かめれおんライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

かめれおんライダー

かめれおんライダー

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9

「葛城事件」でお口の中が苦みMAX状態になってしまったため甘味処に駆け込むようにこちらへ。
宮本信子絶対倒れそうと冷や冷やしたけど安心安心。主演2人が信頼できるのでようやっと落ち着けた。ED曲まで歌っ
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(2023年製作の映画)

2.7

つまらない訳でも無く面白い訳でも無く。
バイオレンスやギャグ等の毒気も弱く、こすられまくった題材に何か革新的な部分や新解釈がある訳でも無く。北野映画だから観たという結果のみ残った。

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.8

コーエン弟監督作。
個性的なキャラクターと台詞回し、緊迫した状況でもどこか緩い独特の空気感、ベタありオフビートあり、と初期のコーエン映画のようで大変好み。下ネタの量をもう少し控えめにしていれば文句無し
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

楽しい。鼻持ちならない環境活動家をパージして火蓋が切られる大パーティー。アガるしドタバタは笑えるしでスカッとする。特に欧米の人は日頃の鬱憤が晴れたのではないかと。ラストも良き。奴を殺ってからはサメに肩>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.7

「レンフィールド」からニコラス・ケイジ繋がりで。
落ち目役者のキャリア復興と人としての成長を描いた王道コメディ。「その男ヴァン・ダム」みもあり、笑いどころ満載で楽しい。映画関連ネタのジョークは一瞬で把
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レンフィールド(2023年製作の映画)

2.8

コミカルなストーリーと雰囲気の中に、アクションやグロ描写等が多分に盛り込まれており、その手がお好きな界隈向けのサービスは良し。安心安定の楽しさとも言えなくは無いが、上記の要素どれもが及第点手前レベル。>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.4

アニメは視聴済み。評判は良いので期待と確認の意を込めて鑑賞。
概ね満足。まだ序盤も序盤なので続編も楽しみだが、このペースで行くと何部作になるのか、完結出来るのか、そこだけが不安。

ツイスター スーパー・ストーム(2023年製作の映画)

2.7

ヒューマンドラマメインのディザスター物。
スピルバーグ映画風なテイストあり。スーパーセル登場でかかるBGMも脅威的では無く、どこかロマンやメルヘンなもの。
迫力ある壮大な映像目当ての身としては思ってい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

TVアニメ版は一切観ていないため個人的にはスラムダンクの初アニメーション。そのせいか声優の違和感はあるが、それはきっとどんな声を当てようとしてもなので致し方無し。
躍動する漫画感が素晴らしい。新たな設
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.9

コーエン祭継続。
「ファーゴ」でハマり、次作のコレにうーんとなっていた当時。しかし、あれから何度も観るに連れて面白くなり気づけば癖になっていた映画。巷でカルト化したように、多分に漏れず自分も中毒気味に
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ディボース・ショウ(2003年製作の映画)

3.0

何度目かの視聴。就寝前の1日1コーエン祭開催。
面白くなかった印象があったが、意外と悪くないかも。
製作の背景とか知らずに言うが、コーエンらしさは無い。何もかもベタではある。「もっと色を出せ! 阿るな
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.7

何度目かの視聴。
コーエン兄弟デビュー作の再編集版。
フランシス・マクドーマンドが若い。けど既に貫禄あり。
すれ違い勘違いで事態がどんどん悪化、迫りくるキラーなど、後の作品にも通ずる要素がそこかしこに
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.3

久々の鑑賞。
ブルドーザーに乗りなぎ倒してでも欲望に忠実に突っ走る狂気的な男。ある意味ピュアで、迷惑であり憧れもあり。成し得た先の虚しさ、祭りの後の寂しさ。理解る。
そして圧巻のクライマックス。個人的
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

スラッシャーホラーの王道展開からカンフー映画へとジャンルがスイッチ。
後半はほぼアクションのみ、上映時間の割にややダレるが、後の「ベイビーわるきゅーれ」に繋がる見本市的なもの捉えればキーとなる作品かも
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.5

久々に観てもやはり面白い。
ルール無用で型破り。まさにロック。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ出演パートは過去のモンスターパニック物を踏襲した感じで概ね満足。
ドラマパートは正直言って浅い。臭い演出・台詞回しはあるが山崎貴監督らしいといえばらしいのでまあ良し。薄いけど良い事も言っていたし
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.5

前半は良い。面白い設定と、「なるほど確かに」と思える説得力あり。
問題は小さくなってから。ドタバタコメディにしろとまでは言わんがもう少し大小のギャップが欲しかったかな。予算の兼ね合いもあるだろうけど。
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ザ・インフェルノ(2017年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

チリ映画、漂うB級臭、ナイスなジャケットに惹かれ就寝前になんの気無しに視聴。
死姦や頭爆発四散などのグロ要素、レズビアン同士のエロ要素、何れも過激さに突出したところ無し。無駄に分かりづらく、何でやねん
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

アニメ6期と墓場鬼太郎がベース。水木しげる生誕100周年記念作品に相応しい出来の良さ。目茶苦茶面白い。
京極夏彦の百鬼夜行シリーズで一番好きな作品『狂骨の夢』、以来狂骨も好き、たくさん登場に歓喜。元気
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

信頼できない語り手による妄想かと思いきや異世界に迷い込んでしまったお話なのか。森や夜空の美しさからそう解釈。
「男ってろくでもない」あるある、これまで蓄積した不満とストレスが具現化。言い分はわかる。た
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.6

お決まりのギャグとアイテムが良い塩梅に挿入、違和感の無いキャスティングには原作ファンの私も納得&満足。原作初期のストーリーをチョイスしてくれた事も嬉しいね、槇村出てくるし。続編を熱望!!

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

壮大なスケールのファンタジーゆえ、この事から一旦良しとしようとも思ったが、登場人物達の理解の良さと早さ、行動原理、話の展開等々には流石に看過できない所が多い。
諸々の強引さやご都合主義ぽさも純粋なメッ
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.8

面白かった。
真ダコを愛し真ダコに翻弄されし男。こう書くと単に奇人なのだが、語りと編集・構成が良く、いつの間にかタコに魅了されている自分がいる。
この観測者は100%完全に客観的な立場では無いシチュエ
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ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラムハウス・プロダクション製作。
割りと大人しい雰囲気、これはジャンプスケア連発の予感がしたので音量低めに。
幻覚かオカルトかの間に揺れる序盤が良い。強気と弱気の繰り返しで不安定な状態の嫁さんと程良
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.0

ラスト。無間地獄落ちが悲しく切ない。
時系列的には1の続き、故にラウ以外の主要メンバーは退場なので新規を補填。これは仕方無い事。が、「外様はいらんよ」という私の様な厄介モン対策のために回想シーンで初期
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.3

かつては3作中1位だった。サムがお気にのキャラなので。改めると、1と甲乙つけ難い。
次男坊は前日譚、所謂「ゴッドファーザー」式。だからかオマージュ多々あり。
「ゴッドファーザー」も2が好き。暫く観てな
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.5

久々の鑑賞。やはり面白い。傑作。
スリリングな展開、主演助演の男衆4人、強烈かつ印象深いカットなどなど称賛できる点の列挙が止まらない。臭くしつこい演出も込みで。
スコセッシ版より圧倒的にオリジナル。

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.0

仮設トイレ内でのワンシチュエーションスリラー(?)。
痛い・臭い・タイムリミット間近、絶望的状況とは言えノリはコメディ。
トライしてちゃんとベタに失敗。ラストの展開も態とグダグダに。客にツッコませるス
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.6

桜田淳子が素晴らしい。世代じゃないので、モノマネで誇張されたり、信仰にハマった人としか認識せず。ナメてた。
無理筋やおかしい部分はあるが、見映え重視と思えばある程度は許容の範囲内。

女王蜂(1978年製作の映画)

2.8

シリーズ通してのお約束はあるが、単品として観ると…何か足りない印象。女王蜂の説得力かなぁ。

獄門島(1977年製作の映画)

3.8

「◯△違いだが仕方無い」この台詞よ。
大胆かつ豪快なトリック。
長女浅野ゆう子だったんだ。坂口良子の半端ない可愛らしさ。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.8

折角なのでシリーズ全部を。今作以降は久々なのでうろ覚え。
やはり全体の雰囲気が好き。岸恵子と若山富三郎の存在感。悲しく切ないラストも良き。

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.6

リメイク作。嫌いじゃない。
忠実ではある。キャストも気合の布陣。ただオリジナルを超える事は出来ない。というか不可能、その前提で観るべし。松嶋菜々子、深田恭子も良かった。ただ相手が悪かっただけ。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.3

もう何度目か、定期的に観たくなる。OPのクレジットと音楽が最高で、展開も知っているのにワクワクが止まらない。全てが魅力的。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン監督、独特な作家性が爆発。
ジオラマ風の画の創り込みが素晴らしい。一時停止して細部まで確認したくなるほど。
入れ子構造。劇の内外を行ったり来たり、時系列も前後に行ったり来たりでやや
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

理屈なんて関係無し、撮りたい・やりたいを詰込みまくり。
クマムシより最強ジジイが無双、チャプター分け不要? オレはやりたいんだよって姿勢、徹頭徹尾エゴをゴリ押してノリノリ。楽しい。
観ずとも面白いと決
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