ。グリフィスの「イントレランス」の巨大セットに携わったイタリア人兄弟の話。運なるかな命なるかな、それを運命と言う。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.5

古き良き時代の大人のおとぎ話。フランク・キャプラ監督。どこか、落語の「芝浜」を思わせるような、幸福な余韻。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.0

ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン。一人でも孤独だけど、二人でも孤独。金もコネも教育もない。この大都会でどうやって生きていけばいいのだろう。ネットはおろか、携帯もない時代。裏社会の端っこの端っこに>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

最初のシーンを見ただけでイカれてしまい、その時点でもう5点満点で5点!
ライアン・ゴスリングはよく分からない。あの顔で(?)問題作や話題作に出ていますね。「タイタンズを忘れない」、「完全犯罪クラブ」、
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.5

フランソワ・トリュフォー監督。全編映画へのオマージュ。編集のヤン・ドゥデ(日本では普通デデ)さんとひょんなことから知り合いになり、高田馬場の焼き鳥屋で仲間と飲んだことがある。おすすめの映画をリストアッ>>続きを読む

狂った果実(1956年製作の映画)

4.5

中平康監督。石原慎太郎原作。石原裕次郎、北原三枝、津川雅彦、岡田真澄。とにかくみんな若くて、早口!なんて言うか、「あんちゃん」言葉が滑稽ですらある。でも全編、最後のシーンまでエネルギッシュ。今と違って>>続きを読む

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

4.0

ジャン=ジャック・ベネックス監督。本来、恋愛とはこれくらい苛烈で激烈なものでなければならないのか。誰だったか、インタビューで、将来演じてみたい役柄は?とか聞かれて、阿部定や竜馬の妻おりょうに加えて、「>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

ルネ・クレマン監督。ナルシソ・イエペスのギター。辛い戦争映画。地元の農家の子ミッシェルと孤児となったパリの幼女ポーレット。ハエが入ったミルクなど飲めない。「死」とは何かもよく分からない。戦火をよそに二>>続きを読む