チャックンさんの映画レビュー・感想・評価

チャックン

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オイディプスの刃(1986年製作の映画)

4.1

当時映画館で鑑賞
古尾谷雅人、京本政樹の熱のこもった演技は必見
それと日本刀の鈍く光る美しさがとてもよく映し出された映画でもある
「戦メリ」の撮影監督の成島東一郎、唯一の監督作
ちょっと芝居臭いところ
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.5

松田優作が脱アクションとして本作の撮影中に意見を述べたため、アクション大作として製作していた角川春樹が試写でブチ切れしたという逸話のある作品
初見では同じくアクション物として見てるので、少ないアクショ
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

デヴィッド・リンチ監督追悼の意も込め「ブルーベルベット」同様久しぶりに鑑賞
評価的には以前見た時とさほど変わらないのだが今回感じたのはカルトなアート的作品を撮る監督の中では都会的なクールさは無く、どこ
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ブルーベルベット 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

3.8

今回久しぶりに観返してみた

当時はまだかろうじて十代だった私には刺激が強すぎましたw
デニスホッパーが本当に怖くてしょうがなかったのを記憶している
本気でこの人はヤバいんじゃないかと思わせるほどのキ
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凶弾(1982年製作の映画)

3.2

実際の事件「瀬戸内シージャック事件」を題材にした犯罪映画
石原良純のデビュー作で当時話題になりました
前半はちょっと青春映画ぽく違和感があるが後半はクライム物にしっかりシフトされる
久しぶりに観返して
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VIRUS ウィルス:32(2022年製作の映画)

3.6

アルゼンチン=ウルグアイ産の感染ホラー映画
ある行為で感染者たちが32秒間、動けなくなるという奇妙な「32秒ルール」が存在する作品
作品自体は重厚な人間ドラマを構築していきドップリはまりそうな物語であ
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺 念の章(2024年製作の映画)

3.2

藤井秀剛監督が手掛けたホラーオムニバス第2弾
1発目「苦魔人形」からJホラーとしてなかなか面白く出来ているがちょっとあっさりめ。
2発目「マッチングアプリの女」が個人的には1番好きかも
3発目「樹海で
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.1

クリントイーストウッド監督の「罪と罰」
そして本当の正義を問う
ニコラス・ホルト主演。競演にトニ コレットにJKシモンズという通好みの陣容
法廷物は当たりが多いというイメージありますが本作もドラマ性が
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

ライアン・ゴズリングがスタントマン役の爽快アクション映画
全編にスタントアクションと映画ネタの小ネタがちりばめられている
頭空っぽにして楽しめる作品

脚本          3.0
アクション   
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.6

蛇拳のスタッフ、キャストとほぼ同じで製作された姉妹作
酔拳のほうが日本では先に公開される
こちらのほうがコミカル度がアップし楽しい
こちらもユエン・ウーピンが監督されており、老師役も同じくユエン・シャ
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スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)

3.5

世界的アクションスター、ジャッキーチェンのブレイク作品
日本では「酔拳」が先ですが本国香港の公開は此方が先
名匠ユエン・ウーピンの初監督作でもある
彼の作り出したコミカルカンフーとジャッキーの天性の明
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

スティーブンスピルバーグ監督を世に知らしめた作品としてあまりにも有名
作品の完成度がヤバい。
サメ退治というシンプルなストーリーの中にしっかりと起承転結がある
つまりとても丁寧に作品を1つの映画作品と
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.0

トビー・フーパ―監督ご自身による正当な続編
どうもキャラクター重視になり、同監督の「ファンハウス 惨劇の館」を合わせたような作品
コメディとして観るものなのかお祭り映画として見るべきか、どちらにせよレ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.3

監督のトビー・フーパ―曰く、2度と撮れない作品とおっしゃっていた通り唯一無二の恐怖体験映画
続篇として後に制作された作品はキャラクター重視のもとになりました

前半がレザーフェイスのキラーぶりの怖さを
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.0

70年代のアメリカをひた走るアメリカンニューシネマの傑作
車はダッジ “チャレンジャー” R/T マグナム
唐突なラストのに向け走る主人公のタフガイ、コワルスキー
カーアクション映画でありながら男のロ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.6

オカルトホラーの古典ともいえる作品
なんといっても首チョンパが有名で当時もCMや宣伝で映像や写真が使われていました
個人的には以前に暗いブラウン管のテレビで観たときがリアル感があり一番怖かったかな
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

リドリースコット監督の出世作となったSFホラー映画の古典
リドリースコットのビジュアルの見せ方に
カルロ・ランバルディの洗練された特殊メイク、
ダン・オバノンの神シナリオ
エリアン等のギーガーのデザイ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.2

ジェームズキャメロン監督とシュワちゃんのの出世作
本作はこの設定の良さとアクションのカッコよさ、
これが上手い具合にかみ合っている
ストーリーにぐいぐいのめり込ませながら、
テンポよく、見栄えのあるシ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.1

奇才テリーギリアム監督のニューヨークを舞台とした現代ファンタジー
深い傷を持つロビン・ウィリアムズ演じるバリーの見える世界
内容は寓話的であり、現実世界とギリアム監督の世界観の融合が面白い
個人的には
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.1

近未来のディストピアな世界のSFバイオレンス映画
本作はアメリカンニューシネマのリアルさと虚無感に対し
カウンターとして創造物やアートなクリエイティブなものにあふれた映像を作り人間性や人間の持つ狂暴性
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

デニーロ&スコセッシの至高の闇(病み?)映画
幻想的なニューヨークの街を走るイエローキャブの運転手、トラヴィス・ビックルの物語

トラヴィスは確かに人に対し見下すところもあり、独りよがりの偏った正義を
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ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ(2024年製作の映画)

3.9

U-NEXTにて鑑賞
高石あかりと伊澤彩織。
ちさととまひろの尊さがわかるドキュメンタリー
貴重で過酷なメイキング映像とともに2人がお互いをリスペクトしているのがエモい

映像         3.3
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

カレン・ギラン主演の殺し屋ガンアクション映画
「キル・ビル」好き寄っといで映画でもある
しかしクールな女殺し屋ではなかなか感情移入が難しく、せめて復讐劇にくらいはしてほしかったかも
物語的には中盤もた
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スマイル(2022年製作の映画)

4.1

笑った顔が感染し死に追いやるホラー映画
怖がらせ方に関して久々の正当ホラーの傑作と言えるんじゃないでしょうか
笑った顔の不気味さは表情が固まったままであることでピエロの怖さを感じさせます

ストーリー
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.3

フランス発のタイムリープ物のスリラー作品
かなり内容的にはディープなストーリーになっている
村社会、いじめ問題、LGBT、過去の贖罪など問題提起された作品でありましたが、ちょっと首をかしげるとこも正直
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

マーベル映画の人気作の3作目
この宇宙の荒くれものたちの映画で泣けるとはと思うほどに最終作にて泣ける作品になっている
マーベル作品の中でもトップレベル的に面白く完成度が高かったかと感じました

脚本 
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サチコの幸(1976年製作の映画)

3.5

赤線地帯のある頃の新宿二丁目を舞台とした上村一夫原作の劇画を映画化
戦後間もない昭和26年ごろが舞台となっており、まだまだ問題を抱えた日本を映し出しているが、どこかさわやかさのある不思議な作品となって
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

デイミアン・チャゼル監督の1920年代のハリウッドを描いた大作映画
マーゴット・ロビーにとって過酷な撮影だったかもしれないが非常に彼女が良いでした

それから本作はは「雨に唄えば」のオマージュといえる
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トロメオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.5

ジェームズ・ガンの初監督作(クレジットはなし)
許されない愛には色んな愛がありそんな愛こそ盛り上がる
ゲイ、レズ、ショタコン、親近相姦に、DV、フリークスと
ありとあらゆる愛情表現を「ゆるされない愛」
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リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

2.8

カルト映画「アタックオブザキラートマト」の続篇
前作のノリはそのままでちょっとだけ予算アップしてそうな出来
前作好きならと合わせてどうぞ

前作同様・・・
脚本          3.0
演出    
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.8

アメリカ生まれの伝説のカルトコメディ
ホラーコメディと思いきや、スパイ映画の様相がある
チープで自主映画なノリは何ともしがたいのですが、クセになる面白さがある作品です
愛ある低評価w

脚本     
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遠雷(1981年製作の映画)

4.0

中ボーの頃、この映画の石田えりさんが男子の間で話題となりました
みなあの頃「あんな彼女がほしい」と本作を見て思ったものです
パンチを当ててギラギラしている青年、主人公の永島敏行も良い。

脚本    
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.1

DCコミックのザ・フラッシュの冠映画
DCのキャラクターを昔のを引っ張り出したり、小ネタを出すのも楽しいですがまずは「ザ・フラッシュ」のキャラクターで楽しみたく思います
もう少しアクションもあっても良
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夢で逢いましょ(1962年製作の映画)

3.7

中尾ミエ主演。当時の渡辺プロ(ナベプロ)総出演のミュージカル映画
中尾ミエさんヒロインの上京してからデビューするまでの物語
当時の芸能プロでは歌手としても人間としても1人前に育て上げてからデビューさせ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.4

本作は映画館で鑑賞しました
「トップガン」や「シン」シリーズと同じく思い出に浸れそうな作品ではあるのですが、このインディにはあまり若い人の姿は見ませんでした。
こういうシンプルな冒険活劇は若い人には興
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

3.5

岡本太郎の宇宙人デザインで有名な日本の大映制作のSF映画
宇宙人はじつは友好的な方たちで地球の危機を推しえに来てくれた異星人だった
核批判や平和ボケした日本人への警鐘が描かれている佳作

ストーリー 
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