かめれおんライダーさんの映画レビュー・感想・評価

かめれおんライダー

かめれおんライダー

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.8

面白かった。
真ダコを愛し真ダコに翻弄されし男。こう書くと単に奇人なのだが語りと編集・構成が良く、いつの間にかタコに魅了されている自分が。
100%客観的立場に無い観測者がどれほど生態系に干渉する事に
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ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラムハウス・プロダクション製作。
割りと大人しい雰囲気、これはジャンプスケア連発の予感がしたので音量低めに。
幻覚かオカルトかの間に揺れる序盤が良い。強気と弱気の繰り返しで不安定な状態の嫁さんと程良
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.0

ラスト。無間地獄落ちが悲しく切ない。
時系列的には1の続き、故にラウ以外の主要メンバーは退場なので新規を補填。これは仕方無い事。が、「外様はいらんよ」という私の様な厄介モン対策のために回想シーンで初期
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.3

かつては3作中1位だった。サムがお気にのキャラなので。改めると、1と甲乙つけ難い。
次男坊は前日譚、所謂「ゴッドファーザー」式。だからかオマージュ多々あり。
「ゴッドファーザー」も2が好き。暫く観てな
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.5

久々の鑑賞。やはり面白い。傑作。
スリリングな展開、主演助演の男衆4人、強烈かつ印象深いカットなどなど称賛できる点の列挙が止まらない。臭くしつこい演出も込みで。
スコセッシ版より圧倒的にオリジナル。

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.0

仮設トイレ内でのワンシチュエーションスリラー(?)。
痛い・臭い・タイムリミット間近、絶望的状況とは言えノリはコメディ。
トライしてちゃんとベタに失敗。ラストの展開も態とグダグダに。客にツッコませるス
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.6

桜田淳子が素晴らしい。世代じゃないので、モノマネで誇張されたり、信仰にハマった人としか認識せず。ナメてた。
無理筋やおかしい部分はあるが、見映え重視と思えばある程度は許容の範囲内。

女王蜂(1978年製作の映画)

2.8

シリーズ通してのお約束はあるが、単品として観ると…何か足りない印象。女王蜂の説得力かなぁ。

獄門島(1977年製作の映画)

3.8

「◯△違いだが仕方無い」この台詞よ。
大胆かつ豪快なトリック。
長女浅野ゆう子だったんだ。坂口良子の半端ない可愛らしさ。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.8

折角なのでシリーズ全部を。今作以降は久々なのでうろ覚え。
やはり全体の雰囲気が好き。岸恵子と若山富三郎の存在感。悲しく切ないラストも良き。

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.6

リメイク作。嫌いじゃない。
忠実ではある。キャストも気合の布陣。ただオリジナルを超える事は出来ない。というか不可能、その前提で観るべし。松嶋菜々子、深田恭子も良かった。ただ相手が悪かっただけ。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.3

もう何度目か、定期的に観たくなる。OPのクレジットと音楽が最高で、展開も知っているのにワクワクが止まらない。全てが魅力的。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン監督、独特な作家性が爆発。
ジオラマ風の画の創り込みが素晴らしい。一時停止して細部まで確認したくなるほど。
入れ子構造。劇の内外を行ったり来たり、時系列も前後に行ったり来たりでやや
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

理屈なんて関係無し、撮りたい・やりたいを詰込みまくり。
クマムシより最強ジジイが無双、チャプター分け不要? オレはやりたいんだよって姿勢、徹頭徹尾エゴをゴリ押してノリノリ。楽しい。
観ずとも面白いと決
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

上映時間の長さと突飛な設定から、観ずとも何と無く知った気になり今まで避けてきた作品。
キャストが素晴らしい。ブラピの見た目が若返るに連れてテンション上がる。ケイト・ブランシェットをはじめ女優陣のキャラ
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ゾディアック(2006年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

十数年ぶりの鑑賞。ほぼ記憶にあらず。
実際にあった未解決事件がベース、故に白黒付かずのままエンド。
進んで下がって右往左往。アメリカ人には関心がある事件なのかもだが、私には馴染みが無くやや退屈。スンマ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

OPからして監督さんデビッド・フィンチャー好きなのかな感、オチでやはり。「ダークナイト」とかも好きそう。
あの映画のあのシーンから着想(オマージュ?)した箇所が多々あり。
暗い部屋でカチャカチャだけじ
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ほぼワンシチュエーション。勢いと疾走感があり良い。無理を押し通した力技の部分はあるが、そこも含めての熱量とテンションが◎
体制側・権力側が悉くクズ。主人公も私利私欲まみれ、善VS悪の構造じゃない所も良
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.0

BTTFみのある王道のコメディ。ロマンス要素と家族要素、崩壊寸前からの再建・成長、安心安定の展開で、大笑ポイントは無いが、下品さも無く気楽に楽しめた。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

先日、知人と「羅生門」の話題になった時にこの映画を思い出す。そして過去に何度か鑑賞しているも途中で寝落ちし完走出来ていない事に気づく。足掛け十数年、ようやく最後まで鑑賞。
誰が誰だか分かりにくい。しか
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「己とは」が主題。あの男一体何者?から展開にドライブが。キャストの演技が良く普通に面白い。日本アカデミー賞多部門受賞って事で、正直ナメていたが。レッテル貼りは良くないね、まさしく。
ノイズと感じる点や
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.3

廃墟系youtuberが湖底の屋敷を探索したらそこは幽霊屋敷だった。牛丼をおかずに炒飯食う馬鹿の昼飯みたいな設定がベリーナイス。
「こいつ動くぞ」がちゃんと動く。外連味もあり。細かい事は気にしない。別
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回路(2000年製作の映画)

3.2

返す刀で。湿った雰囲気が良き。
オバケ怖いに終末的な要素がプラス。取り返しのつかない感じのラスト、自分は好き。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.6

久々の鑑賞。やはり面白いサイコサスペンス。
キャストもGOOD 車窓の演出はこの頃からのこだわりだったと。色々と再確認。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.1

俺の流儀、ルーティンからの任務失敗。フリが効いていて不覚にも大笑してしまった。
そこからは割と坦々とした感じに進む。偉そうな事言っておいてまた大ポカしろと期待していたが、空かされ感。まあその期待がお門
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

シチュエーションスリラーかと思いきや。うーん、求めてた物と違うの出てきた感。裏切りはあって良いのだが、色々足りない。やる事はやって欲しかった。メッセージも「そだね~」としか。
邦題が悪いとの評を目にし
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インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ一緒。やらないけど「〜ゲスト」と二窓で観てみたいくらい。

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

オリオル・パウロなのでラストは既定路線。
この監督にとってのアンパンチ、今度はどんなのって楽しみ方。
パンケーキは弱火でじっくり、裏を焦がさぬよう。ちょくちょく焼き目の確認はしていたね。でも形はやや歪
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

傑作。オールタイムベスト候補。
多くを語らないタイプ。
切ない追憶。絨毯にはグッと来た。
鏡越し、テレビ画面越しなど反射を利用して精神面を描く表現方法が白眉。特に唾を吐くシーンと誕生日の思い出を語るシ
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フッテージ(2012年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

ジャンプスケアばかりでイライラ。
100%正論の嫁さん、なのに行動が伴って無い。なんやかんやいうて旦那に依存って事だろうが、納得いかず。旦那も結局日和るんかい、完遂しろよと。お金無かったんじゃないの?
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ここがオチ!!? 人によっては激怒するかも。
風呂敷広げたけど畳む事放棄した? 諦めた?
時間が来たから落としましたって感じ、前座の落語じゃないんだから。

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.5

度アップ多様も納得のシャロン・ストーンの美しさ。精神科医の女優さんとマイケル・ダグラスの無能っぷりも◎ ややダレる部分もあるが、展開が良く楽しめた。
実は初見。お股の奴としか認識しておらず。意外と言っ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ルール説明は中二病臭い理論というか御託を並べただけというかで、ほぼ頭に入って来なかったが、つまりは何でもありと解釈。なのでどんな展開になろうとも何とも思わず。
要はバカデカスケールの家族内いざこざ、そ
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

もう少し観てみたいと思えるショートムービー。足りなく無い、丁度。
暖かく、そして清々しい。
夢を追う若者として接する、このスタンス見習うべき。
「進撃の巨人」2周目の合間に。情報量で頭パンパンの状態に
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭はサイコー。
そこから後は兎に角画面が濃い。しかも誇張が強い。目が疲れた。バービー人形に明るく無いため、纏わる意味やギャグが完全に理解出来なかったかも。楽しみきれてない感じ、自分にはやや合わず。
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「X エックス」の前日譚。
如何にしてモンスターと化したか、なのだがのっけから素質と片鱗がビンビンなので。
変貌では無い。空吹かしからギアが入っただけだと。
前作のあれやこれの理由が判明。これによりマ
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