チャックンさんの映画レビュー・感想・評価

チャックン

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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.2

キャプテンアメリカの新作。
ヒーロー物としてもマーベル作品としても非常に面白く楽しく観ることができたのですが、
それはヒーロー作品としての及第点は達しているというレベルであり
無難に見せ場を作り仕上げ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

NIKE(ナイキ)の革新的スニーカー「エア・ジョーダン」が出来るまでを描いたサクセスムービー
この事実を映画として面白くドラマ化している
当時(1984)の再現とサントラも良いです
当時、「バッシュ」
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8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.5

新型コロナ禍の外出自粛要請を受け、動画サイトで立ち上がった「カプセル怪獣計画」の番外編の映画
岩井俊二が監督し、斎藤工が主演を務める

不必要な外出が出来なかった当時、
「シン・ウルトラマン」の監督や
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

耳の不自由な主人公の物語であるのに、あえて大きめの生活音
冒頭生活音に始まり、エンドロールの時も生活音という徹底ぶり
主人公は岸井ゆきのさんボクシングの練習風景含めリアルに徹しておりました
ロケの下町
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宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)

3.3

怪獣特撮物としてみると非常に地味な作品になりますが
SFベースの活劇スパイものとして見ると異色ではありますが楽しい作品だと思います
ダイヤをめぐる攻防や妖艶な若林映子
そして個人的にはこのダイヤ強盗団
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ソウX(2023年製作の映画)

3.6

人気ホラーシリーズの10作目
序盤はジョンが本当に弱弱しい爺さまみたいで観てられないほどだが
ジグソウとなってからの彼の妖しさはさすが
ライバル的な非常に悪い奴が現れ、続編の臭わせが多く感じられました
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故郷(1972年製作の映画)

3.9

山田洋次監督の「家族」に続く民子三部作の2作目
「家族」につづき、リアリズム調の作品
70年代の公害問題や過疎化の問題
素晴らしい故郷の海や空を見せていながら社会派の監督のメッセージが前面にでてきてい
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ある男(2022年製作の映画)

3.2

石川慶監督の人間ドラマ
事故で亡くなった夫が、実は別人を偽って生きていた。
夫の男はなぜ別人として生きなければならなかったのか、弁護士の妻夫木聡が調査する物語

身近の人間が誰なのかもわからないという
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺 狂の章(2025年製作の映画)

3.8

初上映となる「呪いの秘密結社集会」に参加し鑑賞してきました
本作は配信も始まっていましたが、こちらが初見でした。

1本目は珍しいボーイズラブ系ホラーだがドロドロ三角関係愛憎劇にもなっている意外にまと
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あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「ルパン三世」の峰不二子の1stシーズンOPの元ネタであるコスチューム
そして60年代ぽいサイケ映像。
ロマンス映画ぽい邦画タイトルに騙されないよう、しっかりカルトな作品でした。

ただ一人の女性が国
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.5

ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・主演をこなす人間ドラマ
ルーマニアを旅しているようにも思えるお得作品
従兄弟の2人の関係性と性格の凸凹さがよいです
キーラン・カルキンの日常が謎のままなのが作品の
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.0

藤井道人監督の恋愛ロードムービー
物語は王道的でもありよいと思いますが後半がちょっと、とっ散らかってる印象

前半の台湾パートと、トンネル抜けると雪国シーンはとても良いでした

脚本         
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.9

黒沢清監督と菅田将暉の初タックによるクライムムービーの様相でありながら、痛烈なネット社会批判をしている
特に後半はネット社会を揶揄するような非現実なことが起きてくる
顔の見えない攻撃してくる他人に、親
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オイディプスの刃(1986年製作の映画)

4.1

当時映画館で鑑賞
古尾谷雅人、京本政樹の熱のこもった演技は必見
それと日本刀の鈍く光る美しさがとてもよく映し出された映画でもある
「戦メリ」の撮影監督の成島東一郎、唯一の監督作
ちょっと芝居臭いところ
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.5

松田優作が脱アクションとして本作の撮影中に意見を述べたため、アクション大作として製作していた角川春樹が試写でブチ切れしたという逸話のある作品
初見では同じくアクション物として見てるので、少ないアクショ
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

デヴィッド・リンチ監督追悼の意も込め「ブルーベルベット」同様久しぶりに鑑賞
評価的には以前見た時とさほど変わらないのだが今回感じたのはカルトなアート的作品を撮る監督の中では都会的なクールさは無く、どこ
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ブルーベルベット 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

3.8

今回久しぶりに観返してみた

当時はまだかろうじて十代だった私には刺激が強すぎましたw
デニスホッパーが本当に怖くてしょうがなかったのを記憶している
本気でこの人はヤバいんじゃないかと思わせるほどのキ
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凶弾(1982年製作の映画)

3.2

実際の事件「瀬戸内シージャック事件」を題材にした犯罪映画
石原良純のデビュー作で当時話題になりました
前半はちょっと青春映画ぽく違和感があるが後半はクライム物にしっかりシフトされる
久しぶりに観返して
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VIRUS ウィルス:32(2022年製作の映画)

3.6

アルゼンチン=ウルグアイ産の感染ホラー映画
ある行為で感染者たちが32秒間、動けなくなるという奇妙な「32秒ルール」が存在する作品
作品自体は重厚な人間ドラマを構築していきドップリはまりそうな物語であ
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺 念の章(2024年製作の映画)

3.2

藤井秀剛監督が手掛けたホラーオムニバス第2弾
1発目「苦魔人形」からJホラーとしてなかなか面白く出来ているがちょっとあっさりめ。
2発目「マッチングアプリの女」が個人的には1番好きかも
3発目「樹海で
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.1

クリントイーストウッド監督の「罪と罰」
そして本当の正義を問う
ニコラス・ホルト主演。競演にトニ コレットにJKシモンズという通好みの陣容
法廷物は当たりが多いというイメージありますが本作もドラマ性が
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

ライアン・ゴズリングがスタントマン役の爽快アクション映画
全編にスタントアクションと映画ネタの小ネタがちりばめられている
頭空っぽにして楽しめる作品

脚本          3.0
アクション   
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.6

蛇拳のスタッフ、キャストとほぼ同じで製作された姉妹作
酔拳のほうが日本では先に公開される
こちらのほうがコミカル度がアップし楽しい
こちらもユエン・ウーピンが監督されており、老師役も同じくユエン・シャ
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スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)

3.5

世界的アクションスター、ジャッキーチェンのブレイク作品
日本では「酔拳」が先ですが本国香港の公開は此方が先
名匠ユエン・ウーピンの初監督作でもある
彼の作り出したコミカルカンフーとジャッキーの天性の明
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

スティーブンスピルバーグ監督を世に知らしめた作品としてあまりにも有名
作品の完成度がヤバい。
サメ退治というシンプルなストーリーの中にしっかりと起承転結がある
つまりとても丁寧に作品を1つの映画作品と
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.0

トビー・フーパ―監督ご自身による正当な続編
どうもキャラクター重視になり、同監督の「ファンハウス 惨劇の館」を合わせたような作品
コメディとして観るものなのかお祭り映画として見るべきか、どちらにせよレ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.3

監督のトビー・フーパ―曰く、2度と撮れない作品とおっしゃっていた通り唯一無二の恐怖体験映画
続篇として後に制作された作品はキャラクター重視のもとになりました

前半がレザーフェイスのキラーぶりの怖さを
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.0

70年代のアメリカをひた走るアメリカンニューシネマの傑作
車はダッジ “チャレンジャー” R/T マグナム
唐突なラストのに向け走る主人公のタフガイ、コワルスキー
カーアクション映画でありながら男のロ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.6

オカルトホラーの古典ともいえる作品
なんといっても首チョンパが有名で当時もCMや宣伝で映像や写真が使われていました
個人的には以前に暗いブラウン管のテレビで観たときがリアル感があり一番怖かったかな
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

リドリースコット監督の出世作となったSFホラー映画の古典
リドリースコットのビジュアルの見せ方に
カルロ・ランバルディの洗練された特殊メイク、
ダン・オバノンの神シナリオ
エリアン等のギーガーのデザイ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.2

ジェームズキャメロン監督とシュワちゃんのの出世作
本作はこの設定の良さとアクションのカッコよさ、
これが上手い具合にかみ合っている
ストーリーにぐいぐいのめり込ませながら、
テンポよく、見栄えのあるシ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.1

奇才テリーギリアム監督のニューヨークを舞台とした現代ファンタジー
深い傷を持つロビン・ウィリアムズ演じるバリーの見える世界
内容は寓話的であり、現実世界とギリアム監督の世界観の融合が面白い
個人的には
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.1

近未来のディストピアな世界のSFバイオレンス映画
本作はアメリカンニューシネマのリアルさと虚無感に対し
カウンターとして創造物やアートなクリエイティブなものにあふれた映像を作り人間性や人間の持つ狂暴性
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

デニーロ&スコセッシの至高の闇(病み?)映画
幻想的なニューヨークの街を走るイエローキャブの運転手、トラヴィス・ビックルの物語

トラヴィスは確かに人に対し見下すところもあり、独りよがりの偏った正義を
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ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ(2024年製作の映画)

3.9

U-NEXTにて鑑賞
高石あかりと伊澤彩織。
ちさととまひろの尊さがわかるドキュメンタリー
貴重で過酷なメイキング映像とともに2人がお互いをリスペクトしているのがエモい

映像         3.3
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

カレン・ギラン主演の殺し屋ガンアクション映画
「キル・ビル」好き寄っといで映画でもある
しかしクールな女殺し屋ではなかなか感情移入が難しく、せめて復讐劇にくらいはしてほしかったかも
物語的には中盤もた
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